LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標のレビュー・感想・評価
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男には自分の世界がある
例えるなら空をかける一筋の流れ星
とにかく渋さが熱い。
目的のためなら手段を選ばず〜というのを、自らの美学の範囲において必ず達成する男の世界。
通例のルパン映画だとゲスな金持ちが強力な用心棒を雇って、用心棒との対決パートと黒幕の成敗のパートに分かれているが、今回の作品では用心棒(強い個としての敵)との直接対決構図が主となっているため、敵と味方ともに持っている強烈なポリシーのぶつかり合いがとても魅力的に描かれている。
ルパンファンにとってはvs複製人間への布石となるような伏線が見られるが、この作中ではそこらへんは特に進展も解決もないため、単発の映画として十分に楽しめる内容です。
「かなりの秀作」
うまいタバコが吸いたいだけ。
まだ仲間じゃない、二人がビジネスパートナーからはじまる。
次元を狙うはスナイプ専門かと思いきや堂々と正面から来るパワーキャラのヤエル奥崎。メカの天才で何でもDIY、殺す相手の墓までつくる。
キャラデザインも良いし、ハードボイルドな内容。悪くは無いけれど期待したほど映画の感じがなかった。次元も早々に頭を撃ち抜かれるがそんな訳ないだろうと思うし、ストーリーのことだけでいうとTVシリーズの延長みたいだった。
1stルパンの雰囲気が好き
・クセのあるキャラデザや人物造形がたまらない
・弾丸や煙草の細かい描写にこだわりあり
・秘密倶楽部にとらわれた不二子がまっぱにされローションまみれのショウケースに入れられて、チンポドリルの巨大オートマタに襲われるというフェチ趣味満点のシーンが素晴らしい
・殺し屋は監視カメラ通信型眼帯を着けて次元らを撃っていたというオチ
・ラストにまさかのマモー登場
ブラックLUPIN THE IIIRD
1stシリーズよりのハードボイルド感が心地いいピリッと辛い小品
これぞ観たかったルパン!
かっこいい!
映画といっていいのかどうかわからないが、胸にずしっとくる出来栄えであった。
高橋悠也脚本、小池健監督はルパン三世の世界をハードボイルドにとらえ、その構築に腐心した痕跡がありありと見えた。
TVアニメのフォーマットで作られた感じであるが、スクリーンに十分耐えうるものであった。
ヤエル奥崎というキャラクターが映画をコクのあるものにしていた。
次元大介を仕留めたと錯覚させるトリック、銃の軽量化があだとなるラスト。
少しの砂煙が舞う中、ルパンと次元が奥崎の前から去っていくシーンは映画史に残るといってもいい。
個人的には峰不二子のオールヌードを拝むことができたのがさらによかった、かな。
このスタッフで、ルパン三世の長編映画を作ってほしい。
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