劇場公開日 2014年11月8日

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「【急逝した夫の魂は天涯孤独だった妻をいつまでも優しく見守る。深川栄洋監督の安定感は変わらず。】」トワイライト ささらさや NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【急逝した夫の魂は天涯孤独だった妻をいつまでも優しく見守る。深川栄洋監督の安定感は変わらず。】

2019年12月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

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 サヤ(新垣結衣)との間に子(ユウスケ)を設け、さあ!これからというときに、売れない落語家、ユウタロウ(大泉洋)はトラックに轢かれて、死んでしまう。

 喪主を務めながら、途方に暮れるサヤの元にコワモテの男(石橋凌)が訪れ、棺桶の中のユウタロウを一括した後、サヤに子供を引き取ると申し出る。

 成仏できずに、葬儀の際ウロウロしていたユウタロウは、怒りのあまり葬儀の場に居た師匠(小松政夫)に乗り移り、サヤに”逃げろ”と語り掛ける。

 サヤが逃げた所は、亡き叔母が遺してくれた小さな家があるささら。

 ーここから、ファンタジー要素が色濃くなる。ー

 ささらに住む人々、取り分け個性的な三婆(お夏:冨司純子、珠子:藤田弓子、久代:波野久理子)は、ユウスケに夢中になり、サヤとユウスケの面倒を親身に見る。
 ささらの人々のちょっと面倒だが、心優しき事。

 ユウタロウも色々な人に乗り移り、サヤを支えようと奮闘する。

 そんな中、サヤはある決意を秘め、義父(石橋凌)をささらに招くが・・。

<深川栄洋監督が描く、人間性肯定のコミカル&ヒューマン映画。ささらに住む人々の人情が心に沁みます。>

<2014年11月9日 劇場にて鑑賞>

NOBU