「ファンタジーでしょ」さよなら歌舞伎町 catさんの映画レビュー(感想・評価)
ファンタジーでしょ
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田舎の中学生が考えそうな、歌舞伎町ってこんなトコロ。
ベタなエピソードのオンパレードです。
実妹や恋人との遭遇、刑事と逃亡犯の遭遇など、出来過ぎな偶然が次々と起こります。歌舞伎町って一軒しかラブホ無いんですか?と訊きたい位の高確率。ここまでくるとファンタジーでメルヘンな世界です。
出てくる人の多くが、自分の生い立ちを勝手にベラベラ喋るのも、不思議。そんなオープンマインドな世界、行ってみたいです。
責めてるわけでは無いんです。いいんですよ、映画なんだから、ファンタジーで。そこを責めるのは、大人げない。
ただねえ、どうせフィクションであるのであれば、非常ベルを鳴らすラスト、ショボすぎます。もっと、面白く作れたでしょうに。
リアリティそこそこ、アイディアそこそこって、何なんですか?一体。
脚本家ご本人いわく、こんなものは左手でも書けるんだよとの事。それを、さすがベテランの作と持ち上げちゃイカンですよ。
インデペンデントを気取りながら、都合の良い所だけミーハーで、マエアツさんなどタレントの知名度に頼るのもいかがかと思いました。
役者さんたちは、とても良かったです。もったいないくらいの熱演でした。
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