ギヴァー 記憶を注ぐ者のレビュー・感想・評価
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人類の未来は…
平和と引き換えに愛を失う
最初はモノクロの世界。
人々は完璧に管理された世界で色も感情も持たずに、平和に暮らしている。でもどこか変な世界で
ギヴァーに与えられた「記憶」はどれもとても美しいものだった。それは今の私たちが当たり前のように目にしているものばかり。それがどれほど幸せなことなのかを教えて貰った気がする。
お父さん役の人、えらいかっこいいなと思ったらターザンの人だったのね(笑)
そしてテイラースウィフトも出ます。可愛い。
どんな結末か不明
差異は不要だと思うか?
映画「ギヴァー 記憶を注ぐ者」(ィリップ・ノイス監督)から。
たぶん・・この長さの映画では、メモの数は最多だろうし、
台詞のほとんどをメモした気がする。(汗)
世界の荒廃を経て、人類は(差別もなく)平等で、
争いのない理想郷のような社会を作り出した、までは理解できる。
みんな平和を願っているのにもなぜ戦争が終わらないのだろう・・とか、
いじめや人種差別など、まだまだ課題が残っている現代、
どうしたら、無くせるだろうか・・と真剣に考えてた時があったが、
その考えを根底から覆された気がして、とても印象に残る映画となった。
人類は、肌の色も人種の差異もない社会を作るために「色彩」を、
心の奥深くから湧き出てくる感情を抑制するために「音楽」も手放した。
確かに、差別(差異)も無く、同じ意識を持った人間が集まり、
怒りや憎悪の感情が生まれてしまう危険性は、格段と減った。
しかし・・味気ない生活、面白みのない人生が繰り返される。
争いごとや、貧富の差がある社会を肯定しているわけではないけれど、
この世に生まれたからには、与えられた環境がいかに差異があろうとも、
喜怒哀楽とともに、生きていくことが人生ではないか、と感じる。
先輩の「ギヴァー(記憶を注ぐ者)」が、次世代の「ギヴァー」に問うた
「差異は不要だと思うか?」の質問が、心に残った。
差異(差別)を無くそうとするのではなく、少なくしようとすることが大切。
本当に差異が無くなったら、窮屈な生活が待っているんだよなぁ。
もう少しなにか欲しい
尻切れトンボ
最近ありがちな設定。
生物学的には、ヒトの社会は不完全で、
種の存続という最大の目的のためには不合理な点も多い。
アリやハチのように完全な社会の方がより合理的で、
それを標榜することは決して悪ではあるまい。
この映画内でも薬を使って、
長老がそれを実現しようとしている。
一方、ギヴァーはそれに組みしない。
よくあるパターンは長老が私欲で動いている悪なのだが、
この映画ではそうでもないらしい。
愛は知らずとも、その方が幸せとも思える。
だが、知識を得ることによって色彩まで変わり、
愛は世界を救う的なお決まりのパターン。
しかも、救えたかも判然としないラスト。
もやもや感だけが残った。
惜しい
設定、目的、映像、とてもいいと思います。
が、全て惜しいんですよね。
ギヴァー?レシーバー?
レシーバーはそのうちギヴァーになるってことでいい?
最後、境界を越えてコミュニティに影響が出るのはよくわかんなかったです。
分かりにくい
当たり前の日々の大切さ。“感情”の持つ意味とは。
【賛否両論チェック】
賛:日頃忘れがちな“感情”の重要性に気がつかされる。色彩の使い方も新鮮。
否:ストーリーそのものはツッコミどころが満載で、尻すぼまりな印象。割と説教染みた主張にも、好き嫌いは分かれるか。
設定は「ダイバージェント」や「ハンガー・ゲーム」等にも通じるところがありそうな、結構ありがちな感じですが、本作は色の使い方がステキです。色彩を知らないということで、最初は画面もモノクロなのが、イイ味を出しています(笑)。当たり前すぎて普段は気にもかけない、“感情”というものの大切さに、改めて気がつかされます。人間には感情があるから、怒り、憎しみ合ってしまいます。しかし同時に、感情があるからこそ、お互いを愛し、思いやることも出来る。そんな純粋なことを、本作の設定がストレートに投げかけてきます。
「感情を持てないなら、生きてる意味はないよ。」
というジョナスの言葉や、
「痛みのない人生に、本当の価値はない。」
というギヴァーの言葉が、身に染みます。
お話そのものは結構難解というか、ツッコミどころは満載な感じで、終わり方もかなり尻すぼまりな感はありますが、人間性について深く考えさせられる、そんな作品です。
足りない
もういいよ
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