「【哀愁味のある上品な青春映画の秀作。ラストは涙を堪える事が難しい作品。】」きっと、星のせいじゃない。 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【哀愁味のある上品な青春映画の秀作。ラストは涙を堪える事が難しい作品。】
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「ファミリー・ツリー」で少しおしゃまな女の子を演じたシャイリーン・ウッドリー主演。
彼女が演じたのは、末期の癌患者、17歳のグレース・ランカスター。どこへ行くにも酸素ボンベが必要。病気のせいで、13歳から入退院を繰り返し、友達も出来ずに毎日、本を読む日々。
両親(母親はローラ・ダーンが演じているが、とても良い。)を心配させないために参加した、癌患者の集会”サポートグループ”で、彼女はオーガスタ・ウォーターズ(ガス:今作後、”ベイビー・ドライバー”で大ブレイクするアンセル・エルゴート)と出会う。
18歳のガスは高校のバスケットのスター選手だったが、片足と引き換えに骨肉腫を克服していた・・。
その後、当然の如く二人は恋に落ちていく。
ヘイゼルとガスが、オランダ在住のヴァン・ホーテン(ウィレム・デフォー)を苦労して訪ねる件からの、アンネの家を苦労しつつ巡った後の二人の距離が更に近くなっていく様。
大きな病を抱えながらも、前向きに生きる二人とその友の姿が眩しい、品の良い青春映画。
とても、とても良い作品である。
<2015年2月20日 劇場にて鑑賞>
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ジョニーデブさんのコメント
2021年7月18日
コメントありがとうございます。
難病ものは、観客を泣かせようとする演出が気になって、逆にしらけてしまう映画も多くありますが、この映画に関しては自然に泣いてしまいました。特にガスがガソリンスタンドで取り乱してしまうシーン。