テロ,ライブのレビュー・感想・評価
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エンタメ映画として成功
この韓国映画を原作とした『ショウタイム7(セブン)』が公開されるので、観てみました。
スリリングさより、「韓国って政権や国家を怨んでいる人が多いのかな」みたいな怨念表現に意識がいってしまいました。
実際、歴代首相は逮捕されることが多いですしね(今なんか、現役で逮捕されたし)。
放送局内に爆弾を仕掛けてられる時点で、内部犯の可能性を一切考えない警察のテロ対策担当の頭の悪さが際立ち、「韓国とインドは映画の中の警察が無能」の法則がバリバリ発動していました。
テロが大規模でがんがん人が死んでいき、情動による発作的かつ衝撃的なラストは、エンタメ映画として印象的な仕上がりで、かなり成功しているなと。
面白かったですよ。
心情の移り変わり
緊張感が最後まで続く。
主人公の心情の移り変わりの演技に引き込まれた。
韓国映画は、大半は苦手である。後味が悪いから。それでも、その中に人間の本質が描かれているので、目が離せない。
どこまでもエグく暗然となるのだが。
これが、日本映画となるとどう決着つけるのか、非常に気になってきた。
20数階の宙ぶらりんの
流石の原作。
息もつかせぬ展開は、ライブそのもの!
報われない…
大統領の謝罪を求めて起こしたテロ。何人もの罪の無い人々を犠牲にした政府への訴え方は許されるものでは決して無いが、政府の欺瞞傲慢さを風刺した作品。冒頭からノンストップで緊張感を帯び、キャスター自身の収賄、内部闘争、TV局と政治家の癒着も絡んで、複雑化していく。生放送中の事件を描くマネー・モンスターを思い出した。しかし、最後妻も死んで絶望的になり、ビル破壊してしまったら、彼らを変えることはできない、救いがない終わりになってしまった。
圧倒的脚本
映画批評ばかりに触れているとついついカイエ・デュ・シネマあるいは蓮實重彦的な価値観が内面化されていき、映像に比した際の物語の比重を軽んじるようになる。物語なんか要らん、美しいショットがあればそれでいい、といった具合に。
一方、本作は徹底的に物語の映画である。本作の映画としての魅力は脚本上の危ういシーソーゲームにすべて賭けられているといっていい。しかしこれがメチャクチャ面白かった。
舞台はとある放送局の収録スタジオ。落ち目のアナウンサーのもとにテロリストの男から連絡が入る。「俺の言うことを聞かなければ橋を爆破する」。そして実際に放送局付近の橋で大規模な爆発が起きる。
アナウンサーはこの唐突な「特ダネ」を奇貨にアナウンサーとしてのキャリアを再始動させることを思いつき、カメラの前でテロリストとの交渉を試みる。当然視聴率はうなぎ登り。
さて、ここでアナウンサーとテロリストの言葉による一騎討ちが始まるかと思いきや事態はそう簡単には進まない。
アナウンサー同様に昇進を目論む番組ディレクターや対テロコンサル、プライドの高い警察署長などなど、異なる利害が四方八方から入り乱れ、敵味方の二項対立は早々に崩れ去る。一丸となってテロリストを追い詰めるはずが互いの足を引っ張り合う泥沼状態。
一方でテロリストの主張は揺るぎなく一貫している。資本家や政治家の身勝手な行動によって死んでいった名もなき労働者たちに対して、ただ一言謝罪が欲しい、という。
私利私欲が動機であるがゆえにいっかな優勢に立てない対テロリスト陣営と、仲間への弔意が動機であるがゆえ孤軍にして大健闘を続けるテロリストの対比は非常に強烈だ。そして主人公であるアナウンサーは対テロリスト陣営の価値観とテロリストの価値観の間に宙吊りにされ、どちらかを選択せざるを得ない極限状況に追い込まれていく。
韓国映画は脚本が優れている、とはよく言われるが、本作はその中でも抜きん出ている。小さなシーソーゲームが幾重にも複線化されているにもかかわらず、物語の流れは美しいまでに一方向的で見やすい。
思えば映画を見始めた頃に映画に求めていた面白さとは、こういう類の面白さではなかったか、と自覚させられた。確かにショットを分析するとか、映画史的な結節点を探るとか、そういうアプローチで映画を観るのも楽しいけれど、物語のジェットコースターにただただ身を委ねるという徹底的に受動的な映画体験も楽しい。
昨今の映画は大衆におもねって「わかりやすさ」に舵を切りすぎたがゆえに凡庸化している、といった懸念がまことしやかに囁かれている今日この頃だが、ここでヌーヴェル・ヴァーグ的な価値観に再帰して映像至上主義を顕揚するようなやり方というのは実効性に欠ける。それよりも、物語というローコンテクストな境位で「わかりやすさ」を適度に実践しながら新たな映画的可能性を模索するほうが現実味がある。
そう考えると、本作のような、ないし韓国映画のような、脚本(=物語)の強度をどこまでも鍛え上げていくような進化の方向性はメチャクチャ正しいように思う。
犯人は誰なのか?思惑と思惑が交差しあうサスペンス。
不祥事でテレビからラジオに左遷された主人公。そんな主人公の番組に舞い込んできた、テロ予告。最初は主人公もとりあわないが、実際に橋の爆破が発生し、主人公も本当のテロだと信じる。そして主人公は思う。『ここで上手く視聴率を稼げば、テレビに返り咲けるかもしれない』。主人公は上司に視聴率を上げればテレビに戻してくれることを掛け合い、そして視聴率を稼ぐために犯人との対話を試みる。果たして犯人は誰なのか?
という感じの話。犯人は誰なのか…はもちろん気になるところではあるが、この物語を面白くしてるのは誰も信用できないところ。偉いやつは人の心がないのか???と思うくらい、出てくるお偉いさんが揃いも揃ってこのやろう…!と思うことを平気でする。おそろしや。
主人公も不祥事をしているので人の心がないかと思ったら、野心があるだけでどちらかといえば我々の感性に近い、ような気がする。そんな人の心がない人だらけの中で、主人公がどうなっていくのか。テロ犯は誰なのか。最後まで手に汗握る面白い作品でした。
「テロに屈しない。」じゃあ人命は?
不祥事でテレビキャスターから降板。
ラジオ番組をやりながらも、テレビへの復帰の野望を抱く主人公。
そんな時、ラジオ番組に爆弾テロの予告電話が入る。
ほとんどがスタジオシーンと中継映像で構成された映画。
主人公と犯人のやり取りなど、狭い空間の中でのストーリー展開が見事。
セリフがない時も役者の感情表現に思わず釘付けになる。
緊張感が漂う中、予想外の展開に引き込まれる映画だ。
「綺麗事では解決しない。」
そんな印象を受けた作品。
テロに屈しない事は大事だが、お偉さんのメンツを守るために人命を犠牲にしているようだった。
(本当にクソだなと思った)
ただ、何が最善なのかもわからない。(無力)
テロに屈しなくても悪い事をしたなら謝罪すべきじゃないかな、、、。うーん、、、。
ラジオ番組に犯人から電話が入ってからは、
ハラハラする一触即発な展開で緊迫感が途切れない。
終盤は主人公も追い詰められ、
結末は予想だにしない展開へ。
「一言の謝るのががそんなに難しいことなのか?」
このセリフがずっと頭に残る。
ノンストップで楽しめる低予算作品
オープニングからノンストップで楽しめる。
橋だけならともかく、
誰が使うか分からんイヤホンに爆弾を仕込むとか、
ビルごとふっ飛ばす、ってのは流石に荒唐無稽だと思うが、まあ大目に見よう。
犯人の目的が「謝罪を求める」というのも韓国の国民性なのかな。メンツ重視というか。
あとは、「やっぱり韓国映画」と思うのはラスト。主人公が死んじゃうのは定番。
本作をハリウッドでリメイクするなら、主人公も元妻を生かして、ヨリを戻すようなラストにするだろう。
8年前の韓国作品。政府おすすめ勧告映画には絶対ならないけど、ノンス...
8年前の韓国作品。政府おすすめ勧告映画には絶対ならないけど、ノンストップなパニックサスペンスとして意外な掘り出し物。とにかく見始めたら止められない勢いがある。全編テレビ放送室内のワンスポットの映像で、しかも演者もアナウンサーほぼ一人なのに、飽きさせずに魅せてしまうシナリオと演出がすばらしい。イタ電かと思いきや、冒頭すぐのブリッジ爆破でつかみは完ぺき。半ばの警察庁長官のイ〇〇ン狙撃で中だるみも解消。最後の◯◯破壊でクライマックスも大盛り上がり。テーマ的には、視聴率しか考えてないテレビ局体質批判なのか、犯人に翻弄される危機管理担当の腰抜けぶりなのか、体面だけを重視する政府糾弾なのか、わやわや詰め込みすぎて結局コメディっぽくなっちゃったところに好感が持てる。
すごい!こんな傑作が知られてないとか!
すごい!傑作だった。
最初から最後までノンストップで緊張感が途切れなくて
メチャメチャ面白かった。
韓国の映画のクオリティは素晴らしい。
ストーリーも演出も役者もパーフェクト。
こんな凄いのに続編をやろうとか微塵も考えてなくて
きっちり終わらせてなんだかこっちが勿体なく思えちゃうほどの
内容だった。
韓国映画ってハリウッドと違ってお金はさほどかかってないけど
その分他でメチャメチャよく出来上がってるとこがいいよね。
韓国映画の監督でハリウッド映画撮ったら凄いんじゃないかと
思っちゃう。そのうちヘッドハンティングされるのかな?
ストーリーは単純。
建設作業員が工事中に無くなった責任の謝罪を大統領に
求めるだけの話。
しかし大統領というか国家はそれをしようとせず、
のらりくらりと時間を延ばすだけ。
それに苛つくテロリストが次々と仕掛けを爆破していく。
またそれに対して主人公がごく普通の人間で、
欲もあり愛情もあり良心もありで、
国や会社のしたたかなやり取りに潰されていってしまう。
ラストは誰も幸せになれない最悪な結末で
胸糞悪いったらないのだけど、そこは納得いく
終わり方だった。
韓国映画はマジですごい。
古館かヒカキンか
全然ちがうけどなんかジョージ・クルーニーが出てるやつで似たのがあった気がする。
本作は韓国産ってことで、出てくる人が誰かに見えるっていう現象が起きた。
まぁ主人公が古舘伊知郎に見えたりヒカキンに見えたりって、ただそれだけなんですけど。
やっぱりこの手の作品で思うのは、犯行動機が作品テーマに見えるよねってこと。
誰もが自分のことしか考えてない世の中の怖さというか、
ある時、自分がどうしようもない弱者の立場に置かれたらって恐怖というか。
登場人物の行動にちょっと予定調和を感じなくもないけど、
考えさせられるって意味では十分に力を持った作品だったと思う。
ジャーナリズムに興味のある人なら、もっと深い感想を持てるのかも。
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