「【7人の”個性豊かな”おばさんたちのサバイバル珍道中。 ”山で道に迷ったら、その場から動いてはいけません!” けれど ”共に苦労して一夜を過ごせば、皆友達だ!”】」滝を見にいく NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【7人の”個性豊かな”おばさんたちのサバイバル珍道中。 ”山で道に迷ったら、その場から動いてはいけません!” けれど ”共に苦労して一夜を過ごせば、皆友達だ!”】
ー頼りないバス添乗員(黒田大輔)に連れられた、”お互い良く知らないおばさん7人”が
”滝を見に行くツアー”に参加して・・。-
・山に入り、頼りないバス添乗員も道を確認する‥と言っていなくなり・・
・当初、7人はお互い良く知らない同士と言うこともあり、外面的に取り繕ったりしている・・。
が、”どうも、道に迷ってしまったらしいわ・・、私たち・・。”
の辺りから、物語はドンドン面白くなる。
つまらない事で言い争いなどもしながら、日も暮れゆく中、焚火を熾し・・。
-”オオー!”と言う歓声。 そりゃ、嬉しいよね・・。-
”はなざわ”さんの恋バナで盛り上がり、
反りが合わなかった”たにさん”に”くわまん”がタバコを貰うシーン・・。
レジャーシートの上に枯れ葉を散らした”布団”で7人揃って寝る・・・、
けれど、良く眠れずに皆で歌を歌うシーン。
ー 一晩を一緒に過ごした7人のおばさんたちは、ー
・お湯を沸かし珈琲を回し飲みし、
・”ねぎしさん”は、”前日まではおとなしかったのに” 平気で蛇を捕まえ、皆を追いかけまわし、
・草相撲にも強い”ねぎしさん”
・皆で大縄跳びをして、遊ぶ姿。
・美容師”たにさん”は前日までの強気な言動はどこへやら、涙ながらに振られた男について、喋る・・。
ー 結局、一回りして同じ場所に戻った7人のおばさん。
で、そのまま下山するかと思いきや
”折角だから、滝を観に行きませんか!皆で見たいの!” ー
<沖田修一監督の”ぬるーい”脚本が冴え亘る。
そして、クスクス笑いながら観てしまった作品・・。>
■蛇足
登山をヤルものとしては
”しょーがないなあ・・”と数々のシーンで思いつつも、
”焚火熾しは火が付くと、皆の気分が一気に高揚するんだよねえ・・”
などと、愉しく鑑賞した作品。