こっぱみじんのレビュー・感想・評価
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とても純粋、美しい。
見ていて、なんだかすっきりとした幸せな気分になった。 音楽がないことで寂しい印象を受けるのではないかと思ったが、そんなことはなかった。 見ていて、いつの間にか引き込まれている。 登場人物が皆魅力的だ。 決して皆全てがうまくいって、幸せというわけではない。 だけど、それぞれ幸せというものは皆違っていて、幸せの形にも様々ある。 また、ロケーションの雰囲気が素敵だ。 映像が美しい。
肯定する素晴らしさ
登場人物の想いが全て一方通行なのですが、それを肯定する潔さがあります。 そして、この映画には否定がない! 自分の気持ちを大事にして、人を思いやる、実はこれが幸福の一番の近道ではないでしょうか。結果はどうあれ。
映画への愛を感じる映画館で愛の映画を。
日常のくりかえしは素晴らしい。なんとなく日々埋もれてしまいそうな空気の様な愛の気持ちが実は最も大きな原動力なんだ、忘れていた。 自分の気持ちに正直な不器用な、等身大の、愛おしい人間像。ロードムーヴィー好きな私のツボにハマる素晴らしい一本。
久々の〜
最近社会の中でも同性愛は普通…ぽくなりつつあるのかと感じる今日この頃ですが、日本の映画で観ると新鮮?違和感?そんな感じをうけたのですが、映画が全体の雰囲気がどこか懐かしく古く、映像の迫力を観るのでは無く、最近にはないお話を観る感じで面白かった。
また観たい
じれったい映画だ。 だがそこがいい。 甘っちょろい映画だ。 だがそれもいい。 好きだの嫌いだのにとらわれがちな恋愛映画だ。 だがなにか広がりを感じさせてくれるのがいい。 注目の楓役、我妻さんに興味を持って出かけたが、 これは映画がいい。 たいしたことは起らない、恋愛群像劇、等身大、成長。 あきるほどある永遠の映画テーマの数々を、 ピリっと瑞々しく映像にした。 88分の上映時間のこじんまりしたサイズ感もいい。 ドキュメンタリータッチと書かれているが、 そこまで生々しくはない。 演出や脚本に狙いがあって、 それを表現するために余分なものを排除した潔さに脱帽。 この作品から感じる古くさい上質さは、 これからが楽しみな俳優陣を器用したことで成功していると思う。 もし有名俳優が出演していたら 「勝手に悩め!よけいなお世話だ!」と言ってしまいそうだ(笑) 2014年ベストムービーとは言えないが、 この夏、映画館で観るべき作品の筆頭には押せる。 DVDじゃない。 東京大都会ではなく、 ロケ先の桐生のような場所でも観てみたい。 大学生以下800円 という製作陣の心意気は敬意をはらう。
泣いて幸せな気分になれる
映画の中では音楽がなく、珍しいなと同時に物足りなさを感じ見始めましたが、各場面のリアルな音が、よりいっそう感情移入させてくれて、自然と涙が溢れていました。メイン4人のそれぞれの思いや苦しみが画面から繊細に伝わってくる、これもやはり音楽がない効果ではないでしょうか。それと拓也のメガネ、萌えアイテムです。
ピュアな映画
純粋な人って周りになかなかいないし、そうかなって人がいても本当にそういう人かなと勘繰ってしまう。 だけど、この映画に出てくる人は純粋だなって素直に思えました。 素直に感動できる作品だと思います。
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