0.5ミリのレビュー・感想・評価
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自分が生きるために訳ありな老人を半分脅しながら住みつくサワ。 けれ...
自分が生きるために訳ありな老人を半分脅しながら住みつくサワ。
けれども、お金は貰わず、
食事だけでなく身の回りの世話を心をこめてする様は心に染みる。
老人達は、お金があろうと家族があろうと心に寂しさを抱えた人ばかりでいつの間にかサワがその隙間を埋めていく。
それでも身元のわからない若いサワといつまでも一緒にいるわけにもいかずそれぞれの別れがあり特に坂田利夫と津川雅彦は悲しかった。
最後のマコトとのエピソードはマコトの秘密になんとなく気付きつつもあぁ、こうおわるのかぁという感じ。
冒頭の木内みどりの自殺は少し謎が残った。
リアルなんだけどリアルじゃない。
これも親族をふんだんに採用した作品。超高齢化社会と言われる今の日本に訴えているのか、高齢者は皆孤独ということを訴えているのか。確かに高齢者がどんどん増えているのに、触れ合いが全くない。個人の生活を気にしたこともない。自分もいずれはこうなるのにな。リアルな世界の中唯一現実味がないのが主人公。なぜこんなにも身寄りがない?あえて主人公をファンタジーにすることで高齢者のリアルを出したかったのか。社会世間から放り出された人間が、孤独な高齢者にとってかけがえのない存在になる。そしてそれが高齢者だけでなくまた別の弾き出された人間を救うことになる。こういう人っていっぱいいるんだろうな。自分がどんなに狭い世界で生きているのかを痛感した。
やっぱり凄い
安藤サクラさんが大好きでずっと気になってた作品!!
3時間越えの長編映画と知って今までそんな長い映画は観たことがなく最初は躊躇ってしまいました
やっぱり安藤サクラさんは凄いなあってずっと感心....
百円の恋も万引き家族の時もそうだったが本当に演技に見えない!!ナチュラルで本当に実在してそう....!!
でも、内容はあまり個人的には理解出来なくてつまらなかったです(難しいとか考えさせられる系が苦手)
3時間超えでつまらない、とても退屈でした....
とくに戦争を長々と語っているシーン(飛ばして観ちゃった)
まあ、気になってたし安藤さん好きだし一回でも観れただけで良かったです!
今を生きる
出会う人によってその時々に人生のテーマが変わるような気がします
よほどの人嫌いか無人島の住人でもなけりゃ何らかの形で人と関わりがあるものだしその中でも自分の人生に多大なる影響がある時だってあるでしょ
今は自由に何処へでも行けてなんでも出来て未来を選べる時代
そうではなかった頃に比べれば幸せな事なのかも
自由すぎる時代の中で人と人が付き合うのはとてもたやすくそして難しい
上っ面で付き合うならそれもいいけどそれだけじゃ寂しいけど本音を語れる人はそうは見つからない
相手との距離がどれほどなのか目に見えれば楽だけど人付き合いで楽なんでしたらあとあと泣きを見るかもね
パーソナルスペースがある程度の見極めになるでしょうが人付き合いの関係はそうでもない
心と心の距離なのだから日本と海外ほど離れていたって0.5ミリってことだってあるでしょ
「息がかかるほど側にいてほしい」って歌ったのは誰だっけ
子供の時には分からなかったな
面白い映画でした。
まことくんの救い
100円の恋 に続けて観ました。
長いけれど いろいろな救いのある映画。
坂田さんの別れ際の笑顔 草笛さんがきれいにお化粧して
旦那様に体を支えてもらっているときのうれしそうな表情
いろいろな人の前に突然現れて 風のように去ってゆく
さすらいの介護ヘルパー
え(・・?まだ終わりじゃないの
と最初は思ったけれど 最終章のマコトくんのエピソードも
素晴らしかった
そのことに気づいても 問い詰めることなく
血のつながらない父の家から連れ出し
新しい下着と生理用品をさりげなく手渡し
母の形見の赤いワンピースをかえす・・
優秀な彼女のことだから しっかり洗って
火事の煙のにおいは残っていないと思う。
いちばん救われたのは 間違いなく
将来のあるマコトくん
長いけど良かった
とにかく長い。もう少し短くできなかったのか。
でも、作品はとても良かった!
マコトくんはどうなっちゃったのかな?て思ってたら、ちゃんと回収されてて良かった。
ラストのマコトのエピソードはびっくりでした。
でも、なんでワンピースを赤く染めたのか?あのワンピースの意味は?イマイチ理解できなかった。あと、子供時代のマコトの髪を切るシーンがあったけど、産まれた時から男の子として育てたのではなく、途中から男の子にしようとしたってこと?
そこらへんが理解できず、少しモヤモヤしてます。
マコトの母も、自殺しちゃったあとのことは考えなかったのかな?あの火事は偶発的なものなわけだし。
マコトを男にしてまで頑張ってきてたのに。
とにかく、安藤サクラの演技が素晴らしかった!
【黑電影】0.5mm。
妳是金光黨嗎?
日本是個高齡化社會了,許多社會問題也就不知不覺衍生出來,走在街上,許多上了年紀的大人們還日復一日繼續原先宛若有所貢獻的工作及生活,為了不讓家人擔心、為了表現存在的價值、為了維護薄如紙的尊嚴,依稀甚忙的日子依舊鋪在高齡者身上,沒有前進也沒有改變,延宕了整個社會的脈動,更拖延新陳代謝的轉換,這個國家就這樣慢慢凋零了,連0.5mm(0.5ミリ)的進程也沒有達到,遑論百尺之外的創新。
高齡化真是現代社會不得不去面對的問題,有多少人做好準備?對孩子們來說,任由他去就是最自然的親子互動嗎?上了年紀的大人們,有幾人會了眼不見為淨?
老人確實愈來愈影響社會百態,可是,身為年輕一輩的你我,難道沒有責任?
這部電影堪稱是本屆金馬奇幻影展我所觀看的電影當中,最具震撼且最有劇情的一部,於我而言,探究社會現象始終是類似職業病的行為,碰到涉及社會福利議題的電影,我更不會等閒看待,即便這部電影長達一百九十六分鐘。
三個多小時的電影,我絲毫睡意也無。
片頭,砂羽從天天照顧片岡爺爺的居服員突然角色一變,變成得要滿足片岡爺爺的特殊服務提供者,就在觀眾腦中開始浮出各種具有遐想意味的服務內容時,意外隨之而來,而且打亂了砂羽的人生,不過一個晚上,她就從擁有穩定工作的專業照顧者變成手足無措的失業人士。
如此張力強大的劇情安排,說正格,是在考驗觀眾之於老人服務的底線。
倘若妳是砂羽,會不會接受片岡太太的要求進行這場夜間的特別服務?專業與現實之間的拿捏,究竟該怎麼評斷才對?
行將就木的老人家這輩子最後的要求若此,妳會不會動了惻隱之心幫他這一把?
不是每位照顧弱勢者的看護人員都那麼有耐心,但能在長照領域工作的人內心良善泰半無庸置疑,砂羽如此,只是突然失去工作後,她茫然了,走在街頭不知下一步該怎麼走,那樣的不安與惶恐幾乎打倒一個人的堅持,也許她會不明不白地走偏了路、或絕了路,也可能在更多衝擊之後發現相信專業與依靠自己才是最應該的決定。
然後遇見康夫。
我真的想歪了,看到砂羽衝上前喜孜孜地幫康夫解決了在KTV過夜的問題,我霎時以為她會使出惡劣手段將康夫灌醉然後劫財,甚至用點女色也要讓這個插著呼吸管的老人把錢掏出來;我想得下流了,一夜歡唱過去,砂羽真的只是為了找到暫時的棲身之所而已,看到康夫臨別前塞了一萬元外加大衣給這個不知哪兒來的好心女孩時,我才發現自己偏差的想像。
這個社會到底是混亂的,也不可否認,萎靡之中仍有光芒。
但也不可否認,人在劣境中會顯露醜惡的一面,哪怕,砂羽惡的其實是種歪掉的正義。像抓到阿茂的毀損和真壁老師的偷竊。
如果報警有用的話,這個社會就不會有那麼多壞事了!
以這般念頭做為說服兩位慌張老人的藉口,然後強行住進人家家裡,原以為那會是另一場奇幻遭遇的開始,劇情卻在阿茂的普通日常裡讓我看到老年人對於交友的遺憾,也在真壁老師的死要面子之中窺見老人情慾的渴望。
忙碌的冷漠社會讓我們以為長輩老去之後還是有能力照顧自己,畢竟住所有了、退休俸有了、還可以自在行動,晚輩有什麼需要擔心的?但人年老後,交際空間縮小了、人際關係退步了、表達能力退化了……只有紙糊般的臉皮更加強韌,晚輩不再去關心他們,他們更將自己閉鎖在寂寥空洞的空間裡。
有多寂寥呢?空寂到,阿茂即使清楚齊藤根本是來騙錢,他也寧可相信這流氓是他唯一好友,只因齊藤會靜下來聽他說話聽他抱怨,其他人呢?誰會把他看做正常?任誰也看不出那麼一個可憐老頭口袋裡揣了千萬元,齊藤是唯一清楚的人,也是惡質的傢伙,卻不是最惡的那個。
錢財阿茂不是沒有,卻已不再重要,他想要的事物,錢根本買不到。
真壁老師空洞的內心在人來人往的購物中心更是種諷刺的凸顯,退休後的生活一點也不快樂,妻子重病在床,他只想逃避,於是以讀書會為名,早餐後就離開那個只剩空殼的居所,看護濱田早看出他心中的失落,順著老人家的話語給了暗諷的假面。
退休老師真的不再想靠近失智的妻子了嗎?我以為不然,卻,直到砂羽以傳說中的小三身份出現在那棟房屋裡,一切才開始轉變。
相較於阿茂需要可以說話的伴,真壁需要的是能撫慰寂寞內心的滋潤,就是一點點的青春精露,他什麼都可以。砂羽是個聰明且守份際的女孩,她明白站在浴室外頭偷窺的老頭子在想什麼,她不用呼喊,一記眼神就打發了事。
上了年紀後,人的情慾沒有因年紀而衰退,只是藏得更深更隱密了,日本人的壓抑性格也在真壁老師這一段顯露出來,雖然心臟蹦蹦跳的,他終究不能也不敢賭上一輩子累積來的名望,然後給逮到他偷女孩寫真的砂羽抓住把柄,學生與老師之間的複雜情愫,似假若真。
我覺得這是「0.5mm」裡面最有意思的橋段,滿足了幻想、卻看清現實間的問題。
也許大家看著電影發出會心一笑,然後忍不住笑說這些老人都傻了,未必,人活到這把歲數沒有真傻的,只是在等待陽光將時間帶走,讓一切回歸最初。阿茂的安排、真壁老師的執念,甚至最後一段佐佐木老爹沉醉的酒鬼生活,我不覺得他們真傻了,只是日子已經沒有期待,看似一切都失去了,卻說不上來究竟還有什麼沒有?也在這時托出日本社會的另一個問題,同時也是台灣年輕人普遍遭遇的狀況,宅在家裡的微小封閉。
那不像某些日劇描述宅女腐女魚干女的輕鬆詼諧,當孩子只願或只能窩在家裡哪兒也不去的時候,身為父母者沒有不緊張的,少了人際互動便少了口語表達的能力,片岡家的小真來到佐佐木家,僅是換了個姓、個性卻一樣,以筆對談的方式在一般人眼裡看來多麼不可思議,可在小真的世界裡,那是最直接也最不會衍生問題的回應。
雖然砂羽在買衛生棉的時候,真的嚇到我了。
「0.5mm」以輕巧步調描述砂羽和四位老人的相遇,把應該相當沉重的老年社會實況用近似喜劇的風格呈現,或許砂羽的遭遇多有無奈,她畢竟是專業的照顧服務員,照顧老人家的生活起居不是問題,也在劇情流轉間悄悄透露了社會福利之於日本的現況;我相信真相沒有那麼浪漫,年輕人少有願意投入這塊宛若夕陽產業領域的,可若如砂羽,因自身特殊狀況而轉念去做,雖然出發點並非完全自願,起碼是種新興力量注入。
只是,砂羽那歪掉的正義還是直接奪走觀眾的目光與笑聲。
而且,長期照顧服務產業一點也不夕陽,反而處於正要火熱的原點。
這是今年金馬奇幻影展最得我心的一部電影,女主角安藤櫻精湛且豐富的演技完全收服我,幾位演技派的老演員更是璀璨這部電影的關鍵,日本電影向來是這套日和調調的,但「0.5mm」真的拍出了值得一看的寫實。
不曉得看完三個多小時的電影,妳我有沒有給電影傳達的感動往前推動了一咪咪的距離?若像真壁老師所言,這個時代人心已經淪陷了,聚集這麼多人的感動,還有沒有可能把社會發展的方向扳正個0.5mm?
也許是慢了,可是,有動起來至少有份希望存在。
日本早就是這樣緩慢的國家,台灣呢?
優しさの押し売り?
この映画、難しい。
主人公のやっていることって、老人を脅して居候するわけで
リアルだと犯罪になってしまう。
もっと言えば、孤独な老人の心の隙を突くという意味では、
投資話を持ち掛けた詐欺師と変わらない。
主人公が介護をしたがる動機もよくわからない。
しかし、そうはいっても主人公のしたことは老人のためになり、
結果だけみれば皆が幸せになっている。なら有りか。
3時間超だったけどあまり退屈せずに面白く観られた。
天使
サワちゃんといるお爺ちゃんは幸せだなあ。まるで、魔女の姿で現れた天使ですね。ラストで女二人で嬉しくて泣いてしまうシーンが、共感しました。だって、そんなに優しくされた事がないと思うから、ちょっとした優しさで泣くほど嬉しいと思うんです。
さりげなさが、温かい。
安藤さくらが際立つ作品。 業務違反をして介護職をクビになり、居候で...
安藤さくらが際立つ作品。
業務違反をして介護職をクビになり、居候できそうな老人を見つけては住みつく。
最初は強引ながらも、次第にサワ(安藤さくら)なしでは生きていけなくなる老人たち。
最終的に最初の介護で世話になった家族のところへ居候する。そのあたりがあんまり意味がつかめなかったけど、こういう生き方もありなのかと。
どこでも生きていくと決めたら強いね。
3時間魅了され続けた
いろいろあって無一文となった
安藤サクラ演じるサワは
金持ちそうなおじいちゃんを
捕まえては押しかけ、世話をする。
その様がとても爽快。^~^。
どんどんおじいちゃん達が
サワに心を開いていく様子が
とてもホッコリしました♨︎
最初、ヘルパーしていた家の布石は
後で雑ながらちゃんと
説明がありますが、それがわたしは
わりとビックリしました。
とにかく笑って泣ける
長いですけど是非見てほしい
映画です!
あと出てくるご飯が美味しそう…
これだけでも見る価値アリです。
老人掴まえサクラ咲く
3時間15分強と言うラスボス級の長尺映画でしたので、全く長さを感じさせないと言ったら嘘になりますが、長尺映画が苦手な私にしては珍しく見入ってしまった作品でした。
現実的でありながらも現実離れした何とも言えない展開が見る者を飽きさせないと言うか、今までに見たことの無い作風がとても新鮮で、思いっ切り安藤桃子ワールドに惹き込まれてしまいましたよ。
冒頭の、押し掛けヘルパーになるまでのシーンからしてとにかく凄かったですが、その後小さいエピソードも含めれて4人の老人(とその関係者)と繰り広げられた犯罪スレスレの押し掛けヘルパーぶりが、最初と最後で180度印象が変わってしまうような、何とも不思議で魅力的な空間だったので、思わず唸らされてしまいました。
これはリアルな老人の現実とファンタジーの融合か?
しかし凄い、これを考えた安藤桃子監督&演じた安藤サクラ姉妹の才能は半端じゃないですね。
そしてさすがはお姉さん、妹の生かし方も、実は可愛らしい部分なんかも、よく知っています!
更には坂田利夫をこんなにうまく演出できる方は、そうそういないと思いましたよ(笑)
死ぬまで生きたい、生を感じたい、その感覚は、実際それを感じれる年齢になってみないとその実は分かりませんが、やはり人間としての尊厳を奪われることが、老いた者には一番つらいことなのでしょう。
もしサワちゃんのような悪魔で天使なヘルパーに出会えたら、相当幸せな最期を迎えられそうだし、現実を受け入れられる気がしますね。
しかし忘れた頃に冒頭のエピソードを回収する辺りの意外性も、本当に素晴らしかったなぁ。
それはさすがに1ミリも予想してなかったので・・・やられました。
サクラの義理の両親の使い方も、ある意味凄かったですね!
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