LUCY ルーシーのレビュー・感想・評価
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スカヨハ、デカプー、ブラピ、ブラクーとか言ってる舐めた観客をぶちのめすベッソンの真骨頂
稀代のヒットメーカー、リュック・ベッソンの真骨頂。
スカヨハとか、デカプーとか、ブラピとか、くそ気持ち悪い単語で、ななめ右を行く映画、とか抜かす観客の脳みそをぶちのめす、きわめてオーソドックスなSFアクションを送り出してきた。
本作のキモは、複製のルーシー、乳から取れるドラッグ。
本作のルーシーという名はいきなり人類初の女性と言われたルーシーの複製の登場、アーシーな映像をチラチラ挟むことで、ただならぬ雰囲気を漂わせ、いきなり尻の軽いルーシーが人知の及ばない世界へ連れて行ってくれる。
尻軽なバカ女が、ドラッグによって、神様になる映画。
このドラッグが乳から作られる、っていうのが、何とも良心を残しておきたいかのような、言い訳がましい設定にちょっとほほえましくもあり、あるいは、ドラッグから、というのが、ドラッグから神様誕生かよ、と大いに突っ込んで頂戴、とベッソンがにんまりしているような設定でもある。
ルーシーが拉致られる前にぶん殴られるところからのカウントスタートが実に面白く、徐々にルーシーがダッチワイフのように、無表情に神様に近づいていく。
それは、演技のウマヘタ、という次元を超え、バカ女が神になる、という、誰も想像したことのない未知なる世界へ、ヨハンソンは我々を連れて行ってくれる。
松本人志の「しんぼる」に足らなかったのは、覚醒への過程がごっそり欠けている点。おっさんがティンコを触っても面白くないしね。
ベッソンは間違いなく稀代にヒットメーカーだが、これまで観客が彼に求めているもの、というのが分かっているのに、自分が監督をすると、自己優先、観客置いてけぼりの映画が多くなっていた。ヒットメーカーという点でマイケル・ベイは、いつだって、映画ファンから見た「マイケル・ベイ」であり続けながら、進化している。そこが違う。
蛇足だが、マイケル・ベイの映画を見に行って文句を言うのは、何のためにマイケル・ベイの映画を見に行っているのか?と問うてみたい。マイケル・ベイ、を楽しむこと以外になかろう。
ベッソンはそこまで言っていない。
しかし、前作「マラヴィータ」という、デ・ニーロ、スコセッシに遠慮しすぎ、な、箸にも棒にも掛からない凡愚作から、の本作はまったく素晴らしい。
蛇足
本作、バックグラウンドムービーとしての利用価値も高い。
ちなみにBGMのお気に入りはみんな大嫌い、俺大好きの「TIME」。時間泥棒?バカ言ってんじゃないよ、蜜月の時間を過ごせます<3
ありがちよね
ベッソンテイストの「AKIRA」って感じ
採点3.2
それをパリの街を舞台にしたサイキックSFアクション。
ベッソンテイストの「AKIRA」って感じでした。あと「マトリックス」風味も。
新しいドラッグを始まりに異能者に覚醒、そして人間を通り越して神の領域へ。
結構無理矢理な展開なのですが、主演のスカーレット・ヨハンソンとモーガン・フリーマンの魅力でもっています。
それとアムール・ワケドにすごいスポットが当たっていました。
鉄男がどんどん進化していくように、彼女も終わりに向かうように覚醒していきます。
ラスボスにはやや「なぜお前如きが?」とはなりましたが、それなりにまとまりも良いです。
全体的に少し迷子な感じも伺えましたが、意欲的な作品だともいえました。
SFというよりもはや芸術や哲学
ルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ダイアモンズ。 ベッソンよ、お前は脳を何だと思っているんだ…😅
新型ドラッグによって脳に眠る潜在能力を引き出せる様になった女性ルーシーとコリアンマフィアとの戦いを描くSFアクション。
監督/脚本は『レオン』『トランスポーター』シリーズ(脚本)のリュック・ベッソン。
主人公、ルーシー・ミラーを演じるのは「マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」や『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』の、名優スカーレット・ヨハンソン。
脳科学の権威、サミュエル・ノーマン博士を演じるのは『ショーシャンクの空に』や『ダークナイト』トリロジーの、レジェンド俳優モーガン・フリーマン。
台北を牛耳るコリアンマフィアのボス、Mr.チャンを演じるのは『オールド・ボーイ』『悪魔を見た』の、名優チェ・ミンシク。
約4,000万ドルの製作費に対して4億ドル以上の興行収入を叩き出した、ベッソン監督最大のヒット作。
「薬物によって精神が拡張される」という、遅れてきたサマー・オブ・ラブの様な映画である。
「人間は脳みその10%しか使えていない」というネタは日本では少年漫画でよく用いられる。北斗神拳奥義「転龍呼吸法」の様に、未使用部分を起動する事により超パワーを引き出すというのはその手のジャンルではもはやお約束であり、科学的に正しいとか正しくないとかそういう問題ではないのである。
主人公ルーシーは、脳の覚醒により段階的に能力がアップしていく。身体機能や知能が向上することから始まり、テレパシーやサイコキネシス、メタモルフォーゼにタイムトラベル、最終的には世界そのものと同化するという何が何やら訳がわからん領域にまで突入してしまう。
百歩譲ってテレパシーくらいまでならまぁ何とか理解も出来るが、変身したり時空を飛び越えたりというのはもはや脳みそがどうこうという範囲を遥かに飛び越えている様な気がする。ベッソンよ、お前は脳みそを何だと思っているんだ💦
ブラック・ウィドウ誕生譚じゃんこれ、なんて思っていたらまさかの草薙素子誕生譚でした。スカヨハ、こんな役ばっかりやってんのね。
『AKIRA』(1988)や『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』(1995)の様な日本のSFアニメからの影響を感じさせるが、スケール感は小さめ。ド派手なCGバトルなんかは特に描かれない。
それならそれで良いのだが、主人公が能力に目覚めてからは、敵対するマフィアとの戦力差があまりに大きすぎる為緊張感に欠ける。というか、覚醒したルーシーにとってチャンさんやマフィアは眼中に無いので戦うことすらしない。実際にマフィアと相対するのはポッと出の刑事。どっちにも特に肩入れ出来ないバトルシーンじゃ、やはり盛り上がらない。マフィア側にも覚醒者を配置して、ルーシーと超異能力バトルを繰り広げれば良かったのにね。
冒頭、何も知らないルーシーがどんどんヤバい方向へと追い込まれていくバイオレンスなシークエンスはほぼコント。言葉が通じないが故の雑な対応と、流れ作業の様に人が死んでいく展開には声を出して笑っちゃった😂
『グラン・ブルー』(1988)の頃から思っていたが、やはりベッソンと北野武は物凄く近い感性を持っている。今回も、笑いと暴力が入り混じるカオスな第1幕はほとんど北野映画。フランスでの北野人気を考えると、フランス人にはこういうブラックなコメディが受けるのだろうか。
前半のバイオレンスコメディは好みだったのだが、後半のSFチックな展開によりその勢いが殺されてしまった。面白くなりそうな題材だっただけに惜しい。スカヨハの魅力と90分というタイトなランタイムのおかげで観ていられるが、超能力バトルものを期待するとがっかりする事請け合いである。とりあえずベッソンは「童夢」(1983)でも読んで、SFアクションの何たるかを学ぶべし!!
ベッソンの限界を感じた!!
折角できる事が増えても、説明以外に楽しいアイデアも無い感じでした。マトリックスになれなかった、というか舞台設定やガジェット、ストーリー等も物足りず、ベッソンの限界を感じました。主演女性によっても創作意欲が上下するのでしょう。90年代のシュワルツネッガーのSF作品の方が、全然良いと思います。
台湾人や韓国人が撮影場所を提供や出演をしていますが、アジアマネーが...
台湾人や韓国人が撮影場所を提供や出演をしていますが、アジアマネーが動いていると思いますが、神聖なカトリックのその儀式で、そのパンと聖水を司教から信者が受けとる際に、その並ぶ信者達の順番通りだとその毒を盛った煎餅を食べる予定の信者がいましたが、その予定の信者がそれを食べなかったが、またSヨハンセンがパンツスーツでしたが、その東洋人達に監禁された、捕縛された椅子の上で、脚を拡げただけで、その東洋人達が気が動転したような場面がありましたが、朝鮮戦争の際にMモンローがその米軍の慰問でその朝鮮半島を訪れていますが、Mモンローがハリウッド推奨の憧れの金髪碧眼の美女ですが、Sヨハンセンも憧れの金髪碧眼の美女ですが、野坂昭如も憧れのMモンローの歌を作って歌っていますが
資料映像多すぎ問題
なんか全体の一割ぐらい資料映像と言うか直接撮影したわけではなさそうな映像がちょうちょい使われてるけど、ベッソンさん時間なかったんかな。
台湾に住む学生のルーシーが変な男に騙されてアタッシュケースを去る人物に渡す仕事を引き受けさせられる。アタッシュケースに入っているのはある特殊な薬品。
受取人は韓国マフィアで、ルーシーを監禁、暴力を加えた上でルーシーを始め四人にこの薬品を体内に隠して国外に持ち出すように告げ、パスポートと飛行機のチケットを渡す。
お腹には切開された手術痕。
国外に移動する途中、ルーシーは別のマフィアにさらわれまたもや監禁される。彼らの狙いもお腹の中の薬品。ところが、ルーシーを弄ろうとして怪我をさせられた下っ端が逆上しルーシーの腹をキックする。お腹の中で漏れ出す薬品。その薬品によって、ルーシーは謎の力を覚醒させ始める。
生命の誕生、進化と神経や脳の発達をテーマとした哲学的な内容に、マフィアからの逃亡といったアクション要素を交えたエンタメ作品にしたかった意図は大変よく分かります。
ただ、その深遠なテーマをたった89分でオチまで持っていこうというベッソン監督の強引さ、嫌いじゃないです。事実クライマックスはもう…どうすんのよこれ。
正直、言いたいことはよう分かりません。あーはいはい案件やった。
序盤の覚醒し始めルーシーは適度なアクションもアリで、なるほどスカヨハをキャスティングしたのはここかーと思ったけど途中からもう覚醒しすぎちゃって相手が絡むことすら許されん感じ。もうちっとアクション見たかったかなぁ。
その分ベッソン監督お約束の車何台潰すのよ、もといパトカー何台潰すのよカーチェイスは健在。容赦なくパトカーが葬り去られます。
俳優さんは主役のスカヨハと、なにげに良作にいっぱい出ているイメージだけどク×映画にもちょういちょい出てくるモーガン・フリーマン、あとはコリアン吉田剛太郎ことチェ・ミンシク。スカヨハはこういう冷たい役をやらせるといいなー、白Tに黒透けブラとかもうよう分かっとるわー。
リュック・ベッソンはカーチェイスメインの軽いタッチの良ベッソン、大スケールSFだけど最後何故か尻ツボミの並ベッソン、その他大勢のへぼベッソン映画の三種類に分類(レオンは別格の極上ベッソン)されるけど、この映画は限りなくへぼに近い並ベッソン映画ってとこかなぁ。辛うじてスカヨハの透けブラでへぼ回避できていると思うのでスカヨハに感謝して欲しい。
SFですね
脳が覚醒して何でもできるようになる。
でも時間を遡るのはやり過ぎでは?本当に何でもあり。
USBに情報を詰め込んで、最後はどこへ消えた?
でも、すべての知識を入れるにはUSBは容量が足りないんじゃないのかな?
身体が消えて、電波になったの?
まあ、適当に楽しまないといけない映画。
午後ロード録画視聴にて。
『ルーシースカイウィズダイヤモンド』
『ルーシースカイウィズダイヤモンド』
ある国のコンピューターメーカー提供の出鱈目な話だと思う。
言うまでもなく、情報の詰め込まれる量によって、キャパシティが上がると言うものではない。掛け算で考えれば、物の数が増えても、その値がマイナスならば、キャパシティは下がる。要は中身の問題。従って、この映画の解釈は出鱈目。また、某国の裏社会相手に、自分の命をかけて戦う事の虚しさがついてまわる。彼女は犬死したあと、某国のITに成り下がった訳だ。
何でルーシー?
未知なる脳の可能性を描いた、その着眼点が面白い!
映像美は流石はリュックベッソン
映画一本を飽きずに観させる技術は流石はリュックベッソンという他ない。
エンタメを解っているなというところ。
勿論、韓国マフィアの掘り下げをもっとして欲しかったとか、途中で相棒になった刑事いるかな?とかあるけど、そこら辺を掘り下げないのもリュックベッソンっぽいっちゃぽい。
落ちは攻殻機動隊と同じだったので、ここまで広げておいて何故?という部分はある。全てを超越して神に近い存在になったルーシーが一個である生命体の人間に執着したのも疑問が残る。
全てを理解したなら人間なんてどうでもよくない?
後、個人的には100%になった時点でコンピュータに行きつかなくても。恐らくコンピュータを含めた全ての物に存在できるんだと思うが、んーと感じた。
でもちゃんと纏まってたし気持ちのいい映画ではあったので星5。リュックベッソンを観たい人が肩透かしを喰らうことはないと思う。
今時こんなネタで映画作ろうとするとは
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