ターミネーター:新起動 ジェニシスのレビュー・感想・評価
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時間軸で遊ぶシュワちゃん、サラ、カイルたち
未来から過去、過去から未来の時間軸で遊ぶ、アクション映画です。
とっても楽しみながら、あっという間に時間でした。
ラストは、続編を期待させつつ、本編は、シュワちゃんが、次世代へ引き継ぐ設定なんだろうか?と思わせるストーリーでした。
期待を裏切るのが、やはり、映画ですね。
締めのセリフも
「未来は決まっていない」でした。
映画全体のメッセージも、本物の人間なら、諦めず、自分の意思で人生を切り開け。未来は決まっていないのだから。
映画のネット社会は、今の時代の危機感に当てはまる。人間が簡単に諦め、自分の意思で生きていない事。答えを求めて生きるネットユーザー。未来は決まっていないの意味をどこまで深く理解出来るだろうか?
時間軸を超えて、シュワちゃんたちと映画の中で遊ぼう。
時間を忘れて楽しめる映画でした。
リブートを上手く生かした作り
そもそものT3。それが制限に。
2までみたいに無駄口叩かず絶対人間殺すマンじゃないからかったるく見...
もういいかな。
新生ターミネーター、アイルビーバック!
この前作の、ターミネーター4は絶不評の嵐でしたね。3も相当叩かれてた。こんなのターミネーターじゃない!という感じで。自分は別に両方とも好きだったんですけどね。まあそれだけ1と2が偉大だったということなんでしょうか。
自分はどちらかというと、このシリーズにそこまでの思い入れがなくてですね、SF映画の金字塔であるのは理解してるつもりですけども、一体いつまでこのシリーズに皆は拘ってるの?と常々思ってて。だから1も2も3も4も拘りなく楽しかった。
だけど、自分と違って製作陣は相当頭を悩ましてたんでしょうね。5は流石に失敗できないと。
まあ色んな曲折を経ての今回は、続編というカタチを手放しちゃったんですね。リブートというかね。
うん。それで良かった気がします。というかこれ、単純なリブートじゃないんですよ。要するに1~4とは違った、またひとつの可能性を示唆した世界観というか(まあ3からその気配はあった訳で)、パラレル的というか、並列世界のひとつというか。
主に1(2も入ってますね)の流れを汲んではいるんですけど、こちらのサラ・コナーは枝のように分かれた別の時間軸の存在なんだよ、という。
面白いですよ、これは。
「時間転送の概念を取り入れると、こういう様々な可能性が生まれるんだよ」という、もうちょっと手垢も付いてるし卑怯っちゃ卑怯なタイムトラベルモノの常套なんですけど、1のサラ・コナー、カイル・リース、T-800に別の可能性を与えることによって、違う角度で物語が語られていくという。これは楽しいなと。
更に更に、○○○・○○○が今回の悪役!ラスボス!という、ちょいと信じられないサプライズもあって。並列世界ならこういう可能性も描けちゃうんだなあと。
今回ので新三部作の構想みたいな企画とかあるんでしょうかね。前回の4にもそういう考えがあったみたいですけど(完全消滅してますが)。そういうことを暗示したような終幕でしたから。それも楽しみです。
あの並列世界のサラ・コナー、カイル・リース、T-800の活躍、もう暫く見守りたい気もします。
おもしろかったですよ
過去に1と2は観ていたのですが、本作はとても楽しめました。
もう20年以上前に観たターミネーターですが、「そうそう、やっつけてもやっつけてもしつこく立ち上がってきたよね」と、思い出しました。
イ・ビョンホンさんのT1000も、無表情な感じがハマっててよかったです。でもT800やT1000の登場は、ストーリーの導入にしか過ぎないという豪華さ。
この後さらに面白く展開していって、目が離せなくなります。
強いサラがかっこいい。でも時々見せる女心に共感できます。それを受け止めるカイルも包容力があって、二人とも魅力的です。
そして劇中“おじさん”と呼ばれるサラの守護者T800も、お父さん的で、でも機械だから間が抜けてて、そこのコントラストも面白いです。
自分にはとてもおもしろかったので、2D字幕で観たあと、後日3D吹き替えを観てしまいました。
吹き替えの方がやっぱりわかりやすいかなと思いました。特に3Dは字幕が邪魔なので吹き替えの方が良いです。
でも字幕も俳優さんのストレートな演技を見られるので良かったです。
結局どちらも観て、とても良かったです。
違う時間軸という発想でみごとにネット時代の新しいターミネーターを創...
エミリア・クラークがカッコよくて可愛い♪
1作目を観ていれば、
とくに最初のうちは、ニヤニヤしながら観ていられる。
ニンマリできる台詞は
至る所に散りばめられている。
ドキッとする場面も結構ある。
でも後半はちょっと単調だったか。
そしてラスト(というか寸前というか)は、安直に過ぎないか?
話の整合性も
(タイムパラドックスものにはそもそも宿命的ではあるが)
かなり無茶なんじゃないか?
何よりも、あの人を、あんなにしちゃってよかったのか?
などという疑問はあるものの、
そして作品自体のトンガリ具合から言えば最初の2作には及ばないものの、
サラ・コナー役のエミリア・クラークがカッコよくて可愛いから、
許しちゃう♪
あ、ちなみに、
エンドロールが始まった途端に帰っちゃうと、
損しますよ (^_-)
惜しい、もう少しスケール感が
もういい。。。
アクセサリーはさり気なくするから魅力的
耳元でキラッと光るピアスのように、ワイシャツの袖からチラッと見える腕時計のように、映画におけるオマージュはアクセサリーのようにさり気なく盛り込むのが丁度良い。
未来から送られてくる若いT-800、顔を打ち抜かれてもすぐに再生するT-1000など、本作では過去の名場面が次々と映し出される。しかし、これ見よがしに登場するそれらのシーンは、オマージュと呼ぶにはあまりにも主張が強すぎる。シリーズ最新作、しかもリブートだというのに、どうしてこれほどにも前と同じシーンを描かなくてはならないのか?と首を傾げてしまう。
よほどターミネーターへの思い入れが強いのか?かと思えば、ストーリーでは過去作へのリスペクトが感じられない。賛否が分かれる物語についてはあえて言及しないが、不死身の殺人ロボットと勝ち目のない戦いを強いられる「絶望感」と息子を守るために母親が戦う「母性愛」という本シリーズの重要な要素が全くないのである。
映像革新と言われた「T2」から24年が経過し、CG技術も進化した。だが、CGはあくまで表現技法にすぎない。琴線に触れる物語がなければ若いシュワちゃんにも新型ターミネーターにも何ら驚きや感動は生まれない。1作目のストップモーションで動くロボットの方がよほど見る者に恐怖感を与えてくれる。
過去作を彷彿させるシーンを盛り込むことでファンは喜ぶのか?いいや、「T1」「T2」が如何に優れていたか、そして、今のハリウッドのアイデアが如何に枯渇しているかを露呈するだけである。オマージュと言えば聞こえはいい。しかし、どんなに魅力的なアクセサリーでも度が過ぎればクドくなるということを忘れていけない。
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