くちびるに歌をのレビュー・感想・評価
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素晴らしい15歳たち
当初は、心の闇を持った柏木先生がどう変わっていくのか、がメインテーマだと思っていましたが、彼女を取り巻く中学生たちの闇いや心模様の方が壮絶で、そこに向き合う15歳の覚悟に、ただ涙が止まりませんでした。
特にサトル君は、普段飄々としていて、淡々と自分のすべきことをこなす彼が、初めて「合唱やりたい」と親にぶつけ、反対されながらも何とか合唱を続け家族に感謝する姿勢。もう彼一人でこの映画の8割背負いながら、彼一人で5億点出てます。
アンジェラ・アキの歌はズルいけど泣いてしまう。
しかし、あの離島に、新垣結衣と木村文乃がいるなんて穏やかじゃないぞ。
役者陣でいえば、鉄板の木村多江。出てくるだけで泣けちゃう。
アキラ君も良かった。
多くの人に観てほしい映画です。
お見事
新垣結衣の抑えた演技がよい
合唱シーンが心に残る
中学生の生徒たちが眩しすぎる。この合唱コンクールのことを、これからずっと宝物として生きていくんだろうなと思わせる。合唱の課題曲「十五の君へ」を物語の中心に置き、「生きる意味」「生まれてきた意味」など重くなりそうなテーマを扱いながら、観終わった後には爽快感だけが残る。生徒たちが抱える悩みと、先生が抱える悩みが、過去・現在・未来の時間軸で交錯しながら最後の合唱シーンへと収束していくのは、なかなか見事な演出になっている。話がきれい過ぎないように、嘘っぽくならないようにする配慮もある。お馬鹿な男子中学生や美しい先生の乗るポンコツ車などは、いいスパイスになっている。また船の汽笛の音が効果的に使われており、最後に回収されるのもよく工夫されている。新垣結衣のひとつの代表作であるとともに、子役たちにとっても今後の活躍に向けた重要作品である。
いきることの意味
心があったかくなりました。 ガッキーも生徒役の人も演技上手くて良か...
涙腺完全崩壊。 誰もが青春の刻に想いを馳せます。 サトルの作文、重...
気持ちのよい涙が流れます
感動!!
大好きな1本になりました‼
監督のフィルモグラフィー&新垣結衣さん主演てことを考えたら、正直なんとなく気乗りしない作品だったのは確か……。
すみませんでした‼
本作、サイコーでした‼
大好きな一本になりました‼
ベタで直球、絵に書いたような大団円と、青春映画の王道のような作品だが、本作はそれが最高に合っているのだ。
観るまでは『北のカナリヤ』や『二十四の瞳』っぽいのかなと思っていたら全然違っていました。
それぞれかかえる家族の問題は『ギルバート・グレイプ』や『レインマン』に近いかな……。
上記の作品などを語る時にいつも当たり障りの無い言葉を選び、最大限に気を使ってしまう。
当たり前と言えばそうだけど、それで良いのかなとも思う。
きっと周囲の人たちは疎ましく感じてしまうこともあるのが現実のはずだ。
そういうことに蓋をして見せる映画やレビューはある意味美化されているのではないだろうか?
しかし上記の作品たちはその綺麗事ではない部分までしっかり描いている良い作品である。
本作も同様、そういうところまで掘り下げたところは立派で好感が持てる。
とは言うものの、そこを前面に出している作品というわけでもない。
それもこの世界の一部だし、各々が抱える切実な問題、特に思春期の子供たちがぶつかるリアルな問題、それらすべてがこの広い世界の中の一部なのだ。みんな悩んでいるんだよ。大人だって同じだ。ただ大人はガードや対処を知っているってだけ。子供たちはそれがない分真っ直ぐ受け止めてしまう。それが胸を締め付けられる。それぞれの痛みが伝わってくる。
その真っ直ぐさと、ド直球さがピッタリ本作の作りに合っている。
私同様、監督のフィルモグラフィーとガッキーのパブリック・イメージで敬遠されている人もいるかもしれませんが、騙されて一度観ることをオススメしたい作品です。
傑作だと思います。
反則!
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