めぐり逢わせのお弁当のレビュー・感想・評価
全69件中、41~60件目を表示
アナログもいいかも…
ありえなさそうでありえそう
誤配達から始まる手紙のやりとり、ロマンチックでもあり、悲しくもあり。
年齢差が気になりましたが、手紙でしか知り得ないのであればそれもありなのかも。男性に理性があり、ほっとしたのも正直な感想。年の功でしょうか。
邦題とストーリーが合わないような
いわゆるハッピーエンドの映画ではありません。
解釈によって評価の分かれます。
メインの男女二人はそれぞれ家庭事情に孤独を抱えています。
またこの二人以外にも、声だけ出演する「おばさん」、良さそうに見えて嘘をつき続ける部下など、
様々な人の人生が交錯します。
シナリオが素晴らしくて、ヨーロッパで高い評価を受けたのは納得。
また演技も物静かなストーリー展開も大人向けです。
自殺問題に介護、老後の孤独など日本にも通じる部分がありました。
『マダム イン ニューヨーク』がハリウッド的な内容なら、こちらは確かにフランス的な内容でした。
ただラストが…個人的には前向きなハッピーエンドでまとめてほしかった…
インドの都市部に住む人達の生活はとても面白いです。
インド映画の常識を覆します。
インドのお弁当システムすごい!
近所のお店から通勤先までお弁当を届けてくれるシステムがすごい!
人手だけで、大雑把に見えるあの仕組みで無事届くのが信じられません。
そんな中間違って届いたお弁当箱を通じて文通が始まり、お互いが手紙を心待ちにする。
終わり方に不満がありましたが、
インドの日常を知ることができる興味深いお話でした。
チャパティ
出てくる料理が軒並み美味しそうで、見ててお腹がすきました。
妻に先立たれた中年男性の悲哀がなんとも切なく、胸に来るものがありましたね。
あの無能すぎるけど段々かわいく見えてくる部下とのエピソードも主人公に感情移入するのにいいアクセントでした。
賛否ある含みを持たせたラストは、個人的には好きですね。
ポスター以上の破壊力。
静かなインド映画
余韻が残って
後味がいい。
すごくお腹が空く
お弁当が美味しそうでお腹が鳴りました。
ストーリーには無駄がなく一時間半ちょっととメインの四人の人物のドラマが展開します。
ラストの解釈はどれまでのセリフを元に察せよということでしょうし、映像にすると陳腐になりそうなのであれで良かったように思います。
インドの主婦、辛すぎですね。
何気ない日常の中にある大切なこと
何気ない日常の中にある大切なこととは?個人的にラストは、あれで良かった気がします。会計係のサラリーマンもとに、間違って弁当が届いたことで、彼のなにかが変わった。今までそんなに「他人のこと」に興味
主婦のイラも、この不思議なことで前向きに生きていって欲しいです。
インド社会も、経済の成長過程あることも知りました。
イルファン・カーンの逝去。心よりお祈り申し上げます。
大人の鑑賞に耐えるインド映画
映画の中に自分がいる。やもめ男も、帰宅しても会話のない夫も、どちらも自分の今の生活の一面のコピーそのものだ。自分と重ね合わせることの出来る部分があまりに多く、常に現実の自分を意識するために、映画の世界に没頭することが出来なかった。
しかしながら、作品の質はというと、端的な描写と、最低限のセリフを効果的につなげて登場人物の心情や境遇を理解させる、非常に映画的な語り口の魅力に溢れたものだ。
そもそも、弁当を介してやり取りされる手紙の内容も、言葉数少なく、それでもお互いのことについて理解を深め合うのに十分なものだった。
さすがに、通勤電車の中で夕食用の野菜を刻むシーンには笑ってしまったが、あのキャラクターもまた変わり者で、誰とでもうまくやれるタイプの人間ではないことを強く印象付ける、忘れられないシーンだった。
物語を語るうえで、背景や心情を全てセリフで説明しながら進行するTVドラマとは、まったく異なる、大人の映画鑑賞に耐える作品だった。この夏のシネスイッチ銀座は2本のインド映画にかけていたようだが、どちらも成功だったのではなかろうか。
個人的にはダッバ(タイトルでもあるお弁当)がフックになって観ようと思っていたわけで。
しかし実際には中の料理について語られることはほとんどなくて、重要なのはアナログな手紙でした。つまるところこの作品が主に語りかけたい対象はインド国内に住む中流の人たちであり、「世の中は変わっていくけれども見失っているものはないのか。新しい物が良い物とは限らない」ということなのですね。東京物語ならぬムンバイ物語なのだ。
説明がましい台詞がないのも好印象。まあ小津をやろうとしているんだからそうなるのか。【イルファン・カーン】と 【ニムラト・カウル】の演技が冴えていたからこそこの作品は佳作たりえる。特にイルファンは改めて評価を上げました。
でももうちょっと料理の内容から話を広げるアイデアがあると良かったなあ。
とてもおもしろかった けれども
全69件中、41~60件目を表示