滝を見にいくのレビュー・感想・評価
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おばちゃん、強し。
沖田修一監督にハズレなし
ほっこり温かい
この映画は映画館の予告で見て
なんだか普通のおばさん達が出て来る
つまらなそうな映画かなぁ・・なんて思っていました
ところが見始めて、なんだか
引きこまれていきました
山の中で遭難した”普通”中年女性達がなんとか
その事態を乗り越えようと
知恵を出し合いながら頑張る
ストーリィ!!
出演者全員がオーディションで選ばれた7人!
どうりで全く知らない方々ばかりでした・・
それぞれが個性を持っているちょっと疲れも見える
普通の中年女性達!!
初めは仲が悪く、いがみ合っていた女性達も
危機的事態に遭遇して
次第に協力し合い心を開いていく過程が
なんだかとても面白い
食べられる物を捜し、火をおこして工夫して食べ
歌を歌いながら落ち葉をかぶって
暖を取り、なんとか一夜を過ごす姿に
引きこまれてしまいました
初めはさんづけでよそよそしかった皆が
夜が明けてからはあだ名で呼び合う程の
打ち解けよう!
皆で励まし合いながら翌日は
しっかりした足取りで
道を進みいきいきと変わっていく姿が
微笑ましくて、温かな気持ちになれる
なんだか素敵な映画でした
やっぱりおばちゃんって
滝見にいこか
沖田修一監督、やっぱり好きだなぁと改めて感じた作品。登場人物の描き方が秀逸。
出てる俳優さんで知ってるのは、だめガイド役の黒田さんだけ。(南極料理人でもいい味出してた。今回もとほほ顔が最高。本当蹴り飛ばしたくなる…笑)
メイン俳優さんたちは身近にいそうな感じで全く知らなかったのに、こんなに楽しめるとは思わなかった。それぞれ個性がうまく引き出されてて、演出がすごくいい。
山で遭難して緊急事態なのに、
呑気なやり取りがほんと笑えた。
あなた、只者じゃないわね…!のところが一番面白かったかも。わたしも言いたい!笑
草と草でいっせーのせ!で引っ張りあって遊んだり、大縄はじめたり、おばさんになっても、中身は少女と変わんないな!笑
大人になる部分もあるんだろうけど、変わらないところはあるんですね。
人生いろいろだけど、困難をみんなで乗り越えるおばさまたちが頼もしくて可笑しくって。
くすっと笑えて、ちょっと元気になれる映画でした☺︎
おばちゃんが少し好きになった
文化庁のひと! あるいはメディチ家のひと!
すげえよすげえよすげえよすげえよ、これまじ、これ、この、た、滝を見にいく、傑作どころじゃない、大・大・大・傑作。もはや、神。素人使って映画撮る?、どこかできいた話だろ、って思った僕はバカでした。大大大間違い。奇跡起きてるから。カメラワークとか台詞とか設定とか編集とか、映画の奇跡、起きちゃったのかと、いやいやちがうね、起こしてる。起こしてるんだ、から、ね。完敗だわ乾杯だわ。沖田監督、南極料理人でやたらボヤッとした映画作るひとだな、失礼、だけどほんと、どうもなあ、って小馬鹿にして今日まで来ちゃった敬遠していたけど、あー俺糞バカ。あ、ちがう、俺、天才。だってだって・なんつったって、この超⭐︎超傑作を逃さずに観たのだから、俺・天才(無職)だと思うし、察するに、沖田監督は、勝手に推測するに、そのボヤッとした、思いつきの連続かのような柔軟演出が、これまでの作品で研磨され熟成され、ここにきて神業になって、奇跡みたいな賜物、完成させたようす。そんな天才な俺が超天才の皆様に言えること、それは一つ。
「観てくれ。」
あ、でも、
全国でたった2館でしかやってないけどね。
は?どういうこと?あほってこと?
あ、金がないの? 金なの? だいっきらい金なんか。金なんかしね。
文化庁、金、出しなさい。あるいは、メディチ家に頼みますわ。メディチ家の力必要ですわ。日本のみならず世界中上映でお願いしますわ。あと3回みたいんでロングランもお願いしますわ。だって、これ、2014年邦画最高傑作ですから。
おばちゃんの魅力全開。
空気のように
いわゆる自主映画
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