きっと、星のせいじゃない。のレビュー・感想・評価
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手堅い展開の中に複数の小さな驚きを盛り込んだ作品。
難病×青春。
そこから想起される幾つかの展開。
その展開を手堅く踏みつつ新鮮な部分も。
型を維持しつつ、部分部分で型を破る。
安心して観れると同時に小さな驚きが楽しめる作りが良かったです。
特に終盤の展開。
状況が激変する中で小さな驚きの畳み掛け。
ガスの様子を独り言ちるヘイゼル。
様々な感情が混在した短い台詞にグッときました。
終盤はヘイゼルの心情を語る台詞、とても印象的でした。
惜しむらくは隠しきれない御都合主義。
難病患者を抱える家庭が避けては通れない金銭面での、時間面での苦労。
一部触れてある所はありましたが全体的に不自由さは然程感じられず。
話の現実感を下げていた点は残念でした。
また中盤に描かれる記念館での遣り取り。
結果的にはイイ話ぽく纏められていましたが……イイ話要素は皆無。
特に計画性も無く場を設定した或る人物が最低最悪。
良い人ぽく描いてますが全ての行動が無神経で無計画。
上から「頑張って」と励ます姿には虫唾が走りました。
あと周りの観光客の振る舞いも違和感しかなく。
あの場面丸ごと無くても問題ないと思った程でした。
手堅い展開の中に複数の小さな驚きを盛り込んだ本作。
期待感高めで観ると肩透かしを喰う可能性がありますが。
過剰な愁嘆場等もなく安心して観れる作品だと思います。
オススメです。
何か気持ちを持って行かれたそんな感じです
映画の予告編を見てぇ
何かに引き込まれるように映画館に向かっていました
不治の病にかかった若い男女の物語ではなく
懸命に前を向いて恋人や友人の事を
思いやりながら少ない時間を駆け抜けた
そんな映画に思えました
泣ける?って聞かれれば人それぞれだと思います
でも見た人の今までの経験や体験が凄く蘇るような
そんな気持ちにさせてくれました
エンドロールが流れる瞬間に何か胸の奥から
じ〜んと込みあげてくるものが有りました
劇中にアンネ・フランクさんの写真が見れました、映画の撮影だから…いぇ、小さい頃に読んだアンネの話がよみがえるようでした
もし…私が14歳で死の寸前までいったら、絶望感しか浮かびません…
映画をみて、今生きている事を考える時間を貰いました。
I love this movie
この映画を観て恋のすばらしさを改めて実感しました。とても素敵な言葉がたくさん出てきて涙が止まりませんでした。私もあのような素敵な恋愛ができたら良いなと思いました
。今まで見た恋愛映画の中で一番好きです。
限りある命が紡ぎ出す、真実の愛の物語!!
【賛否両論チェック】
賛:ガンを理由に他人を遠ざけてきた主人公が、愛し愛されることの喜びを知り、成長していく過程が感動を呼ぶ。
否:本の作者とのやり取りは、やや理屈っぽくて難しい。元カノの車に卵をぶつけたり、未成年者の飲酒など、倫理的には若干問題がありそう。
いつ命を落とすかも知れず、自分の死が他人を傷つけることを恐れて、誰とも親しくならずに生きてきたヘイゼルが、ガスとの出逢いをきっかけに変わっていく姿に、胸を打たれます。誰かを愛することと、誰かに愛されること。ヘイゼルがその喜びに気づいていく様子が、2人の爽やかな雰囲気の中で描かれていきます。個人的には、オランダでアンネ・フランクの旧家を訪れるシーンが印象的です。進むにつれて傾斜がきつくなる階段を、諦めることなく一歩ずつ自分の足で登っていくヘイゼルの姿が、物語と重なって自然と感動を誘います。
途中、理屈っぽくて難しい例え話なんかも出てきますが、それはあまり気にせず、爽やかな青春ラブストーリーとして是非ご覧下さい。
悲劇で泣けるけど幸せ。
末期の癌にかかった若いカップルのお話なのでむちゃくちゃ泣けるけど幸福感いっぱいの作品。
現実はこんな甘いものではないと思うけど前向きな二人に感動せずに入られません。
限られた人生をいかに幸せに生きるか、誰のために生きるか、そこに青春の特権が加わって微妙なバランスを生んでいます。
死を悲しみで受け入れるだけでなく、人生の何かに活かそうとする母親の姿にも感動。
一番はまっすぐなガスのすがたに感動です。こうありたい!
一足先に違う世界へ行くのだと思いきかせ…
主役のシャイリーン・ウッドリー、『ダイバージェント』の時とは違う強さと美しさを見せてくれました。
映画自体も美しかったです!
自分の運命を受け止めている人達とその家族友人達は、意外とこんな感じなのだろうと妙にリアルだったし、それでも理屈ではなくその時に表面に現れるのは感情であり…。
短い命を思いきり輝かせて生きる彼らから、いろんな事を諭されました。
時間の使い方。
不治の病を負う2人のラブストーリー。
そんなラブストーリーって定番物?
どうせ結末は"死"でしょ?
テーマは"生"で悲しい結末なんでしょ?
でも本作はただの定番ではない。
意外性に満ち、哲学的でいてウィットに富んだストーリーだ。
そこは流石、『(500)日のサマー』を書き上げた脚本家だけある…
ただのラブストーリー。
されどラブストーリー。
作中の彼らはとても眩しくエネルギーに満ちている。
人生って、不条理で。もがいて、苦しんで。
でも、その中で愛を掬い、精一杯を生きる。
エネルギーの大きさは本来、寿命の短さや病に邪魔されないものなのだ。
その時間。その瞬間に。
濃密なまでな生命力を迸る彼らはとても眩しい。
人生は必ず尽きるものだから。
そして忘れ去られるものだから。
なのだとしても。
だからといって何が出来るのだろう。
今この瞬間瞬間を等身大に生きるしかないのだ。
有限な時間を、いわば無限に生きる。
生き方は自由だ。この時間は今しか存在しないのだから!
もし、死を見送る側になった時は、思い出の中に生きることはしないこと。
思い出は浸かるものじゃなくて、糧にするものだから。
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0と1の間には無限の数字がある。
0.1、0.12、0.112…
0と2の間にはもっと大きな無限がある。与えられた以上の数を私は手に入れたい。
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0と1の間の小さな無限。
その中に私たちは生きている。
きっと星のせいじゃない。
最期はきっと満天の星。
単調な映画でした
メリハリがなく非常に単調に感じた。
予告やあらすじを見たときは何かラストにどんでん返しがあるのか、と思ったが拍子抜け。
周りで目を腫らして泣いてる女性の方も多かったので感じ方は人それぞれとは思いますが、私には何も訴えてくるものがなかったです。
愛は人を強くする
全編の半分くらい泣いてました。。
与えられた境遇を精一杯に生きる。
当たり前のことなのに、忘れてしまっていたことを思い出させてくれました。
決してハッピーなだけな映画ではないですが、登場する人物みんな笑顔が多いんです。
悲しいとき、辛い時こそ笑顔でいる。
ガスの包み込むような温かい笑顔と、ヘイゼルの芯の強く美しい笑顔が印象に残っています。
最後に星がふたつ煌めいて、いつの間にか満天の星空になるシーンがとても素敵でした。
きっと、会えたのかな。
決して悲恋の映画ではありません。
よくある病気の悲恋ものとして軽い気持ちで家内と観たが、主人公二人が共有した短いながらも密度の濃い人生に「人が生きるとはどういうことか」を教えられ、流した涙で心が温まった。特に最後の最後に最も感動が詰まっているので見逃さないように。
Okay?Okay!
酸素ボンベが離せない末期ガンのヘイゼル。彼女は哲学的だ。独特な感性で冷静に自分を、病気を、家族を、そして彼氏を観察し分析する。「うつは、癌治療の副作用ではなく、間近な死の副作用」など、彼女の言葉には知性を感じる。
オーガスタは骨肉腫で片脚を失っても明るく真っ直ぐ。
両眼を失った友人ともユーモアを忘れず、失明前と変わらず明るくキラキラと輝く時間を過ごす。
お互いの死を身近に感じながら発せられる彼女達の言葉の一つ一つは、心に響き胸を熱くする。彼女達の行動は、羨ましくなるほど眩しく輝いている。彼女達の両親の愛情や切なさもまた、共鳴でき一緒に一喜一憂する。
「0と1の間には無限の数がある。0と2の間にはもっと多くの無限、0と100万の間にはもっともっと多くの無限」
私たちは、希望に満ちあふれている。
そんなことを教えてくれる。
大ヒット作ついに日本上陸
ティーンを中心に大ベストセラーになった原作の映画化。サントラから音楽も複数ヒットチャートに入って、話題の作品です。試写会は制服の女の子の二人組がいっぱい。そこらじゅうで涙涙という感じでした。私小説風の台詞回しは文学的でShailene WoodleyとAnsel Elgortは魅力的で好感が持てます。年齢が上の方はLaura DernとWillem Dafoeの方に感情移入できるかもしれません。ラストシーンからEd Sheeranのall of the starsが流れるところでじわっと泣けます。小児がんの話しですが、スマートで魅力的なカップルのキラキラした青春の話しでもあります。試写会が終わって誰も席を立たず、拍手が起こっていました。
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