「全体的には女心を、話の核は男心を。」娚(おとこ)の一生 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
全体的には女心を、話の核は男心を。
祖母が他界寸前で田舎に帰ってきたOLつぐみが、かつて祖母が愛した男とひょんな事から同棲を始めるお話。
生真面目で何事にも要領が良いが、男関係だけは要領が悪いつぐみ役に榮倉奈々。田舎に居座る理由も性格あるあるだけに面白い。
祖母が愛した男:海江田役に豊川悦二を起用。
彼が大学教授だからなのか分からないが、前半からの行動が何故か作家の様な文学的行動にも見え、男として何故か不思議な魅力を覚えた。(まぁ、普通なら通報され退去だがw)
つぐみが海江田に惹かれる理由は、同じ祖母の血が流れているという一因があるかも知れない。
それにプラスとして自分を引き出してくれる男だからなのか、支えたくなる男性なのか、彼女の性格が妙にしっくり来るし、「若い女性との年の差婚ってこんな感じ?」と男としては思っちゃう訳で、フェチ部分も踏まえ私には羨ましくもあったw
あっそうそう、つぐみの元カレ役に向井理。
容姿でつぐみと釣り合う元カレに妙に納得&顔ちっちゃいw
この作品は全体的に女心を掴む様な内容だが、話の核は逆に男心ではなかろうか。後半の男心が妙に突き刺さる。
だからこのタイトルなのかな?と。
観終わった私としては、色々な設定が絡み合い、中々内容詰まった大人の恋愛話を読んだ気分になりました
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