大人の女子会　ナイトアウト

私はダメな人間
いつも失敗してばかり
私がどんなに努力してもどれだけ尽くしても
失望させるばかり

だれを失望させるの？
自分に失望する？

主はお前を愛す
お前が誰であろうと
両腕を大きく広げて
ありのままのお前を愛す
あんたは自分を責めてばかりいる
疲れるだろ？
だから素の自分でいればいい
あとは神の意志だ

When at first you don't succeed…
Just sit down and eat cake.
1度目が失敗だったら
座って甘いものを食べよう
Then try again!
そしてマタ挑戦すれば良い

My life needs to change for me to be happy.
人生を変えなきゃ幸せになれない

That would be false.
それは違う

変わるべきは自分なのだ
いつも笑顔で居られるわけじゃないけれど
小さなことでも笑顔を心がければ
私はダメな人間なんかじゃない。
完璧じゃないけど役割がある。

観てよかったなぁと思える。
ストレスは視点を変えて対処せよというのが
この映画の趣旨なのかも。
けれど男性に理解…出来るかなぁ…

結局は子育ても家族も自己満なのかも。
そう、人生自己満なのかもなぁ…

大人の女性のコメディ映画かと思い見始めたら、予想とは違い旦那たちも総登場の完全ドタバタコメディだった。
内容も浅い。しかし、最近流行っている下ネタ満載のおバカコメディではなく、観ていて不快になるような卑猥な言葉はほとんど出てこないので、「下ネタが苦手な人でも気軽に観られる（逆に、コメディに下ネタを求める人には物足りないだろう）ドタバタコメディ」で、その点は評価して良いと思った。

「ママたちが一晩子育てを休んで遊んじゃう！」というような、ママが夜を楽しむ話ではなく、結局は子供や旦那たちに振り回され、「大人の女子会」なんて邦題をつけているけれど実際はロマンティックさの欠片もないので、ロマンスを期待して見てはいけない。
事件が次から次へと起き、尋常じゃないほど忙しい。非現実的でいかにも映画だ。でも、実際にこういうママたち＝育児を休んで楽しもうと思っても子供が熱を出したりどうしても思惑通りにはいかない女性陣ーーーはいるだろうから、ロマンティックな展開にするより、ある意味よっぽど現実的で共感出来る人は多いのかもしれない。

私は下ネタが特に嫌いではないが、満載のコメディは「またか・・・」と呆れることが多い。とりあえずコメディだから下ネタを入れておけ、というような映画は「下品だな」と不快になる（もちろんそうでない映画もある）。しかしこの作品はそういった気分になることはないから、特別面白くなくてもなんとなく最後まで見てしまった。

個人的には、ストーリーも、後半は結構面白かったと思う。（といってもラストの、ちょっと感動させようみたいな展開は無理があるので流すに限る。）
ネタバレになってしまうが、警察が登場、旦那たちが誘拐犯と間違われるところなんかは王道なのに吹きだしてしまった。ウケ狙いのコメディで「あぁ、面白いな」とちゃんと自分で感じて笑えるのは良い。それが微笑ましい笑いだと尚更。

見る人（というより、その時の気分）によっては「物足りない」「つまんない！」だろうけど、私としては「何も考える気がしないときに適当に観られる一本」だと思った。
・・・といっても、見るのは一度で十分、ですが。