情愛中毒のレビュー・感想・評価
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不倫ものはやはり好かん
冒頭のブーツに酒入れ、部下に飲ませる!度々見かけるがもう気持ち悪い、観ているだけでウェッでなります。パワハラですよ〜!
確かに不倫に走る2人は美男美女です。絵的に綺麗です。でもどうしても純愛だとか、切ないとかは一切思いません。あんな身近な人とそういう関係になったらやはり周りは勘づくし、怪しく思います。奥様同士のちょっとゾッとしそうなお付き合いの中では格好の噂話の種になりましょう。浮気された側の奥さん、赤ちゃんがせっかく出来たのに、みんなの前で旦那が浮気相手に感情露わに怒り狂ったのでは気の毒としか言いようがない。あの場はジンピョン,堪えなければ。せめてもの礼儀でしょう。
挙句は目の前で自らの胸を打ち自殺未遂、美しい愛の話とはどうしても思えません。
ベトナム戦争という歴史的トラウマの、韓国での記憶に初めて触れた気が...
奥さん
傷を持つ者が惹かれ合い慰め合う
PTSDに悩まされる兵士は韓国でも同じ
ベトコンが夢に現れるといった症状で精神安定剤も飲んでいた英雄キム・ジンピョン大佐。戦争が嫌なんじゃないの?とも思うが、エリート将校だからしょうがない。そんなジンピョンを演じるのが兵役逃れをしたとしてニュースにもなったソン・スンホンだ。最後まで見ると、役柄も因縁めいている気がする・・・
R18なのでそれなりの際どいベッドシーン等があり、相手役のガフン(イム・ジヨン)のナイスバディに心奪われてしまうほど。設定は華僑の娘で女中として働いていたが、その主人に無理やり結婚させられたという悲話もあり、誰でも惚れてまうがな・・・的な魅力ある女性でした。もちろん、ジンピョンの妻(チョ・ヨジョン)も気取ったメガネをかけているけど美人なのです。
単純に不倫ストーリーではあるけれど、断酒してたり精神安定剤を飲んでいたり、将校なのに声が小さいといった伏線もある中、酒を飲ませると何するかわかんない恐怖もある。それが破滅的な人生の入り口だったとはラブラブな時には気づかないものだ。
最後はさすがに泣けるけど、途中はダレてくるかもしれない不倫劇。そんな中、韓国映画の2本に1本は出演してるんじゃないかと思う名脇役ユ・ヘジンや、ペ・ソンウといった俳優が脇を固めていてしっかりした作りでした。
で、なんでこの残念な邦題。
これもベトナム戦争症候群のひとつ…
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