ナショナル・ギャラリー 英国の至宝のレビュー・感想・評価
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英国のプライド
200年以上の歴史を誇るイギリスの美術館・ナショナルギャラリーを捉えたドキュメンタリー作品です。British Gallery ではなく、National Gallery と名乗っている所に英国のプライドを感じますよね。僕は、美術的な素養など全くないので、収蔵品の様々な絵画を紹介する様な作品だったら退屈しそうだなぁ と心配したのですが、いやいや、監督が追っているのは絵画よりもむしろここで働く人々でした。 登場する学芸員一人一人が、 まあ、究極のオタクの様な人ばかりなのです。絵の事を語り出したら止まらず、また、言葉の端々に英国人らしい高いプライドが感じられ、それぞれの個性が面白かったです。でも、同じ様に絵の事を語っても面白い話の人も退屈な話の人も居て、自分の感動を伝える事の難しさを思わぬ所で感じてしまいました。 展示会の準備や片づけ、神経を使う修復作業やそれに関する最新技術の紹介も興味深かったです。ちなみに、僕自身はナショナル・ギャラリーよりは大英自然史博物館に一度は行って1週間くらい通いたいです。 2015/06/18 劇場鑑賞
完璧なプロモーション映画でした。
とにかく絵を見せてくれた。 学芸員が一枚ずつ、歴史的、芸術的、科学的、資料的、修復方法など様々な観点からみなさましゃべるしゃべる。 5分ほどのエピソードの嵐。 すっごく面白くてひとつも見逃せない3時間。 もう脳みそパンパンですよ。 最後の方は「あと何枚ですか?」と聞きたくなった。 おしり痛かった。
絵画の見方
宗教画とかそこらへんの時代の絵画が多くて、あんまり興味ないかもななんて思ってたのが逆に、見るポイントや気の持ちようを教えてもらったおかげで、次からはこういう絵も想像力膨らませて面白く見られそう。 キャンペーン運営や資金の話だとか、鑑賞者側が知り得ないようなミーティングまでチラ見できて、見せる側の意図と見る側の意思のギャップを埋めるってのも大変そうです。 ちょっと長かったので、家で流し見で丁度良かった。
美術館に3時間、居られますか…?
ドキュメンタリーの巨匠フレデリック・ワイズマンが、世界最高峰と言われる美術館“ナショナル・ギャラリー”に密着。 映像化を熱望したという、3時間の大作! 美術品の数々、その修復や研究に携わる学芸員たち、知られざる美術館の秘密や仕事は興味深い。 が、長い長い長い! 学芸員による美術品の説明的な話が延々延々と続き、似たようなシーンが延々延々と。 滅多に見られない名美術館の内幕だけ特別感あるだけで、作品自体は散々言われてるようにNHKのドキュメンタリー番組のよう。 さすがに退屈。睡魔も…。 美術や芸術に精通してる人には3時間でも足りないくらいなのだろうが、つくづく自分には芸術的価値観は無いようで…。 行く事は無いであろう名美術館に行った雰囲気だけでも感じられたら…。
興味深い。
他の方のレビューにあるように、一気に観ようとすると睡魔に襲われてしまう可能性も… ただ、美術館にある素晴らしい作品たちを見ることが出来るだけでも嬉しいのに(日本に住んでいると、実際にはなかなか行けないですしね。)、更に解説や裏側を知ることが出来るのが何よりも嬉しいし、大変興味深い。 又、絵画の前でのピアノ演奏やバレエ(コンテンポラリーと言った方が近いのかな…)もとても素晴らしい!!! 作品を飾る際の照明や床材などへのこだわりや、一つの展覧会を開催するための職人たち(あえて職人と言いたい)の情熱、運営側の苦労やバトルなどを知ることが出来た今、改めて美術館に行きたいと思う。
酷評が多いようだけど、この映画はそんな私たち観客も含めた話をしてい...
酷評が多いようだけど、この映画はそんな私たち観客も含めた話をしているはずなんだが、と思います。観客たちの顔と名画の中の顔がモンタージュされていた意味はそこにあるはずです。
TVで十分
良く寝ました・・・・ 芸術作品と美術館の裏側が観れると思って行ったのですが・・・・ 映っているのは説明員の顔や見学者の顔は半分以上。 なぜ作品を映さない!! 観るに堪えないので目をそらしていると直ぐに寝てしまう。 そんな映画でした。 反省、反省、反省・・・・
長い。
長いよ〜 初めてのワイズマン監督。 覚悟はしていたけど、なかなか長かった。 面白かったし、いい映画だったんですが、 美術史の講義を連続2コマ受けたような疲れが。 頭がパンクしました。 美術館ガイドが絵画の解説をしているシーンが一番多く、自分も美術館で説明を受けているような感覚でした。 面白かったんだけど、さすがに長くて集中力が持ちませんでした。 そのほか、美術館の運営や予算などの内実が見られるシーンもあり、こちらの方をもっと見たかった。 DVDで少しずつ見た方がよかったかな。
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