マルティニークからの祈り

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マルティニークからの祈り
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解説

言葉も通じない異国の地で、身に覚えのない罪で投獄された平凡な主婦が、家族のもとへ帰るために苦闘した約2年間を描いたドラマ。2006年に韓国で放送されたドキュメンタリー番組でも紹介されて反響を呼んだ、1人の女性の実体験を映画化した。04年10月30日、夫と娘がすべてのごく普通の主婦ジョンヨンは、フランスのオルリー空港で突然逮捕される。貧しい生活のため生活費のたしになればと、南米からフランスまで「金の原石」を運ぶ仕事を引き受けていたが、運んでいたものは石などではなく、麻薬だった。騙されていたジョンヨンだったが、異国の地で言葉も分からず、弁解の余地も与えられないまま、フランスの海外領でカリブ海に浮かぶマルティニークの刑務所へ送られてしまう。主演は「シークレット・サンシャイン」でカンヌ映画祭女優賞を受賞したチョン・ドヨン、夫役に「超能力者」「高地戦」のコ・ス。「容疑者X 天才数学者のアリバイ」で知られる女性監督パン・ウンジンがメガホンをとった。

2013年製作/131分/G/韓国
原題:Way Back Home
配給:CJ Entertainment Japan

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映画レビュー

3.5カリブ海

2017年11月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

これが実話ベースというのに驚いた!日本人の運び屋さんもたまに海外で逮捕されてニュースになるのは同じような背景があるのだろうか?つくづく安易に保証人にはなってはいけないと思いました。
他人事のお役人たちに腹がたちましたが、最後はハッピーエンドで良かった。とことん悲惨で容赦ない韓国映画のなかでは、マイルドな内容で万人向けかと思います。面白かった!

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モロッコガール

4.0僻地ならではの悪役たち

2017年4月10日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

毎度お馴染みチョンドヨン、もう韓国のトップ女優でしょう。
年齢の割には若く見える容姿(戸田恵梨香に似てる)と、経年劣化をとことん演じ切る(痩せたり、老け込んだり)その演技力は、他はあまり知りませんがこの人ならどんな役でも出来そうな気がする。日本でいえば、年も近いので宮沢りえみたいな存在、いやそれ以上かもしれません。

旦那役がコス(マイルドなもこみち)という美男美女カップルなので全く感情移入は出来ませんが、甲斐性無しの旦那には身に覚えもあるのでちょっと心が痛むなあ。流石に借金の保証人にはなってませんが。

しかし韓国映画は、事ほど左様に悪役演出が上手いというか過剰というか、観てる側を熱くイライラさせてくれるものが多いです。今回もご多分に漏れず、駐仏韓国大使館の役人の酷さは極まりない。ここまで行政を馬鹿にしている内容は、日本では警察(踊る大捜査線とか?)はあっても無い気がする。韓国社会に通底している政治不信は日本のそれより酷いかもしれない。

プラス、フランスの看守も、カリブ海のフランス領という所謂僻地だからやさぐれてるのかもしれませんが、だいぶ腐ってる。麻薬犯罪者ばかりを収監している刑務所、とだけ聞けば、そこでの任務を受ける者の立場を考えると、相当なバイタリティが必要だし、やっぱり本国勤務の方が良いよね。

韓国大使館も初めはジョンヨンたちの味方だと思ってたけど、こちらも本国から遠く離れているから勝手なルールが敷かれて、割と好き放題に働いてる感は否めない。毎日ミシュランガイドばっかり見てるんだろうか。

何だかんだ言いながら、ラストはスッキリすると思います。(韓国映画には珍しく)

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クリストフ

3.5通達遅延。

ハチコさん
2015年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

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ハチコ

4.0家族を想い、闘った、765日

2014年9月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

 実際に起きた出来事を元ネタにした作品、僕は好きなのです。本作も事実を元にしており、ドキュメンタリータッチでお話は進みます。
僕はあまり韓国映画を観ないんですが、それは、韓国映画特有の演出の「どぎつさ」があまり好みではないからです。もちろん、アメリカ映画でも、独立系のB級アホ馬鹿映画などでは、めちゃめちゃ臭い演出もありますよね。かつてのブルース・リーの「カンフー映画」系列の雰囲気と言うんでしょうか。そういうものを受け継いでいるアメリカ映画、アジア映画も多いですね。
ところが本作を鑑賞した後、僕の韓国映画への印象は大きく変わりました。
リアルさと、乾いたタッチ、主人公達をちょっと突き放したような、客観的なカメラワーク。韓国の人は、悲しみの表現が、日本人からは時折「大げさ」に見えてしまうんですが、本作ではそういうところ、実に抑制が利いた演出なんですね。しかも、驚くべき事に、そういう乾いたタッチの作品を作ったのが、バン・ウンジンという女流監督であった事です。
 主人公、ジョンヨンはごく普通の主婦です。夫は小さな自動車整備工場を営んでいる。ある日、夫の友人が莫大な借金を残して自殺。旦那さん、その連帯保証人になってたんですね。えらいことです。
借金返済のため、一家は工場も手放し、狭いアパートの一室ヘ引っ越します。まだ4歳の娘と奥さんの三人で、韓国の寒い寒い冬の夜を、抱き合うようにして過ごします。ダンナも奥さんも、娘がかわいそうでならない。そこへダンナの友達がうまい話を持ってきます。
「精製前の金の原石をこっそり外国から運ぶだけでいいんだ。それで大金が手に入るんだぜ、やらないか?」
う~ん、聞いただけで怪しい仕事ですねぇ~。まあ、まともな人なら断るんですが、そこは借金を背負った身。愛娘にも、すこしはまともな暮らしをさせたい。学校にもちゃんと通わせたい。一旦、夫はその話を保留するんですが、こういう場合、女性の方が大胆なんですね。
奥さんジョンヨンは単身で仕事を引き受けてしまいます。奥さんの乗った飛行機が着いた先はフランス。オルリー空港。大きなキャリーバッグをヨタヨタしながら運ぶ奥さん。なにせバッグの中身は「石」だから、当然重い訳です。すると、奥さんの両脇に屈強な税関職員が……
「マダム、ちょっとこちらへ」
部屋に入れられ鞄の中身を開けられる。
えっ、違う、石じゃない!!
なにこれ?
税関の麻薬探知犬がワンワン吠える。
職員が試験薬で中身の粉末を確かめる。試験管の液体が冷酷に「青く」変わる。
「マダム、ごらんなさい、これはコカインです」
ここから、まさに転がる石のように、普通の主婦、ジョンヨンの運命が転落してゆくのです。
 収監されたフランス領マルティニーク島。
母国、韓国から12,400kmも離れた島。その刑務所の惨憺たる有様。刑務官の暴行。そして、奥さんにとってたった一つの頼みの綱。フランス当局との窓口である、韓国の外交通商部。そこのお役人のやる気のなさ、不手際、保身。
「ちゃんとした裁判を受けさせてほしい」と訴えの手紙を何度送っても、なしのつぶて。
 本作の中では、この外交通商部の役人が、漫画チックで、滑稽なほどの無能ぶりで描かれております。本来、国民の生命、財産、権利を守るはずの政府機関、その一部局の「とある失態」が、異国の地で通訳も付けられず、公正な裁判も受けられなくなってしまう原因となるのです。結局、ジョンヨンは劣悪な環境の刑務所で765日間、政府当局や、自分の人生と闘う事になるのです。
韓国政府の失態といえば、最近起こった船舶事故の不手際が記憶に新しいところです。しかし、韓国の市民パワーが、この状況を少しずつ変えてゆきつつあるようです。本作でも、ネットを使った市民の声が、やがて大きな力となってゆきます。このような不条理な境遇に陥ってしまったのは、後に奥さん自らが語る事になる「少しばかりの、どん欲と、すこしばかりの無知」が引き起こしてしまった事でもあったのです。
かつて、奥さんは、夫と結婚したばかりの時、二人で一つの夢を語り合いました。
「いつか、カリブ海のキレイな海辺を、二人で歩こうよ」
どこまでも、限りなく透明なブルーの海。まばゆいばかりにきらめき輝く真っ白な砂浜。
彼女は皮肉にも、身も心もぼろ切れのようになって、カリブの海辺をたった一人でさまよい歩きます。美しい風景と自身の絶望的な状況。その対比を淡々と描く監督の絵心が、何とも心憎い、印象的な作品でありました。

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ユキト@アマミヤ
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