海街diaryのレビュー・感想・評価
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続編
これが邦画の生き残る道なのかも
確かにストーリーは地味です。
父を亡くした四姉妹の日々の成長や心境の変化を描写していくというだけの映画。
だからこそ四姉妹のキャスティングが決まった時点で、この作品の出来の半分は担保されていたのではないでしょうか。
四人はそれぞれの個性がはっきりしていて、とても魅力的に描かれています。
また平坦な話の中にもところどころクスッと笑えるシーンが出てきて(如何にもという笑いではなく、自然な会話のやり取りが笑える)この辺りは、監督の腕と現場の雰囲気も良かったんだろうなあと思えました。
この映画の影の主人公は亡くなった父なんですよね。
四姉妹や彼女達の母も、みんな父の事を苦々しく思いつつも、心の中では父と過ごした日々を懐かしく感じている。
その父の存在感を、安易な回顧シーンに頼る事無く、登場人物の会話や行動だけで観客にも具体的にイメージさせる。
これは、丁寧に作り込まれた作品だからこそ成し得る技だと思いました。
今の邦画の予算を考えると、マッドマックスのような規模の映画を作るのは難しいでしょうし、こういう作品の方向性が洋画に対抗する術なのかもと思いました。
配役の素晴らしさ、出演陣の演技、地味ではあるけど丁寧に作り込まれた展開。
今年の邦画を代表する一本であるのは間違いないと思います。
あれ
続編を期待。
日常の空気感、風景が魅力
音楽で言えばイージーリスニング
良く言えば、気軽に見られる、悪く言えば、映画と呼ぶには薄口過ぎる映像カタログ集でした。感情の襞を表現できる映像表現や脚本に乏しく、とても物足りない印象です。主役4人は美しく、綾瀬さん、長澤さんの演技も見ものですが、以外にも夏帆さんのナチュラルな表現が良かった。でも、所詮、この四人を映像に残したかっただけの、志の今ひとつな映画でした。とりわけ、今年度ベスト1級の『きみはいい子』を観た後だけに、同じ映画とか呼んで欲しくないくらいの、薄口さを感じてしまいました。
4姉妹(^O^)/
静かに染み入る映画
4人姉妹の女優が素晴らしい
ほのぼの
きれいな映像だけどちょっと物足りない
描写の薄さに共感できず・・・
時間を共に過ごす大切さを感じる作品。
特筆すべきは物語を織り成す四姉妹の自然さ。
長女の幸を演じる綾瀬はるか。
次女の佳乃を演じる長澤まさみ。
三女の千佳を演じる夏帆。
そして腹違いの四女のすずを演じる広瀬すず。
軸となる四姉妹の言動や仕草が不自然な程に自然。
連綿と続く日常の部分部分を切り取ったような自然さに息を呑みました。
脇を固める役者陣も総じて巧く違和感を覚える場面が極端に少ない印象を受けました。
また映像の配置/切り取り方も心地良かった。
派手で奇抜な事は殆ど起きませんが。
場面場面で其々の人物に共感して胸を打たれる。
登場人物の演技だけではなく画面全体の情報で素直にその気持ちに。
その監督の手腕に痺れました。
時間経過の演出も良かった。
文字情報で時間経過を知らせず、場面の切替と共に時間が経過している。
分かり易い見た目上の変化、直ぐには察知できない関係性の変化。
視覚的な情報で時間の経過を知り、彼女等の会話で関係性の変化を知る。
情報量の多い画面から、自身で変化を見つける喜びがありました。
時間を共に過ごす大切さを感じる本作。
描かれる四姉妹が非常に魅力的。
女性的な魅力の表現が豊か、かつ上品。
特に四女のすずは溢れる若さも追加され非常に良かったです。
自転車二人乗りの際の鼻から顎、そして浅い胸元を斜めから映した映像は印象的でした。
静かな雰囲気から想起される印象を良い意味で裏切られる作品だと思います。
オススメです。
45点
この映画、好きだわー。 空気感とか、湿度とか、とても居心地が良い。...
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