チューリップ・フィーバー 肖像画に秘めた愛のレビュー・感想・評価
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嘘によって男たちの人生が狂っていく
チューリップバブルを描いた映画ということで観てみた
R15+らしいがそこまで過激な描写はないように思う
孤児院の若い女のソフィアが
貿易商のコルネリスの経済力によって妻になり
その夫との子どもを希望される
そこに若い画家がやってきて
ソフィアと画家が不倫関係になり
二人で逃避行するために
画家はチューリップの投機に手を付ける
当然、それは失敗してしまう
その後、マリアが妊娠したことにより
その子供をソフィアの子供にすることを考え
自分は出産のために死んだことにするという計画を立てる
計画のあと、ソフィアは不倫の熱が冷めたが
自分の居場所がなくなってしまった
ここまで大胆な計画を立てたなら不倫愛を貫くかと思ったがそうでもない
登場人物、世界観の雰囲気はよかったが
やってることは不倫愛
それを世界観とかで綺麗にみせている
なんというか全体的にソフィアの不倫と嘘によって
男達の人生が狂っていく感じになっている
マリアの恋人だった魚屋もソフィアの不倫を
マリアと間違えたことがきっかけで海軍に行ってしまう
コルネリスは過去に自分の妻と子供が亡くなった過去があり
真実をすべてしっても共犯者だったマリアを許すどころか
財産も渡してしまうので寛大だ
ソフィアをカネで買ったという負い目があったのだろうが普通に良い人だった
チューリップバブルに対しても冷静だし
さすが貿易で財を成した人だ
最後に全体的にハッピーエンドっぽくなっているのが
少し無理やりっぽい
タイトルなし(ネタバレ)
この状況なら若い男に夢中になるのもわかる。
一獲千金を得ようと男たちが奮闘するのもわかる。
わかるんだけどコルネリスが悪い人じゃないだけに微妙な気持ちになるしこれだけ大掛かりな事しといて結局なんなんだって感じだしラストの後日談が適当なのも気になった。
マリアの1人勝ちなのがなんだか納得いかない。
コルネリスに感情移入
この作品で感情移入出来たのはコルネリスだけでした。若く美しい女性ソフィアをお金で買った、という事実だけだと暴君を想像してしまいますが、実際はとても優しくて良い夫。それだけに冷酷すぎる仕打ちを受けているのを見るのは辛かったです。
ソフィアは貧乏ゆえ買われる他なく、いくら大事にされてるとはいえ相手は初老。イケメン画家と出会ったらそりゃ不倫もしたくなるかなぁと序盤は理解できましたが、子どもを産んで死んだことにするなんて企みは異常過ぎます。事実を知ったコルネリスが可哀想で(泣)
しかし1番理解に苦しむのはマリア。召使いの分際で、よくしてくれた主人を脅すとは。産んで速攻でコルネリスにバレてしまったのもこの人のせい。
殺されてもおかしくない裏切りなのに、ちゃっかり家も資産も家族も手に入れてハッピーエンドというのにはモヤモヤしました。
結局コルネリスも幸せになれたから良かったけれど、せめてマリアは解雇して追い出して欲しかったです。その優しすぎるところがまた素敵なんですが。
チューリップにしろ何にしろバブル崩壊は恐ろしいと感じました。
チューリップバブル
アリシア
おっぱい可愛かったです。
旦那さんの人間の出来が半端ない‼︎
カラクリがわかっても
黙って受け止めて(冷静なんて無理だ〜)
マリアに家を譲って出て行くなんて
なんて器の大きい人なんだ〜
そして
マリア
子だくさん(笑)
ハングオーバーでもやらかしてたけど
今回もやっちまったなぁ〜
ヘリット
球根「食っちまった」は無いよね(困)
当時の様子が描かれてて勉強になる
大好きなアリシア・ビカンダーのフェルメール風ポスターに惹かれて劇場で鑑賞。
まぁ始まってしばらくはとにかくベッドシーンばっかりでどうしようかと思ったけど、当時のアムステルダムのごみごみした様子とか、チューリップで一旗上げようという狂乱の様子がありありと伝わってきて面白かった。
アリシアは孤児院出身という役に合わせてだと思うけど、もう少しふっくらしてた方が好きだな。反対にマリア役の女優さんは、色白でふっくらして中世絵画に出てきそう。ヤン役の俳優さんは若い頃のディカプリオそっくりだった(笑)
最後はまさかのハッピーエンドで、若干ええーっ?という感じ。そしてヤンとソフィアが教会で再会したところで終わっても良さそうなものを、マリアたち家族がコルネリスへと感謝の祈りを捧げるシーンまで入れたのは、あんまりにもコルネリスが不憫すぎてあとから付け足したんじゃないかとさえ思ってしまった(笑)
暇つぶし程度にどうぞ。
ヤンのお友達ののんだくれじゃない方が、gleeのウィルシュースター先生役のマシューモリソンでした。
わー!こんなところでMr.シューじゃん!
そのときめきの加点ありです。
映画本体だけだと☆2って感じ。
そうオススメって感じではないですな。
すんごいネタバレですけど、すったもんだの末生まれたソフィア嬢に母マリアが語って聞かせる昔話、なんですね。
ソフィア嬢の名前の由来になったソフィア奥様と貧しく若い絵描きヤンの不倫物語です。
17世紀オランダの様子が見られて良かったとは思いました。小国オランダが世界的に成功していた時代です。
お祈りとかはすごくカトリック感強く、まぁここんちは体制側だろうから当然カトリックだろうなとか。
ちょいワル感のあるジュディディンチがいいねとか思いました。
飲んだくれの友達が、絶対飲むなと言われるフリを見事に理解して酒を飲みまくったのは、もう自明の理ってやつでね。そらそうなるでーって思いました。
借金取り全員引き連れて修道院へ行けばよかったのにね。
ソフィア奥様がなぜヤンを嫌って、その後なぜ惚れたかが全然わかりませんでした。
最初っからときめいてたけど、人妻だしって抑制していて嫌いなふりしてたってゆうなら萌えるけど、そうはどう見ても読めず。
R-15の割にエロスの描写も凡庸で。
ピアノレッスンを見習え!!って気分です。
予告の期待通り!
予告をみて面白そうだと思っていましたが、
ほんと、期待通り、すごくよかった!!
ストーリーにとんでも展開あったけど、ハラハラしたし、でも最後は悲しくも繊細に美しく終わってよかった。
コルネリス、とりあえず幸せになってくれてて良かった。コルネリスが赤ん坊を抱いてるシーンがたまらなく切なくて、あのシーンでコルネリスに情がうつってしまったから、終盤はずっとどうか幸せに、、と願ってやまなかった。
街の水っぽい汚さと、絵画のパリッとした美しさが
よい対比になり、メリハリがしっかりしてたとおもう。
愛とギャンブルと権力と芸術と信仰と、テーマが多様で考えさせられる。
ただのラブロマンスじゃないところが好きだったなぁ。
てか、キャストめっちゃ豪華だね。
テレビドラマ出身とか元子役とかモデルとか、、
みんなのイメージ悪くならないようにっていうハッピーエンドな結末なの??
あれ?ハッピーエンドになった!
見終わってちょっと涙😢切ないラブストーリー……じゃない!これってみんなが欲情のままに突っ走って嘘ついて騙して隠して、でも結局上手く行かなくて崩壊💥でもハッピーエンド💫…誰も死んでないし、若い二人は罪を悔やんで反省した後はちゃっかり前向きに人生やり直してるし、マリアたちは豪邸と子宝に恵まれて幸せ家族作っちゃうし。何よりコルネリス爺さんが可哀想過ぎる😂立ち聞きで騙された事を知った時なんか「ガーン😨」て感じだよね。でも皆赦しちゃって気持ち切り替えて異国に旅立つなんて寛大過ぎる❗過ちをおかしても騙されても赦し赦され前向きに生きる人たちの映画でした!😅 ちょっと演出変えたらコメディ映画だよ😜
こんな後味の良い映画だとは思ってなかった
富豪の貿易商コルネリス家の女中マリアは、恋人の魚屋との間に設けた子を紆余曲折の末に出産し、主人の財産を譲り受けた後、子宝に恵まれて幸せに暮らしましたとさ!
ちなみに、コルネリスの三番目の若妻は若い画家との不倫にうつつを抜かすだけに留まらず、周囲を巻き込みまくって悪だくみを図りますが、神様は、んなもんをお見逃しになるはずも無く。計画は破綻するべくして破綻。が、回復不能な罰をお与えにもならず。優しいね。結局、皆が各々の場所で我が道を見つけてしまっちゃうと言う、良い話やんか!な、不思議な映画。
設定から想像したのは、昔のテスとか渡辺淳一の粘着エロワールド。しかも時代は中世欧州。道は何時もぬかるんでるし、服ドロ泥だし、街は年末のアメ横状態だし。実際、官能場面はしつけー。ただしエロさは中途半端です。
これがソフィアの悪だくみである、偽装妊娠代替え出産計画が走り出し、ヤンがチューリップ投機に全没する辺りから、軽妙感溢れるスティングものへと様変わり。Tulip Feverそのものは、すごく面白かった。
因果応報のラストとエピローグ、最高です。ウィレムとコルネリスが、良い奴過ぎて泣ける。のは良いとして。毎度の事だが、見終わって思うのは、「この邦題、なんなんや?」
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