「大きなスクリーンで!」岸辺の旅 shironさんの映画レビュー(感想・評価)
大きなスクリーンで!
大スクリーンで観た『八月の狂詩曲』で “映画を浴びる” 快感に目覚めてからずっと映像ジャンキーです。
今はDVDで映画を観るのがやっとなのですが、『岸辺の旅』DVD販売試写会のお陰で、いつもの自宅TVサイズより、かなり大きめなスクリーンで鑑賞することが出来ました。
でも、これは!!
この作品は劇場で観たかったぁぁぁ。。・゜・(ノД`)・゜・。
本当に映像が素晴らしい!!
映画は総合芸術だと、よく言われますが、まさしくその通りだと思わせてくれる作品でした。
照明も効果的でしたし、音楽もズルイぐらいに効果的。(←かなり細かい音まで)
衣装も美術も…全ての要素が監督のもとで一つに合わさって、言葉に出来ない複雑な思いを描きあげていく。。。
DVDの販促企画なのに申しあげにくいのですが…この感動、ご自宅TVサイズで伝わるのかしら??
そう考えると映画って、一期一会な気がします。
どの年代にどの映画を何処で観るかで、印象が違ってくる。
この映画に出会えて良かったです。(。-_-。)
映画.comさん、ポニーキャニオンさん、本当にありがとう。
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ホラーが苦手です。
なんで好き好んで怖い思いがしたいのか??
さっぱり理解できません(笑)
映像で語りかけてくる黒沢清監督の映画は大好きなのですが、怖い思いはしたくない。
毎回ものすごいジレンマなのです。~_~;
今回、良い意味で違和感が画面に同居しているのを見て
映像から“何か”を感じとって楽しむ映画としては、ホラーが一番わかりやすいのかもしれない。。。
そんな風に思えてきました。
追記:一瞬で居なくなるときの雑すぎるカットが、すごく良かったです!!
「質量は0でも“ある”」を感じました。