悼む人のレビュー・感想・評価
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原作が好きだったので
期待値が高過ぎてしまった 出演されてる方々の演技は素晴らしいと思いました 重い内容の原作を映画化となると どうしても薄く感じるのはしょうがないこと ところでエズラミラー出演でハリウッド版が製作される話があったのですね 紀里谷和明監督の予定で その後のニュースがないのはやはり エキセントリックなエズラミラーのヤンチャっぷりでたち消えてしまったからなのか… そちらも観てみたかったです その映画を楽しみにしていた方々がいたことをワタシは覚えておきます… と、悼ませていただきます(-人-;)
なんとも言いがたい
出だしから静かで、その雰囲気のまま淡々と物語は進む。いくつものエピソードを挟みつつ。 動的なキャラクターは椎名桔平くらいか。 あとは、静かで。 でも暗い過去を背負った石田ゆり子が救われたように思えたのは、この映画で一番嬉しく感じたことであった。 評価が難しいな。
暗く、痛いイマジネーションの世界
天童荒太の長編作品の映画化。最初から最後まで、暗く、息苦しさを感じる作品。 死んだ者を、悼むための巡礼の旅をする主人公。その目的も、そのゴールも明確にないままに、死者を求めて彷徨う日々。 そこに、主人殺しの訳あり女性が一緒に旅に加わる中、互いに芽生えていく、恋心。 一方で、半端モンのチンピラジャーナリストが、この悼み続ける主人公に、興味を持ち始める。悼むとは、いったいどういうことなのか?彼の目的に迫ろうとするが…。 石田ゆり子が、今までにない汚れ役を熱演。高良君ね表情の無い演技も、悼む人に相応しい演技でした。
高良の行動は全然理解できない意味不明。 忘れられた時が本当にいなく...
高良の行動は全然理解できない意味不明。 忘れられた時が本当にいなくなるということなのかもしれないけど。 だからって縁もゆかりもない人間に覚えられていても。 何を伝えたいのか何が言いたいのか意味が分からない内容だった。 石田ゆりこが年齢の割にえろくてよかった。
冥福をお祈り申し上げます
誰にでも愛する人がいて、誰からか愛されていて、良い行いもするし悪いこともする、頼りにされたり、親切であったり意地悪だったり、得意不得意があり、自信があったりなかったり、やりきった事もやり残した事もあり、若くして亡くなる人も歳を重ねて亡くなる人もいる、病気怪我事故他殺災害と亡くなる理由も様々で、産まれたら必ず亡くなる。 ひとりひとりが、生きていることを精一杯生きてきたことを思い出させてくれた作品でした。 今生きていることを大切にして亡くなった方を悼みたいと思います。
のりきれない。 物語が綺麗すぎるのか ご都合が多く書かれているから...
のりきれない。 物語が綺麗すぎるのか ご都合が多く書かれているからなのか 感情移入しきれない。 一瞬のいいシーンはあるのにそこから冷めてしまう。 そもそも 高良さん演じた静人の行為は肯定すべきものなのか。 この映画はそれを何だかんだ肯定していて、 だから最後の綺麗なシーンを観てもご都合にしか思えなくなってしまう。 静人の葛藤や人生をもっと観たかった。 大竹しのぶさんの演技はすごかったです。
原作読みたい
90年代後半から2000年代前半頃、原作者の天童荒太の本にはまっていました。「永遠の仔」はテレビドラマでも天童荒太の世界観が表現できていて凄く好きでした。しかし今作は、かなり表現が薄っぺらいと感じました。何故なら主人公をはじめとする登場人物の心の傷が全く見えないからです。高良健吾も井浦新もただの変な人にしか見えません。原作は未読なので何とも言えませんが、天童荒太だったらもっと複雑な悲しみや優しさが表現されているはずです。原作読みます。
投げっぱなしは映画としてはツラい
・赤の他人のお墓や事故現場にいって、独自の手振りで祈りを捧げ回る若者 ・原作のエピソードや事象をただ並べて、時々感動風なスローモーションとBGMで盛り上げて、監督の解釈や踏み込んだ人物造形も感じられないままこれどうでしょうとやられてもなあ ・井浦新と石田ゆり子のセックスだけがエロかったが主題からはズレた感想 ・連ドラの方が向いてる作品なのでは? ・むりくりシリアスにしすぎててユーモアを入れまいとしてるのが逆に見てられないほど単調 ・幽霊の井浦の独特な死生観をもった坊主役がキチってて良かった
廻る廻る廻るユラリゆあーん
高良健吾さんに椎名桔平さん井浦新さん 甲本雅裕さんに平田満さん 上條恒彦さん。 包帯クラブの柳楽優弥さんも大好きなんです。 蛇にピアスの高良健吾さんに旧名ARATAさん 化粧師 KEWAISHIの椎名桔平さんが大好き。 読む力観る力感じる力受け入れる力 セブンのラストを今でも良く思いだす。 アンチクライスト、ラースの映画も良く頭の中に 出てくる。 深沢七郎さん 楢山節考も私の生きる糧になっている。 私は本を少し読む。映画も少し観る。 その作品のことは覚える気も全くない。 しかし日常生活において台詞が出てきたり このシチュエーションはアレだなぁとか 出てくるのだ。 様々な作品が私に様々なものを教えてくれる。 石田ゆり子さんに大竹しのぶさんは 観続けたい女優さん。 そう思えるだけで楽しく日々を過ごせる 気になれる。
死生観を考える…。
「あの時生きていたということを私は覚えておきます」というセリフが頭からこびりついて離れなくなりました。 人が死を怖がるのは、この世からいなくなる事への恐怖からだと思いました。 でも、この映画を観て、生きている人の記憶から忘れ去られることも死への恐ろしさなのだと実感しました。 最後の、大竹しのぶさんが息を引き取ろうとする中、娘が新たな命を生み出そうとするシーン。 潰える命と誕生する命、その両極端の瞬間が同時に起こる奇跡に胸が揺さぶられました。 まずは、自分をしっかり持って生きるところから始めたいと思います。
原作は読めなかったけど…
映画ならと思い見始めた。 死って薄れ、忘れる事で、残された、生きている人の時計が回り始め、人生が動き出すって所があると思うが、この静人は亡くなったを忘れなければ永遠に生きているという考え方。しかも身近な知人のみならず赤の他人の死まで。 これは相当心に負担をかけるはず。人間性さえ奪うだろう。しかし静人は浮世離れしてはいるがちゃんと恋心(性欲)もあるのだからぶれない信念の元悼んでいるのだろ。 この世界では災害はもちろん、人害でも命は奪われる。奪われた命がより多くの命を奪う理由にもなっている。その負の連鎖を止めるには静人と同じ様に「誰に愛され、愛したか、どんな事をして人に感謝されたか」に思いを馳せて行くべきなのかも……。
退屈
ただ長く、あまり感情も湧かないような内容だった。 死に執着している静人が、なぜ病気の母は放っておいてゆっくりと帰るのか、 死に執着しすぎて生きていない静人と、自宅療養を選び死ぬために生きている母 腑に落ちず、意図が見えてこない。
放浪の旅・・
直木賞の天童荒太の小説が原作。事件や事故で亡くなった人を現場で「悼む」放浪の旅を続ける主人公と、それに付いて行く殺人犯の女。小説は暗く読むのに苦労したが、映画はまだ観やすかった。ただ、東日本大震災のように不特定多数の人が亡くなった場合はどうするつもりか疑問が残った。大竹しのぶのガンの母親役は演技が上手かった。映画館は私ひとりだった・・
僕は幸せだと感じることができた。 そういう意味でよい映画だった。 ...
僕は幸せだと感じることができた。 そういう意味でよい映画だった。 親友の一周忌を忘れ憔悴しきるほど感受性も強くなく 。 自閉症気味の父親でもない。 親に捨てられたと思うようなこともなく。 殺したり殺されたりしなくても相手の中にいると思え る相手が居り。 表だって誉められた記憶はないがそれを不満に思うほ ど親を恨むこともなく。 よくやったと誉めてやれる子がいて。 俺って幸せなんだと再確認できる。 悼む人を絡ませ、奈義、蒔野、巡子の三人の人生が語 られる。 奈義の旦那役の井浦新は特別な存在感。 目が特殊。 この人でないとこの役はできなかったんでしょう。 でも何故か個々の役者さんがみんな浮いていたように 思う。 石田ゆり子はフィットしてない気がするし、平田満の 意味がよくわからない。 椎名桔平は元々あんななんだと思うけど。 みんながてんでばらばらの話をしているような。 なんだかもったいない。 もったいないけどそんなもんだろうとも思う。 原作読みたくなった。 『死にのぞみ誰かの心に残っていると思える安心感。 』 それは是非ほしいと思う。 そういう生き方がしてみたいとも思った。
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