ショート・タームのレビュー・感想・評価
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ブリーラーソンの代表作はルーム、最高作はショートターム
見る前はすごい単調な映画でただ心が温まる良い映画って感じなんだろうなって勝手に思ってた。 そんなことなかった。派手な映画ではないし、日本で有名な映画でもない。でもみんなに見てほしいくらい素晴らしい映画。 一言言うと思ってるより題材と内容がかなり重い。 フライヤーとかに書いてある通りHeartwarmingももちろん感じられるけど何よりHeartrendingの印象も強く感じられる。 職員たちの苦悩、主人公の過去、子供たちの計り知れない傷、全てに胸が痛む。 全編うまい描き方をしてる。登場人物たちの表情を捉えるのがうまい。
サントラ欲しい
こういう映画は好き。 青春群像というか。 主人公の彼の話で始まって終わるのも良かった。 ラストの話も素敵だった。 割りと淡々としていて、 全体に淡い感じ。 エンディングの曲も良かった。
人の心を汲むのは難しい
アカデミー女優となったブリーラーソンの主演作ということで見た! ブリーラーソンって顔なのか何なのか全体から漂う、良い人感がすごい。正義感とか、優しさ、力強さも凄く感じる。それが子供たちを受け入れるのに適している。でもああいう仕事をする事によって、彼女の過去を思い出させるというか、彼女が過去に執着せざるを得ないんじゃないの、と思っていた。でも、やっぱり彼女にしか出来ない事があって、彼女がやらなきゃいけない事がある。それを彼女も分かっているのだろう。 親の仮釈放の電話を聞いた瞬間に、彼女の中の何かが崩れ落ちる。それを立て直すのは、子供の何気ない一言だったりする。あの瞬間は彼女達の何かが繋がった気がして嬉しかった。バットのシーンは何とも快感で、父の車=父 のようにみえた。 ラストシーンもハッピーって感じでは無いけど微笑ましく終わってよかった。 人の幸せを考えたくなる一本でした。
強さと儚さ
めちゃくちゃ好きな映画になった。ヒロインのブリー・ラーソンは、この前映画館で『ルーム』を観た時に初めて知った女優さんだったけれど、ショートタームの演技とも合わせて、好きな女優さんになった。彼女が醸し出す強そうに見えるけれどどこか儚い演技が印象的だなぁと思った。それと、ジェイデンが作ったタコとサメの物語が心にずっと残っている。
ブリー
ラーソンという名前を完全に覚える。ブリーが圧倒的に素晴らしい。走ったり、自転車に乗ったり、緑のヘッドフォンしてたり、妊娠したり。そんな彼女がアカデミー賞取るっていうのは、今時数少ない真っ当に価値があること。黒人少年のアカペラシーンが良い感じ。タコとサメの話。サメはやっぱりいつも不穏。
距離が近い
映画の距離が近いと感じました。 撮り方がドキュメンタリーっぽいからです。 観た後とても複雑になります。 思い出した映画がありました。 デタッチメント 優しい無関心 どちらも併せて親になる人に見て欲しい作品です。
考えされられ、最後に、暖かくなれる
ルック △ シナリオ ◎ アクター◯ デプス◎ ラスト◯ オススメ ◯ 施設の子供たちの気持ちは私が思っている以上のものだ。 ラップを作った子も歌には母親のことが書かれ 女の子が作った童話を聞いて 2人が虐待を受けていると気づいたとき、泣きそうになった。 施設の子供が心の闇を持っていたり、変な子がたくさんいるという発想は間違いだと思う。そんなことでいじめたりすることもおかしい。当たり前のこと、子供たちは悪くない。環境や親、大人が悪い。 人間性や現実、大人として、どうするべきか、正しいことは何か。と思い出させる。再確認できる作品だった。
心でぶつかり合い、寄り添い合う
今年のアカデミー賞で、最優秀主演女優賞に最も近い女優「ルーム」のブリー・ラーソン主演作。 良い映画だったな〜 泣いたなぁ。いっぱい泣いた。 心に傷を負った子供たちを保護する施設「ショート・ターム」の日常。 子供たちは、スタッフに励まされ癒されるが、逆にスタッフが子供たちから学ぶことも。 心を裸にしてぶつかり合う彼らの姿に涙が溢れる。 注目のブリー・ラーソンは、スタッフ、グレイス役。 グレイスは子供たちの心の変化にピタリと寄り添う。 なぜ、彼女は彼らの心の変化に敏感なのか。 それは、彼女も虐待されていた過去があるから。 その、辛い過去を背負いながら、前向きに生きようとするグレイスを、ブリー・ラーソンはとても自然に演じていた。 どことなくただよう影は演技なのか、ブリー・ラーソン本人のものなのか 「ルーム」の役柄も通じるものがあるので、「ルーム」での演技も楽しみ。
繊細で脆い
自分が如何にガサツに生きて来たかを目の当たりにした。 子どもたちって繊細で脆い。 ちょっと言い方を間違っただけで傷付き悲しみ殻に閉じこもってしまうのだから、 大切に、視線を合わせて付き合わないといけないなと親目線で観た。 良かったのは、ショートタームという施設でせけんから見たら落ちこぼれの子たちにも、それぞれ輝く才能があって決して未来は閉ざされてないと思えた事。男の子のラップや女の子の絵本がそう。 悩んでる事があるんだったら言えばいいのに、とガサツな僕は思ってしまうけど、言えない過去、逆らえない記憶ってあるよな。 子どもたちだけじゃなく、主人公も抱きしめてあげたくなった。 普通にのうのうと生きて来た僕には、 悩みを持って辛い過去を背負ってるけど、何とか自分と闘って、ほんの少しでも前に進もうとしてる子どもたちや主人公が格好良く輝いて見えました。
いい作品ではある
主人公の抱える問題も、終わり方も、これといって従来の作品と違うところはないけれど、優しい描き方で好感のもてる作品ではあった。ただ子どもの数が多すぎるのか個々の問題にフォーカスしきれないのは少し気になるところかも。
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