ショート・タームのレビュー・感想・評価
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ブリーラーソンの代表作はルーム、最高作はショートターム
人の心を汲むのは難しい
アカデミー女優となったブリーラーソンの主演作ということで見た!
ブリーラーソンって顔なのか何なのか全体から漂う、良い人感がすごい。正義感とか、優しさ、力強さも凄く感じる。それが子供たちを受け入れるのに適している。でもああいう仕事をする事によって、彼女の過去を思い出させるというか、彼女が過去に執着せざるを得ないんじゃないの、と思っていた。でも、やっぱり彼女にしか出来ない事があって、彼女がやらなきゃいけない事がある。それを彼女も分かっているのだろう。
親の仮釈放の電話を聞いた瞬間に、彼女の中の何かが崩れ落ちる。それを立て直すのは、子供の何気ない一言だったりする。あの瞬間は彼女達の何かが繋がった気がして嬉しかった。バットのシーンは何とも快感で、父の車=父 のようにみえた。
ラストシーンもハッピーって感じでは無いけど微笑ましく終わってよかった。
人の幸せを考えたくなる一本でした。
強さと儚さ
ブリー
距離が近い
考えされられ、最後に、暖かくなれる
心でぶつかり合い、寄り添い合う
今年のアカデミー賞で、最優秀主演女優賞に最も近い女優「ルーム」のブリー・ラーソン主演作。
良い映画だったな〜
泣いたなぁ。いっぱい泣いた。
心に傷を負った子供たちを保護する施設「ショート・ターム」の日常。
子供たちは、スタッフに励まされ癒されるが、逆にスタッフが子供たちから学ぶことも。
心を裸にしてぶつかり合う彼らの姿に涙が溢れる。
注目のブリー・ラーソンは、スタッフ、グレイス役。
グレイスは子供たちの心の変化にピタリと寄り添う。
なぜ、彼女は彼らの心の変化に敏感なのか。
それは、彼女も虐待されていた過去があるから。
その、辛い過去を背負いながら、前向きに生きようとするグレイスを、ブリー・ラーソンはとても自然に演じていた。
どことなくただよう影は演技なのか、ブリー・ラーソン本人のものなのか
「ルーム」の役柄も通じるものがあるので、「ルーム」での演技も楽しみ。
繊細で脆い
自分が如何にガサツに生きて来たかを目の当たりにした。
子どもたちって繊細で脆い。
ちょっと言い方を間違っただけで傷付き悲しみ殻に閉じこもってしまうのだから、
大切に、視線を合わせて付き合わないといけないなと親目線で観た。
良かったのは、ショートタームという施設でせけんから見たら落ちこぼれの子たちにも、それぞれ輝く才能があって決して未来は閉ざされてないと思えた事。男の子のラップや女の子の絵本がそう。
悩んでる事があるんだったら言えばいいのに、とガサツな僕は思ってしまうけど、言えない過去、逆らえない記憶ってあるよな。
子どもたちだけじゃなく、主人公も抱きしめてあげたくなった。
普通にのうのうと生きて来た僕には、
悩みを持って辛い過去を背負ってるけど、何とか自分と闘って、ほんの少しでも前に進もうとしてる子どもたちや主人公が格好良く輝いて見えました。
いい作品ではある
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