きっと、星のせいじゃない。のレビュー・感想・評価
全33件中、21~33件目を表示
想い出は永遠に。
これはきっと、誰のせいでもないのだろうが、かなりの高評価に
湧いている本作。観て納得、これはティーンのための映画である。
もう私のような世代になると、主人公カップルの後ろの、彼らを
支える両親や、飲んだくれに陥ってしまう作家、失明してしまう
彼氏をサッサと捨てる薄情女、の於かれた状況の方に興味がいく。
末期患者を支える家族の努力を彼女は小さい頃から経験している
ので死期を達観することもできようが、まだ10代の女の子である。
辛い運命が訪れるのが分かっている親はそれまで支えてやらねば。
作家が筆を折るにはそれなりの理由があって(のちに解明されるが)
続きが知りたい読者からどう罵られても書けないものは書けない。
期待した回答が得られない彼らは確かに可哀想だったが、
知性も理性もあるはずの人間が壊れるのは、相応の哀しみや苦難が
あってのことだといずれは分かるようになる。あんなに愛し合って
いたカップルが彼の失明により、すぐ別れてしまうケースも然り。
健常者だっていわれなき理由でいきなりフラれることだってあるし、
支えられないと知り逃げるケースだってある。彼女の人間性を詰る
のはいいとして、あんな風に家に生卵を投げつけるのは犯罪行為だ。
ラブストーリーとしては軽妙な語り口とポジティブな印象が残るが、
やはり難病ものとしての印象は強い。負けじと生きていく主人公の
逞しさに救われるものの、喪失感や哀しみは簡単に消えたりしない。
主演二人のスマートで愛らしい存在感、弔辞に秘められた想いの丈。
葬儀は死者のためではなく遺族の為にあるという一節には頷ける。
(父親の「俺たちもいつかそう思うのかな」には泣けた。いい家族だ)
笑ってにやけて泣けるラブストーリー
スコット・ノイスタッター、マイケル・H・ウェーバーの脚本とくれば期待も大きくなるがそれをまったく裏切らない素晴らしさでした。
優しいラブストーリーの中に目を背けたくなるような悲しさを綺麗に落とし込みラスト30分の美しさったらないです。
本当に悲しいことなのに最後は美しく本当にハッピーエンドだと思える作品でした。
人生という小説(物語?)は文章の途中で終わるという様な話には納得できる。この映画を見ている側(私達)にとってもヘイゼルが最後どうやって終わっていくのかが描かれていないのはそれをまさに体感したなという感じ。
やっぱりきれいな映画でした
涙をこらえることができない
死ということに対して
これだけ考えさせられる映画は初めてでした。
自分がもし死ぬとわかっていたら
そして
自分をみとってくれるひとが先にいってしまったとしたら
こんなにも、悲しくて辛いでもとても勇気を貰える作品でした。
ポケットティッシュ2個分泣いた~
久々のアタリ映画~♪
いや~泣きました、ポケットティッシュ2個分泣きました。
ガス役のアンセルエルゴートがカワイイ笑顔でとってもキュートでチャーミング♪
そしてヘイゼルのお母さんが本当に良かった♪
すごく素敵なお母さん☆
理想的です☆
若い男女の恋愛話なんだけど全然安っぽくなくってオススメ☆
切なくなった
恋愛映画でこんなに泣いたのは初めて。というくらい泣きました、!
ガスとヘイゼルのお互いを思う気持ちの深さ、強さ、がとても感じられた。
お互い余命わずかな中、自分よりも相手の事を思っている2人を見て 愛おしく感じるとともに 劇中でもあったが 不公平だ。と思った。
何と言ってもガスの悼辞を残す粋な計らいには涙があふれた。
クリスマスツリーみたいだったとガスが言った。(ネタバレするから見ないで)
何気ない日常が幸せなんだと教えられた。
ガスは18歳で死んだ。
まさかガスが死ぬとは思わなかった。
だってこのての映画って普通は主人公が死ぬでしょう?
2人とも病気って事を除けばそこらにいる若者と変わらない。
恋に落ちたら愛し合う。
この2人には未来がなかった。
だけど諦めているということは全くなかったしグレてもいなかった。
未来がないならないなりに精一杯生きた。
暗い映画ではなかったから楽しんで見ることが出来た。
ガスとヘイゼルの勇気と深い深い愛情に乾杯。
バグ
映画業界お得意の病気もの。
初めの十数分はとんでもない糞映画掴まされたかな?と思ってしまったが、小説家に会いに行こうとする流れあたりから映画として面白くなっていった。
演技も、みんな健康的な体型や顔色をしている点に目をつぶることさえできれば、とても良かったと思う。
自分も思わず泣きそうになったシーンでは、周りの観客はみんな号泣してたし。
病気系の映画では出色の出来ではないでしょうか。
それよりも、出てることを知らなかったがウィレム・デフォーの冷遇が一番気になった(笑)
まさかガスだとは・・・・
若い二人が出会い、恋に落ち、逃れられない別れを迎える、常道ラヴストーリー。
それが涙の押し売りに感じないのは、二人や周りの大人が現実を受け入れることに前向きだからだ。
ガスの死を迎えるまで、ヘイゼルの取り乱さない行動が切なくってしかたがない。
逃れきれない現実を、懸命に受けとめている姿が愛おしい。
ガスが、「メタファ」だといって火のついてない煙草を口にする。
はじめは、おふざけかカッコつけのポーズかと思っていた。
病が再発したガスは、自分で抗しきれない事態になってはじめて、ヘイゼルにさえ見せなかった弱さを晒す。
それまでの陽気さは、気を張って無理につくっていた虚勢だったのだ。
だけどヘイゼルは(もちろん僕も)、それを攻めるどころか、それまで「陽気なガス」を演じてくれていた勇気に感謝するのだ。
メタファは、つまり、自分への暗示・まじない。それをルーチンにすることで自分をコントロールできていた彼の苦悩が、まざまざと胸にせまってくる。
書きながらふと思った。
あのくそ作家には、酒浸りになってしまった辛い過去(子供が絡んでいる)がある。
酒を飲むことで逃げていた。そんな、人に会わず外出もしなかった彼がガスの葬式に来た。
ヘイゼルには、場にそぐわない無神経な奴に見えたろうが、僕にはあの場にいることの彼の勇気を感じずにはいられなかった。
たぶんあのとき、彼が手にしたボトルには、酒は入っていなかったのかもしれない。
「酒を飲んでいる」というジェスチャーが、彼なりのメタファなのではないかと想像した。
湿っぽくないのがいい。でも泣く
難病ものです。予告からそれはわかっていたのですが、ありきたりではない気がしたので観てみました。
ダサくなりがちな難病×青春の物語が、現代的なユーモアを交えつつ、シニカルにピュアに誠実に描かれており、、、
泣くしかなかったです。
脚本がいいのだとおもいます。
最初の泣きは、ママがアムステルダムに行きたいと言うヘイゼルに、お金が無いから無理よというところ。ママだってお金があれば叶えてあげたいよね、でも治療が高額っぽいもんね、と想像してうるうる。ヘイゼルは賢い子だから、そりゃそうだと一旦はすぐに諦める。ここも切ない。
別の物語での一節ですが、難病と付き合う子どもは、厳しい治療が子供らしくすることを許さないから、とても物分かりが良くなってしまう、ということが思い起こされ、切なくなったのです。
結局、ガスや両親の計らいでアムステルダム旅行は叶い、意地悪な作家との、対決を経て、アンネの家で、ガスの思いを受け入れることにしたヘイゼル。
館内ナレーションの様に流れていたアンネの日記の一節が、ヘイゼルの気持ちを変化させるメタファーなんだと思います。が、必死で階段を上る姿にハラハラして、字幕に集中できず。
いつか見直したいです。
アンネの家から、初体験の夜。幸せそうでした。ポジティブ男のガスも、やはり失った足を見られる事にはナーバスになっていました。でも素晴らしい夜だったことでしょう。お母さんがどんな気持ちで帰らない娘を思っていたかがすこーし気にはなりました。
死ぬフラグがたってる恋物語は白けるのが多いのですが、たまーにツボにハマるパターンがあって、この映画はまさにそれです。他にも17歳のエンディングノートが最近ではツボでした。
もちろん都合よくかっこいい男子に簡単に出会えへんよ、とか、ヘイゼルくらい美人やったらそりゃーさ、とか思わない訳ではない。
でも、病気をコンプレックスと捉えれば、とても普遍的な肯定の物語となります。
自信のない自分を互いにさらけ出し、それが受け入れられた喜びの一部始終。恋の喜びとは、肯定の喜びですよね。怖れはその反対です。
この映画でのそれがストレートに私の胸に響き、滂沱の涙となったのです。
最高の夜が明けた朝、ガスは告白します。がんの再発を。そこからの戦いも誠実でみっともなくて、リアルでした。
生前葬での弔辞、よかったです。
集中治療室には入れず、電話で知るガスの死。ここが一番リアルですよね。仰々しいお別れはふつうの10代はできないものね。
原作読みたいです。
お母さんとお父さんもよかった。
ヘイゼルが死んだ後のことを話し合っていましたが、先に死ぬ人はそれを知って旅立ちたいかもなって思いました。
失ったことは悲しいけど、出会って、愛せてよかった。
そういえる何かを私も見つけたい。
泣いた泣いた
友達のいなかった主人公ヘイゼルと、自分が患っている病気を隠していたオーガスタス。
二人が惹かれあっていくところ、また、愛情にすごく感動しました。
涙を流さずには見られない作品!
お涙頂戴のラブストリーではありません!
好きな小説家に逢いに行く過程で、病魔を抱えた二人が恋に落ちる展開だが、単なるお涙頂戴ラブストーリーではない。
逢いに行った小説家が最悪オヤジで喧嘩。彼の友人を含めて、体に不自由を抱える3人は反対にそれを翻す暴走を!
受け止める強さにただただ涙
ガンに冒されたヘイゼルは病を受け止めきれず友人も作れず鬱になる(そりゃそうだ)運よく?片足切断で済んで義足も気にしないナイスガイ、オーガスタは過去の栄光も振り返らずヘイゼルの支えになろうと努力する。二人が憧れる作家は「あれは小説だ」とリアルな病気に冷たい。負けたくない気持ちが階段を上らせ二人の愛を強くする。
しかし本当はオーガスタこそ病巣は深く死期が早かった。死ぬ直前までひたすら前向き、病から逃げずヘイゼルのヒーローであり続ける。お互いがそれぞれを必要としていた。障害・病・ハンディを深刻ぶってもよくはならない。笑って受け止め人に当たらず誰かのせいにせず。泣くしかないな。猛1回観たら最初から泣けるかも
恋で人生が変わる
人々の記憶に残りたいオーガスタス•ウォーターズと、人類は滅亡してどんな有名人も忘れられるのだから意味がないというヘイゼル•グレース•ランカスター。
これは自分でも昔から考えるテーマなので、興味深かった。
劇中では、100万人の愛より1人に深く愛されることということでまとまったが。
長くない命の2人の恋ということだが、悲しさ一辺倒にならないポジティブに元気を貰える。
アイザックが別れた彼女の車に卵を投げ、ガスが自虐とも取れる発言でその母親をおさめるシーンと、生前葬が特に印象に残る。
全33件中、21~33件目を表示