「ある意味、壮大なストーリー!」6才のボクが、大人になるまで。 ジョニーデブさんの映画レビュー(感想・評価)
ある意味、壮大なストーリー!
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原則として、映画は前情報なしに見ることにしている。この映画もそうだった。
ファミリードラマ風に、特に大きな事件はなく普通の家庭のよくある日常を淡々と描いている。結構長い映画ではあったが、平凡なストーリーの割にはそれほど長く感じなかったのは、なかなかうまい脚本のせいだったのかもしれない。
母親も父親も、子供達へ話した含蓄のある人生訓が印象に残った。また、子供たちのセリフも、(良い意味で)普通に話してるようで引き込まれた。
6歳のメイスンと姉のサマンサ、その母親と父親を中心に描いているが、メイスンが高校生位になると、鼻が少し大きくなったかな位の違いで、実によく似た俳優(子役)を見つけたものだと感心していた。サマンサのほうも同様な感じの印象を受けた。もちろん、母親と父親は同じ俳優で充分通じるので変える必要はないが。
ところが見終わった後、解説を読んで驚いてしまった。あの子役の二人も12年後の二人も同じ子役だったとは。つまり12年かけて撮った映画だったと言うことである。何という映画なんだ!映画そのものより、その事に感動してしまった。
なんだか6歳だった自分の息子が、大学入学するまでの成長を見守る父親の気分だ。
大学に入って、気の合いそうなルームメートとの出会い、彼と彼の彼女と彼女の友達と4人で一緒にキャンプしに行き、大自然をバックにしてその新しいガールフレンドになりそうな彼女と楽しそうに会話するハッピーエンドは、父親の目で見ても微笑ましいシーンだった。
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