グラスホッパーのレビュー・感想・評価
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菜々緒と山田涼介の怪演が素晴らしい
面白かった。
まぁ〜、いろいろと不確定要素が多い作戦とは思うけど、ご都合的な部分に目を瞑れば、非常に面白い映画でした。
中でも菜々緒と山田涼介の怪演が素晴らしいね。
菜々緒は、顔のイメージにピッタリの悪女っぷりで最高! 美人だけど冷たいイメージが、スゴくハマってました(笑)
山田涼介は暗殺教室でしかみた事無かったけど、かなりの演技力ですね。難しいキャラでしたが、身体能力が高さと、キレイな顔なのに闇を抱えたような雰囲気を持っている点が非常に合っていました。キャラに説得力がある。
その他主要キャストの演技が素晴らしい。本作は、キャラクターが強いので、どうしても演技に嘘臭さが出てしまいそうですが、あまり気にならなかった。寧ろ、ちゃんと世界観が作られており、とても良いと感じました。
原作未読
原作を材料に違うものを作り上げた感じ。
大衆向けに修正されて、原作の持ち味がなくなってます。
みんな普通の人に寄って、格好良さもない。
原作のまま実写でやると、嘘っぽくなるからですかね。
2時間にまとめるというのはやはり難しいのか。
原作は大好きですが、映画はそこまで好きになれませんでした。
いやいやいや…と突っ込みたくなるシーンはありますが、そこまで酷い映画ではないので、原作を知らない人はある程度楽しめる映画なのかもしれません。
ただひとつ気になるのは、押し屋一派の子供が何故ハロウィンの時に鈴木の妻と出会っているのか。
偶然??
それとも……?
締まりがない感…
山田涼介がよかった
キャストが合ってるなぁ
演出の薄っぺらさを、役者が救ってるカンジ
原作は相当面白いようですが、
忠実ではないようですね。
いつものように僕は未読ですが(笑)
だから1本の映画として、フラットな感想です。
婚約者が亡くなった無差別殺人から、
シブヤの裏社会に巻き込まれた男のお話。
予告編でもキービジュアルになっていたけど、
冒頭から渋谷スクランブル交差点の、
俯瞰撮影された群衆が怖い。
グラスホッパーってバッタのことだけど、
まるでバッタの群衆にも見える。
導入の掴みで、期待は膨らみました。
てっきり主人公は、
恋人の復讐するのだと思っていたけど、
そうではなかった。
ネタバレするから書けないけど、
そのやり方は面白かった。
分かりやすい伏線もばらばらと貼られていて、
予想しながら観るのも楽しかったです。
けど無駄なシーンが多い。
見終わった後、あれもこれもいらなかったなぁ。
それなら男たちの美学とか想いとか背景とか、
もう少し行間を描いて欲しかったかな。
(小説は結構繊細らしいです)
サスペンスアクションに
振り切ればいいのに、
いろんな要素が入ってきてややこしい。
まるで数本の映画を観たような読後感。
唐突感とうすっぺらさも否めません。。
こういうところは、
監督の手腕なんでしょうけど。
あと邦画によくあるけど、
美術セットが良くなかったです。
悪者のアジトとか殺し屋の住まいとか、
劇場型ステレオタイプの造りで、
こんなとこにいないわってカンジ。
リアリティが少しでも欠如すると、
こういう物語はシラけてしまいますね。
でもね、そんなことを超越するくらい
役者たちは素晴らしかったですよ。
主役の生田斗真くんは
アンニュイな演技で
感情移入がしっかりできるし、
浅野忠信さんはさすがの安定感。
特筆すべきは山田涼介さんですね。
暗殺教室も良かったけど、
今作は狂気に振り切って、
怖い殺し屋を演じきってます。
そんな彼を見るだけでも、
価値あるかな。
宇崎竜童さんが印象的な役で、
すごい存在感でした。
全体には
演出の薄っぺらさを、
役者が救ってるカンジ。
好きな役者さんが出てるなら、
まぁドキドキしながら楽しめる
平均的な映画です(笑)
増えすぎてしまったら、群れごと焼き払うしかないんです
映画「グラスホッパー」(瀧本智行監督)から。
大好きな作家「伊坂幸太郎さん作品」の映画化とあって、
とても楽しみに鑑賞し、期待を裏切ることなく観終わった。
もちろん原作を読んでいるが、書籍でメモした台詞と、
映画でメモした台詞の違いもまた、私の楽しみとなっている。
今回は「ジャック・クリスビー」の台詞を取り上げたかったが、
やはり「クラスホッパー」(バッタ)について、の描写。
「殿様バッタは何色か、御存じですか?」「緑じゃないですか」
「普通はそうなんですが、密集したところで育つと
『群集相』と呼ばれる変種になります。色が黒くなり、
羽根が伸び、凶暴になるんです。足りなくなった餌を得るために。
人間も同じです。過剰なまで情報が密集する今の世の中では、
人間も欲望を満たすために変種になる。
群集相のバッタのように、凶暴になるんです」
今の殺伐とした世の中を、この例えでスパッと表現するところが、
やはり唸るポイントだった。
しかし、後半にその解決策が、作品の核になってくる。
「群集相のバッタの話ですが・・」と切り出して
「増えすぎてしまったら、群れごと焼き払うしかないんです」
う~ん、さすが、としか表現できないなぁ。
原作を読んでみたい
映画作品としては、少々期待はずれだった。主要人物である 生田斗真、浅野忠信、山田涼介の3人が、影響しあう展開がなく物足りなさを感じた。キャラクター的には出来上がっておりよかったと思う。特に殺し屋である蝉、鯨。鈴木にかんしては、終始活躍という活躍がなく、含ませておいたグラスホッパーの回収がいまいちだったように思う。最後、子供が指輪を届けてくれたという展開は好きだったが全体的 評価としては 思っていたよりも「う~ん」という感じであった。
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