山口冨士夫 皆殺しのバラードのレビュー・感想・評価
全3件を表示
山口冨士夫の半生後半の生き様
山口冨士夫を知らずして日本のロックを語るなかれ!!
生き様は勿論、死に方までロックを貫いたロックアーティスト。
血腥い事は嫌いだけど、個々の個性を重んじ辻褄の合わない事には異義を唱える。
人生の後半の映像を収めてるので、お世辞にも上手と言えないギターだけど、魂だけは伝わる。
永きに渡って山口冨士夫を見てきた人間にとってはそれも味。
涙なくして観れない‥。
終戦直後の米軍基地クラブから没落した日本のクラブで米兵の喧嘩の仲裁に入って死ぬまでブルース。
コメントする (0件)
共感した! (0件)
少しでも日本のロックに興味があるなら見てください。
日本のロック創成から現在まで最高の音楽を作り続けていた山口冨士夫のドキュメントです。晩年を撮った作品ですので体力的な衰えはありますが、瞬間的にきらめく凄みは充分伝わります。この人を見るといかにこの国に普通なロッカーがいないかわかります。矢沢某など足元にも及ばない程の才能がありながら商業的に恵まれなかったある種の孤高の天才で不世出のロッカーの唯一の映画です。
そして少しでも感じる事が出来たなら彼の音楽にも是非触れてみてください。人生を変える力がある程の映画になると思います。
全3件を表示