劇場公開日 2015年1月24日

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「バイオレンス映画じゃありません。ほのぼの系エロ映画です。」さよなら歌舞伎町 唐揚げさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0バイオレンス映画じゃありません。ほのぼの系エロ映画です。

2020年3月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

幸せ

まずタイトルにある歌舞伎町のせいで、僕はてっきりバイオレンス要素が入ってくるのだとばかり思っていたのですが、ほとんどそのようなシーンはありませんでした
(あえて言うなら、忍成修吾さんのゴルフ場でのシーンと向かいのホテルでの…ぐらいです)。
確かに治安は悪いのですが、歌舞伎町というよりは新宿といった感じで、韓国料理店や在日韓国人へのデモなど文化や情勢についてもほんの少しでしたが、描かれていました。
途中でたまに流れる音楽も、登場人物たちが抱える問題の重さとは反して、だいぶ軽やかで愉快な音楽でした。
登場人物たちの重い問題よりかは、最後のハッピーエンドに重きをおきたいのかな?
全体的なストーリーとしては1日でこんなにたくさんの事件起きないだろと言う感じですが、お話なので。
お話だと思ってみれば、時系列に次々と事件が起きるので、観ていて楽しいです。
私は面白かったと思います。
ハッピーエンドと書きましたが、完全なハッピーエンドではありません。
途中まではこれはどの登場人物も幸せにならずに終わるのではと心配しましたが、まあ、なんとか。
また、観る前は染谷将太さんと前田敦子さんがメインなのかと思ったら、前田敦子さんは言うほど出てこず、どちらかというと、イ・ウヌさんか南果歩さんの方がヒロインといった感じでした。
ラブホテルが舞台ということでエロもしっかりと描かれていました。
一部モザイクがかかるほどで、俳優さんの体当たり加減が凄かったですw
先入観で決めつけて観てしまうとがっかりなんてこともあるかもしれないですが、作り話だと割り切って観れば普通に展開も面白い作品でした。

唐揚げ