「良作故に見える課題…」0.5ミリ 好きこそモノのヘタレなれさんの映画レビュー(感想・評価)
良作故に見える課題…
観終えて安藤サクラの評価が更に上がった一本。
いやむしろ「百円の恋」の評価が高まったなぁ…
実姉の監督作ということもあろうが、とにかくサクラ氏の魅力が半端ない。
そして普遍のテーマ「老後」を、軽妙ながらも鋭く抉った脚本、作劇も見事。
そして情感豊かに脇を彩った助演の年寄りども(失礼!)の生き生きかとした怪演ったら!
「人はいつか老いる」
深刻なれど中々直視出来ない(いや、敢えてしないのか)テーマを、説教くさくなく物語り、かつ長尺を気にせずしっとり考えさせてくれる作品。
ただ…
やっぱり3時間超かけてこのアッサリ感は、映画として勿体無いわな!
総じて尺をあと1時間削られるかどうか…
今の邦画インディーズの課題だろうな…
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