「とにかくタイガー、そしてラッキー・ストライク」フューリー よねさんの映画レビュー(感想・評価)
とにかくタイガー、そしてラッキー・ストライク
子供の頃に田宮模型のミリタリー・ミニチュアシリーズに小遣いを根こそぎ注いだ世代にとって本物のタイガーが暴れまくる本作はまさしく夢。
中盤の対タイガー戦は身震いするほど臨場感に溢れ、クライマックスの絶望的な戦況下でワラワラと湧いてくるナチどもにありったけの銃弾を浴びせる地獄絵図は極上のゾンビ映画のように美しく血塗れで感動的。きっとブラッド・ピットは『ワールド・ウォー・Z』でこれくらい盛大にやりたかったのではないでしょうか。劇中にこれでもかと出てくるラッキー・ストライクの喫煙シーンもきっとタバコの売上増に貢献することでしょう、いや多分そんなことはないです。
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