さよなら歌舞伎町のレビュー・感想・評価
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悲喜こもごも
ラブホテル。
多くの人が一度はお世話になったことのある、少し非日常なあの空間。
ご休憩ですか?なんて聞かれる宿泊施設はなかなかないだろう。
だって訳すと『泊まりでするのかしたら帰るのか?』だよねあの質問。
なんてことを感想書こうと思ってたらまず浮かべてしまった。
ごく狭い世界の話ではあったけど、そこで繰り広げられる男や女の、人間の、愚かで惨めでみっともなくて、愛おしいありのまま感が、好きな作品でした。
殺されてしまった人は、果たして死ぬ必要があったのか?そこが不満なので点数引いてます。
時効成立おめでとう。
内容聞いたら、逃げて欲しいタイプの人たちだった。
刑法と民法で善悪を引く子持ちの不倫女刑事なんて、全然正しくないと思うわ。
さよなら歌舞伎町。
歌舞伎町のとあるラブホテルに関わる人々の群像劇。
始まる恋もあれば、終わる恋もある。鈴木さんの長い恋も。デリヘルへの短い恋も。ホームレスの女とスカウトマンの行きずりの恋も。刑事同士の不貞な恋も。
ラブホテルという、性欲をぶつけ合う場での様々な恋愛模様が描かれている。
恋愛とは性欲を美化した表現に過ぎない、と誰かが言っていた。私はこれに賛成だ。そもそも論として人は欲があるからこそ行動するのであり、その行動からまた色々な欲が派生し、新たな行動を生む。つまり欲とは原動力なのだ。理性のタガが外れない程度に欲深く生きたいと思った。
「他人に迷惑かけるなって親に教わらなかったか?」
歌舞伎町
あっちゃんが脱がないことにガッカリしてる人は多いけど、逆に元アイドルだし見たくない。
親には言えない職業っていうのに納得してしまった。たしかにラブホ勤務もAV女優も言えないよね。
個人的に韓国カップルの話が良かった。
村上さんの役が刺激的だった
染谷君が出ていたのでみた。
あっちゃん、、、イニシエーションラブでは可愛いと思ったけど
この映画は可愛さを感じなかったのと最後の歌いらないとおもった。。
でも映画全体の内容は結構すき。
刑事不倫のシーンがエロすぎてどうしようかと思ったけど
まあラブホ舞台だからしょうがない。
かと思えば家で少女との恋愛話すごいピュアで可愛いし
韓国人カップルのお話は切なくて愛おしくてすごくよかった。。
あの目隠しのお風呂シーンなんぞや。。切なすぎる。。
最後の最後のシーンが逃亡劇の終わりっていうのもよかった。
後味すっきり!
どうでもいいけど村上さんと大森さんが少しだけでていた。
あんなおじさんなら私の方からお願いしたいと思いました(笑。
汚れずには生きていけない人間が汚れていくまさにその瞬間を捉えた生々しいドキュメンタリー
一流ホテル勤務と自称する徹は、実はしがないラブホテルの雇われ店長。
連日ホテル現れる客は、実に様々。
彼氏に内緒で体を売る在日韓国人のデリヘル嬢。
学費欲しさに撮影を重ねるAV女優。
デビューのために枕営業を拒めない新米ミュージシャンに、不倫する女性警官。
「お願いだから死んでくれない?」と母親に言われ家出してきた少女と、彼女をデリヘル嬢にしようと画策する男。
そしてホテル清掃員の女性は、家に時効目前の指名手配犯をかくまっていた。
しかし徹にとってはどれも他人事。
その夜も、いつも通り怠慢な夜になるはずだった。
しかしホテルに現れたAV撮影部隊の中に、実の妹が。動揺。
そして立て続けに同棲中の彼女と知らない男が。動揺。
みんな汚れていく。
みんな腐っていく。
重なった動揺は、徹のしみったれた世界を打ち砕く。
でもその中にも細い光があったりして。
全てが崩れ去った後に、果たして何が見えるのか。
っていうね。
染谷主演だーっつって観たけど、予想をはるかに超えるいい作品だった。
あとは前田敦子、ほんと女優になってからすごいいと思うんだな。
これも、「苦役列車」もすごい好き。
AKBとかさっさと辞めて大正解だったよね。
大島優子とか篠田麻里子も女優してるけど、比較対象にすらなんないと思った。
以前ドラマの視聴率悪くてけちょんけちょんに言われてたけど、それはただ本人がドラマじゃなくて映画やりたいからやる気があんま出ないってだけなんじゃないの?って擁護したくなるくらい。
歌も普通に上手いじゃん、ビブラート素敵だった(生だとアレってことか...)。
染谷もやっぱすごくいい!!
すごーーーくいい!!!
むさ苦しくて、薄汚くて、鬱憤にまみれてしみったれたこの役はきっと染谷将太と山田孝之にしかできないと思う。
井浦様の出演映画は7割がた観たから、同時進行で染谷も観るぞーーー!!
恋愛オムニバスの中では韓国人カップル譚が一番好きだった。
終盤のお風呂のシーンは自然と涙が出た。
なんとなくだけど、韓流ドラマの人気出る意味がちょっとわかる気がしたよ。
芯が強くて意地っ張りな少女が堪えに堪えてでも堪えきれずに見せてしまう涙は、やっぱジーンときてしまうわ。
不倫刑事のセックスシーンにはげんなりしてしまったけどそれ以外は満点でした!
南果歩も松重豊もさいこー\(^o^)/
清々しい
最後は清々しい気持ちにさせてくれた。
韓国人カップル、時効待ちカップルの2カップルが最後は幸せな方向にむかっているのがわかってほっとした。
染谷くんの演技は相変わらずの安定感。
その相手が前田敦子ということで見るまで
期待感が薄れていたけど、
思ったより違和感なく楽しめた。
うまいことイヤな女を演じていてびっくりした。
でも最後の泣きながらの弾きがたりは
役のせいもあってか、いらなかった。
何よりエンディングとかぶせてほしくなかった。それぞれのカップルの行く末を集中してみたかったので。
韓国人女優さんの演技は、愛らしくてでもすこし健気で、引き込まれた。
新宿は人が沢山集まって、賑やかで華やかだけど、人生の中では通過点の場所でしかなく、無理して意味あるように思い込みながら都会にしがみついている生活が歌舞伎町という小さな世界でうまく描けていた。いい映画でした。
このセンスすごく好き♡
R15とあってけっこうハードなシーンも多かったけど、結局は群衆劇というか・・人情や愛情に響くものがあってそんないやらしいものではなかった。舞台がラブホとあってちょっとドキドキする。普段みれないラブホの裏側を見れてなんか驚きもあった。
いろんなストーリーが平行されていて・・でもとても自然でセンスがいい。こじつけとか感じられず、最後まで完結していてなんかとても好感もてる脚本だった。勉強になりました。エンドロール最後の最後までムラがない。曲も良かったです。本当に個人的ですが・・忍成修吾さんが出ていて良かった。ノーマークだったのでちょっと得した気分。演技見れて良かった~。
いろいろな人物がかみ合ったお話し ラブホテルだけの話ですが 原発問...
いろいろな人物がかみ合ったお話し
ラブホテルだけの話ですが
原発問題も若干かかわっていたり?
あとあっちゃんは脱ぎません
ラブホテルの裏側や男女のあれこれ
敦子
基本的には面白かった。
狭い空間に都合よくどこかで繋がってる人間が集まりすぎだろうとは思ったが、それに関しては抵抗なく楽しめた。
群像劇として、それぞれのストーリーに関する伏線描写が弱い割に冗長と思えるシーンもあったりはしたが、まあどの人物のストーリーも気持ちがよく進んでいったので個人的にはスッキリした。
ただ、韓国人カップルの風呂のシーンがあまりに長すぎて、あそこは大きなマイナスポイント。
重要なシーンではあるが、もう少し削れただろう。
まあこの映画の特筆すべきは出演者に演技が下手くそな人が一人もいなくて、その演技力が無茶な展開をカバーしてた点。
一番はあの韓国人女優さん。
彼女は別格にしても、前田敦子も下手したら日本の同世代の女優では五本の指に入るんじゃないかというくらいの上手さだった。
エロシーンは思った以上に過激で、フィフティシェイズよりよっぽどエロかったが、私の前で見ていた中年夫婦はどういう気持ちで見ていたのだろうかと余計なことを思った。
ちなみに前田敦子はベッドシーンどころかキスシーンすら無いので、ファンはご安心を。
ファンタジーでしょ
田舎の中学生が考えそうな、歌舞伎町ってこんなトコロ。
ベタなエピソードのオンパレードです。
実妹や恋人との遭遇、刑事と逃亡犯の遭遇など、出来過ぎな偶然が次々と起こります。歌舞伎町って一軒しかラブホ無いんですか?と訊きたい位の高確率。ここまでくるとファンタジーでメルヘンな世界です。
出てくる人の多くが、自分の生い立ちを勝手にベラベラ喋るのも、不思議。そんなオープンマインドな世界、行ってみたいです。
責めてるわけでは無いんです。いいんですよ、映画なんだから、ファンタジーで。そこを責めるのは、大人げない。
ただねえ、どうせフィクションであるのであれば、非常ベルを鳴らすラスト、ショボすぎます。もっと、面白く作れたでしょうに。
リアリティそこそこ、アイディアそこそこって、何なんですか?一体。
脚本家ご本人いわく、こんなものは左手でも書けるんだよとの事。それを、さすがベテランの作と持ち上げちゃイカンですよ。
インデペンデントを気取りながら、都合の良い所だけミーハーで、マエアツさんなどタレントの知名度に頼るのもいかがかと思いました。
役者さんたちは、とても良かったです。もったいないくらいの熱演でした。
んん、
染谷将太は相変わらずいい。てっきり前田敦子との絡みがあるのかと思いきや、そうではなかったので少しがっかりした。てか、前田敦子の必要はあるのか?彼女だけやはりイマイチだった。
男女の絡みの裏にはそれぞれの事情があり、それぞれの色があった。他人のプライベートを覗いているようでドキドキした。そりゃあんなところにいたら頭もおかしくなってしまうだろうなあ‥
おっぱいが素晴らしかった。
染谷将太が管理人やってる歌舞伎町のラブホテルを舞台にした群像劇…って聞くと面白そうなんだけど、いかんせんいくらなんでもそれぞれのエピソードが浅くてしょぼくない…?と。つじあやのが手がけた音楽のゆるさがしょうもなさに拍車をかけ、久しぶりに映画館で「早く終わらないかな…」と頭で思った。
しかししかし、「お前らのクソくだらねー事情なんかどうでもいいし俺はこっからランナウェイするわ」と言わんばかりのラストの染谷将太のあの行動は、前述の僕の感想を代弁してくれたみたいで嬉しかった。なんか不思議な映画体験だった。
ただ女優の方々が出すおっぱいが軒並み素晴らしかった。ここだけは人生ベスト級。
素直に面白いと思います。
数組の特殊な、でもきっと世の中には以外と存在していそうなカップル(不倫とか家出娘とか)の話が同時に展開していく。
話の軸にいるのは、一流ホテルの従業員…ではなくラブホ店長の染谷君とミュージシャンを目指す前田さんカップル。彼らは倦怠期でセックスレス…と色んな紹介文で見かけるけど、ラブホの店長であんな色んな人たち見てたらそんな気にはならなそうだよなぁと思いました。
前田さんの演技は、その昔テレビで見かけて好きになれず、且つ元アイドルという肩書きも手伝い、映画で評価が高くなってもなかなか見る気になれなかったものの、この映画はなぜか見てみようという気にさせました。
やはり脱ぐの脱がないのという話がよく出ていますが、私としては、この映画では激しい露出や絡みはなくて良かったのではないかと思いました。
それよりもむしろちょっとキャラ設定が稀薄でした。枕営業をしようとするくらいなら、もっとガツガツしたところや、強い自己顕示欲みたいなものをどこかで見たかったです。そのせいか染谷君と比べてどうも印象が薄くてバランスが悪い。
あと、彼女は声の可愛らしい人だなと思います。積極的に前田さんの今後の出演作が見たいとは思うには及びませんでしたが、どんな女優さんになっていくこか、気になるところではあります。
この映画の中で素晴らしいのは、やはりイさんのカップル。皆さんの評価のとおり、イさんの演技が素晴らしいです。俺たちもうだめなのかな、と語りかける彼の横で、ご飯を口に詰めて泣くのを堪える表情。目隠しをしてお風呂に入っているところ。どんなお客さんでも、心から赦して、受け入れる優しさ。すごく魅力的なキャラクターでした。
他にもたくさん魅力がある映画でした。
南果歩さんの、オバチャン然としたキャラと、警察に反抗する愛に生きる女というキャラの行き来。村上淳さんとイさんのセックスシーンとその後の和むやりとり。染谷君の妹役のおっぱいなどなど。。
時折差し込まれる妙に現実的な部分があって、例えばヘイトスピーチであったり、311の震災だったりがそれで、ここは確かにちょっと違和感というか映画を見ている時、そのまますんなり見させない抵抗感のようなものを感じました。そこを良いのか悪いのかという評価は私にはできません。単純に、それが日本にあるということはまぎれもない事実なので。韓国の俳優さんを遣わせてもらった中でそこも映したのは、良いのか悪いのか、複雑な気持ちです。
すんげえなー
日活ロマンポルノ時代から脚本の荒井晴彦さんを追い続けてます。前田敦子の出番は意外に少ないながら横顔ショットのエロチズムは脱ぐより感動。染谷将太の不安定な演技は素晴らしい!エンディングロール後にタイトルの意味が!
ドヤ感が鼻に付く
わりと胸くそ悪い気持ちになりました。
先に良かったところをあげます。
南果歩はよかった!鈴木さんバージョンも柏木さんバージョンもよかった。
松重さんとのキスが映画全体を通していちばんキュンとした。
つまらないと思われる向きもありましょう。
でもどうぞエンドロール終わりまで我慢してみてください。
南果歩と松重豊がちょっとだけ本編のもやもやを晴らしてくれます。
家出少女の女の子はかわいいし、演技がうまいと思いました。
韓国の女優さんも可愛らしかったです。
怖そうすぎてみてないですがメビウスの妻と不倫女を二役やった人らしいです。
いいと思ったところは以上です。
続いてイライラしたところ、げんなりしたところをあげます。
前田さん出番すくなっ。
キスさえしませんので前田さんからはR指定要素はないです。これで主演?てレベルの出てこなさです。
韓国人の男の子は、日本人の女を抱いて小遣い稼ぎをしていたようですが、そのパトロンを拒否したのは自分の彼女のデリヘル勤務を知ってしまったショックであって、春をひさいだことへの罪悪感ではなかった。
でも、彼女には「体を洗っても自分の体の汚れは落ちない」なんて言わせてる。
男(の作家)が、体を売った女に、自分は売春したから体が汚れている、と言わせる、あるいは思わせる描写に、つよいつよい不快感を覚える。
女性に寄り添っているように見せかけて、実は貶めているということに気づいているのか、気づいていないのかはわからないけれど。どちらにしても、許せるものではない。
人種差別や東日本大震災やネグレクトという要素の使い方も、あざとく思った。自分(作り手)の、俺は問題意識を持ってる!という矜持(だけ)を、見せびらかされたように思えた。
AVに出ようとする妹が語る震災後の辛さや、家出娘の告白が、説明的過ぎるというか、あんなに理路整然としゃべれるような知性がある人物像ではないのに、上手にしゃべっており、、、作り物感がつよくて心に届かなかった。
そこらへんは雑なのに、デリヘル嬢とその彼氏のお風呂シーンは異様に長く、間をかなりとったけれど、彼氏の吐息(興奮?)がうるさいしでなんだか全然きゅんとせず。
いい役者そろってるのに、いいと思えない点が多かった。
主人公も、職業詐称がばれて、彼女が枕営業しちゃって、妹がAV出ちゃって、追い払った売春婦が死んじゃって、テンパったのはわかる。
それで不機嫌になって塩釜に帰るってか?
え?何それ?それって前進なの?
大体一流ホテルに受からなかったのは、絶対震災のせいでなく、自分が未熟だっただけなのに、世界のせいにすんなと思った。
刑事の不倫カップルの、女の方の正義感もうっとうしかった。
デリヘル店長の母親語りもうざかった。
てゆうか、田口トモロウが実年齢50代やないの?
そのの母親が2年前で享年57?いったいいくつの設定の役なの?その辺も雑!!!
「さよなら歌舞伎町」であって、「さよなら新大久保」ではない。
テーマ、間違ってませんか? 主演の染谷+前田より、どうなるか予想つく韓国人風俗嬢カップルの時間が長い。長すぎる。
グランドホテル形式(ならぬラブホテル形式)の効果を狙ったんだろうけど、他にもちょっとイロイロな人たちを描き過ぎたかな。
役者陣のそれぞれがすばらしい演技を見せてくれただけに、薄まってしまうという少し残念な結果に。
◎なのは、主人公からすると、妹AV出て、彼女が枕営業して、変な客ばっかで…そりゃ逃げたくもなるっていう結論。ヒロインかはすると、逆ギレしつつ、しれっと無かったことにしようとするけど、逃げられて、それでも待つ……だていう男女のズルさを若い二人はよく演じていました
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