LUPIN THE IIIRD 次元大介の墓標のレビュー・感想・評価
全46件中、21~40件目を表示
プラダを着た暗殺者
多分、往年のルパン三世ファンにはたまらない作品。TVアニメでも1971年から始まったパート1と呼ばれるキャラクターに近づいた作画。モンキー・パンチのコミックの絵にも似ている。カリオストロ以降の親子で楽しめるルパンではなく、セクシーシーンも満載した青年漫画ギリギリのハード&アダルト作品。さすがにコミックの♂♀エロさはない。
東西ドロアという分断された国家を軸に、マランダ共和国が秘宝リトルコメットと引き換えに化学兵器を提供するという恐ろしい世界を背景にしているが、東ドロア国の陰謀によってルパンと次元は暗殺者に狙われてしまったのだ。サイコロを振って何発で殺すのか、軽い銃だけにスピードと正確さがものを言うガンマン。次元にとっては平和目的の歌手を暗殺されてしまったという苦い経験もあるのだ。
西部劇のような1対1の早撃ち対決。ルパンと次元はこの頃はまだ仲間ではなく、たまたま仕事のパートナーとなっただけの微妙な関係。そして峰不二子は変態クラブの見世物にされてしまうという悲劇。わずか51分という中編作品の上に前後編と分かれていても内容がぎっしり詰まったファンへのプレゼントのようでした。また、最後に登場するマモーによって今後のサードシリーズにも期待できそうです。
お馴染みの大野雄二のテーマ曲ではなくジャズっぽいBGMと、古さの中にも監視システムという現代的な国家の恐怖。それを網膜に接続するという大胆なアイデアには舌を巻いてしまいます。これを観てしまうと、山崎貴版が子供っぽくて味気なく思われる・・・
男には自分の世界がある
例えるなら空をかける一筋の流れ星
とにかく渋さが熱い。
目的のためなら手段を選ばず〜というのを、自らの美学の範囲において必ず達成する男の世界。
通例のルパン映画だとゲスな金持ちが強力な用心棒を雇って、用心棒との対決パートと黒幕の成敗のパートに分かれているが、今回の作品では用心棒(強い個としての敵)との直接対決構図が主となっているため、敵と味方ともに持っている強烈なポリシーのぶつかり合いがとても魅力的に描かれている。
ルパンファンにとってはvs複製人間への布石となるような伏線が見られるが、この作中ではそこらへんは特に進展も解決もないため、単発の映画として十分に楽しめる内容です。
「かなりの秀作」
うまいタバコが吸いたいだけ。
まだ仲間じゃない、二人がビジネスパートナーからはじまる。
次元を狙うはスナイプ専門かと思いきや堂々と正面から来るパワーキャラのヤエル奥崎。メカの天才で何でもDIY、殺す相手の墓までつくる。
キャラデザインも良いし、ハードボイルドな内容。悪くは無いけれど期待したほど映画の感じがなかった。次元も早々に頭を撃ち抜かれるがそんな訳ないだろうと思うし、ストーリーのことだけでいうとTVシリーズの延長みたいだった。
1stルパンの雰囲気が好き
・クセのあるキャラデザや人物造形がたまらない
・弾丸や煙草の細かい描写にこだわりあり
・秘密倶楽部にとらわれた不二子がまっぱにされローションまみれのショウケースに入れられて、チンポドリルの巨大オートマタに襲われるというフェチ趣味満点のシーンが素晴らしい
・殺し屋は監視カメラ通信型眼帯を着けて次元らを撃っていたというオチ
・ラストにまさかのマモー登場
ブラックLUPIN THE IIIRD
1stシリーズよりのハードボイルド感が心地いいピリッと辛い小品
これぞ観たかったルパン!
全46件中、21~40件目を表示









