テロ,ライブのレビュー・感想・評価
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恐怖で動けない。
座席にお尻が張り付いてしまった一本。
身動きした途端に爆破するんじゃないかとこっちまで力が入る。
テロリストに対し交渉・譲歩はしない。は各国共通のようだが、
では人質の命はどうなってもいいのか。建設事故で失われた命と
大統領謝罪への駆け引きが途切れることなくスリリングに展開。
ほとんどスタジオ内というワンシチュエーション、単独で場面を
盛り上げるハ・ジョンウの巧さに脱帽するが、風貌が誰かと被る^^;
視聴率しか頭にない上層部、野心で帰り咲きを狙うキャスター、
国策重視を力説し弱者を見捨てる政府、三大エゴの三つ巴合戦。
そんな中、あくまでリポーターの立場から現場で中継を続ける
キャスター元妻の勇姿が目を惹く。爆弾の恐怖に身を縮めていた
主人公が、やっと報道の有り方と姿勢に目覚め説得を続けるが…。
爆破による崩落寸前のビルでの犯人との一コマ、主人公の決断、
よくこんな題材をこれだけのスペースと脚本で仕上げたものだと
これが新人監督の作品とは信じ難いほどの出来映え。恐れ入る。
(感想を書いた後に人質テロ事件が。味わうことない恐怖だった)
文字通り「一筋縄ではいかない」傑作。
コレはお見事!としか言いようの無い、感服の一本。
基本スタジオを舞台にした、近年稀な良ワンシチュエーション・サスペンスに拍手!
それをほぼ1人で支え切るるハ・ジョンウの確かな演技力は勿論。
幾多の思惑で雁字搦めになった土壇場での決断の緊迫感、人間というの下衆さ、一筋縄ではいかないいかせない随所に挟み込まれたアッ!と驚く見せ場の迫力、そしてやっぱり遣り切れない想いに満たされるラスト…
これぞ正に韓の印の底力!
しかも、そんな中々出逢えない快作を作り上げたのが、今作で商業監督デビューの方なんだもの!
本当にエンタメに関しては、彼の国の底の深さに驚かされるばかり。
いや、むしろ自国の映画文化の豊かさで言ったら妬ましくなる。
そんな複雑な想いは有りながらも。
サスペンス好きのみならず、映画好きなら見逃すのは勿体無い良作。
骨太な社会派エンタテイメント
犯人はやると言ったらやるタイプ
ほぼラジオ番組のスタジオ内1幕ものなので、絵面が単調で、かつ電話でのやりとりなど会話劇がメインとなるため、字幕を読むのが大変だった。特に最前列の左側に座っていたため、右上の字幕に気づいたら消えていて読み飛ばすなど、疲れてうとうとしてしまった。
しかし、長い映画ではないものの常に緊張感を途切れさせないような工夫がなされていて、それでも眠くなってしまうのは、こちらのコンディションの調整不足もあるので、非常に申し訳ない。
「死んでやる」「殴ろうと思った」というのは大抵の場合、やらない人のセリフであると思っているのだが、この映画の犯人はやると言ったらやるタイプで、いろいろな人がいるから発言で軽く見るのはやめようと思った。犯人がそんな人であるため、寸止めのすっきりしない感じは全くなかった。
主人公が最初ダラダラとグラサンでDJをしていたのに、気合を入れてばりっとした格好になる場面はとてもかっこよかった。
CGが素晴らしくてどこまでがCGなのか全然分からなかった。
韓国の警察、ビルで宙ぶらりんになっている犯人を射殺するなんてひどい。
超怒涛の展開に唖然。
刻一刻と変わる状況に、息詰まるサスペンス。
【賛否両論チェック】
賛:主人公と犯人の現在進行形の攻防に、ハラハラドキドキすること必至。グロシーンが控え目なのも嬉しい。
否:設定こそ面白いが、やや展開に無理があるか。現実味はあまりない。
冒頭から息もつかせない怒濤の展開で、一気に引き込まれます。始めは自分のことしか考えていなかった主人公が、テロリストとの鬼気迫るやり取りの中で、保身に走る組織や人間の醜い姿を目の当たりにして徐々に変わっていく様が、刻々と描かれていきます。終わり方は好みが分かれそうですが、個人的には割と納得のいく感じでした。
「警察は何してるの!?」
っていうツッコミはあるかと思いますが(笑)、グロシーンもさほどないので、緊迫感のある映画でハラハラしたい方には、是非オススメです。
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