KANO 1931海の向こうの甲子園のレビュー・感想・評価
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全ての野球に携わる人は・・観なアカンね!
悔しいですが、コレはやられた・・・何してる日本映画界って感じです。
この10ヶ月、甲子園にあるうちの店には、台湾からの観光客が激増!
その皆さんが、口してたのはKANO、KANOミテ コウシエン キマシタ。って言われてたので、気になってた作品でした。
そして『甲子園魂〜絆』のボールが売れる理由もわかったような気がします。
当時の台湾と日本の関係すら詳しく知らずに観ましたが、その辺の状況も組み込まれてながら話が進むので、上演時間は長めです。
邦画ならカットかも!?ってダムのくだりにも組み込まれる理由があるんでしょうね。
演技より野球力重視で選ばれた出演者の上手とは言えない素の体当たり演技が、逆に良かったです。永瀬・坂井・大沢さんや他の日本の俳優さんが、グッと空気を詰めるので、野球好きで映画好きとしては、かなり引き込まれましたよ。
昨年の夏の建大高崎の機動破壊野球を84年前に体現してるチームがあったのに!(◎_◎;)
実際には今では、露骨に描写出来ない事も多かったとは思いますが、その部分をスルーしてうまく演出映像化されてたように思います。
ただ84年前にしては、選手のスタイルが良すぎて、昭和人の永瀬さんだけがタイムスリップしてきたみたいでした^^;
ここ2ヶ月で、野球を題材とした作品が2つありましたが、それとは比べる次元が違う作品〜野球に携わる人は、コレは観ないとアカンね〜☆4.8
娯楽という感動に、日本人のDNAを刺激する感動が加わった不思議な映画
台湾で空前の大ヒットを遂げた映画との前ふれこみ。
日本テレビ系朝の情報番組「スッキリ!!」の映画紹介コーナーで、オネエ系映画解説者「よしひろ・まさみち」さんが熱く紹介していたし、最近台湾旅行にも行ったので、懐かしさ半分で観に行ってきました。
KANOは台湾で作られた映画で、出演者のほとんどが台湾人。
日本が作った台湾えいがではありません。
なのに、驚いたことに映画のほとんどは日本語。
出演者のみなさんは台湾なまりの日本語で喋っています。
はっきりって、聞き取り辛いです(笑)
「でもこれって、ある意味日本統治時代の台湾さながらなのでは?」と、タイムスリップ感を味わいつつ、徐々に慣れて映画の世界に。
少々脱線しますが、訪日外国人観光客の中で観光客数(2014年末の調べ)の1位は台湾だそうです。
またご存じのとおり、東日本大震災の義援金1位も台湾。
太平洋戦争を敗戦した日本の、国際社会復帰後1番に国交を回復したのも台湾です。
2013年にこのような映画を作ってヒットする親日国台湾。
日本への強い思いは現在でも筋金入りだなあー、と感じ入ります。
そんな台湾が寄せる日本への思いが満ちているKANO。
実話に基づく映画は多々ありますが、これほど愛に満ちた感動のメッセージを映画から受け取ったことがありません。
「台湾にダムができる!利水で農業が、国がこれから豊かになる!」そんな明るい希望に満ちていた昔の台湾と本国日本の輝きが山ほど詰まった奇跡の野球の物語です。
(ネタバレ防止にて、詳細は書きませぬ)
日本本土の高校野球に台湾の弱小チーム嘉義農林高校が挑んで勝ち進む感動の実話。
娯楽としての映画を超えた、日本人のDNAを揺さぶる強烈な感動をもたらす映画です。
打ち抜かれます。はっきり言って。
おすすめです!
荒削りさだけが気になる良作。
185分のダレは感じなかったのが見事な一本。
ベタなネタを使いながら、昨今の邦画のように陳腐で終わらせないのが台湾映画の良いところ。
(「バンクーバーの朝日」と比すれば明白)
この作品にも、その見事に「わざとらしい説得力」の演出の技が生きている。
ただ作品を損ねる訳では無いのだけれど…
残念ながら、片言の日本語がどうにも気になってしまい。
「何故か全編ほぼ日本語の台湾映画」なのに、洋画以上に何言ってるか解らない。
せめて球児の中に一人でもネイティヴ日本語を入れていたら、作品の印象は変わったはず。
もはや「ハズレの殿堂」入りしたタカヲオオサワを外した分のギャラでね!笑
勢いは認めるけど、荒削りが目立つ作品。
時間を感じさせない、野球を超えた野球映画。
KANOを見てきました。台湾からの帰途飛行機の中で見たのですが、3時間の映画で途中で終わってしまったのです。1月24日日本公開が始まるというので楽しみにしていました。映画館に行って映画を見るのも久しぶりでしたが、3時間、時間をまったく忘れました。いい映画です。土浦のサンシャインというところで見たのですが日曜日午後にもかかわらず観客は10数人と寂しかったのが残念です。多くの人に見てほしい映画です。
その中で背景に関する知識がないと理解できないのが八田與一氏(演じたのは大沢たかお氏)の登場する場面なのかなと思いました。八田氏の功績の部分が、台湾の人たちには理解できて、日本人には理解できないというのが興味深いとともに、いかに台湾の人々にとって氏の功績が大きなものであるか、(あるいはそれを伝えていかなければならない功績と考えているか)を理解できたように思います。
映画が終わってトイレで若いお父さんが八田氏のことを息子にレクチャーしているのがうれしかったです。
(八田與一氏は当時東洋一の水利事業、烏山頭ダムの建設を指揮した技術者。ダムの水は、乾季と雨季があり不毛の地とされていた台南地方を豊かな大穀倉地帯に変えた。香川県ほどの土地が灌漑され、その水は3日かかって海に到達したという。)
パパイヤの根に釘を打つ
まず、日本の植民地だった時の台湾が甲子園に出場していたことを知らなかった。
その甲子園に4度出場した学校は元々1勝もしたことがなかったが、鬼監督が来たことで一気に強くなっていく。
もちろん部員の努力があってこそなのだろうが、この映画を見ると近藤兵太郎という人物の凄さが伝わってくるし、それを演じた永瀬正敏も見事。
指を怪我した呉明捷の最後まで出続ける決意を監督が認め、部員全員でカバーする甲子園決勝は涙なく見られない。
人種への偏見を持っていた記者が、目的に向かって、そんなことは関係なく協力する姿に美しさを見出していくのも良い。
しょうがないのかもしれないが、台湾の人の日本語が聞き取りづらいのは残念。
演出過剰に感じるところもありますが、楽しめました。
日本統治下の1931年、第17回全国中等学校優勝野球大会(現:全国高等学校野球選手権大会“夏の甲子園”)に台湾代表として初出場し、準優勝を飾った嘉義農林学校(嘉農)野球部の実話を描いた映画。
当時の時代背景の下、台湾映画であるにもかかわらず、セリフの殆どが日本語で描かれている。そういう意味では、台湾で制作した映画であるのにもかかわらず、台湾で上映するに際しては字幕が付いたということですよね?
史実との関わりについては、Wikipediaを参照してもらうとして、映画の事を。80年以上も前の事を描いた作品なので、撮影には苦労したと思われ、結構CGが多用されています。そのCGが、ちょっと微妙かな。日本映画でも、三丁目の夕日シリーズなどは、CGを多用して撮影されていますが、それと比較すると、ハッキリとCGを使用していると言う事がわかり、一弾落ちる感じ。ひところの昔に比べれば、全然素晴らしいCGなんですが、三丁目の夕日のCGを目にしていると、ちょっと非自然さが気になってしまいました。
あと、甲子園大会のシーン。あれは台湾の野球場でしょうか。外野のフェンス(?)がブロックに見えましたが、安全なんでしょうか?せっかくなので、甲子園で撮影すればよかったのに・・・と思いましたが、ワガママですかね?台湾での撮影も、冬に行われたようなので、甲子園は使えたと思います。ちょっともったいないですねぇ。
いきなり苦言を呈してしまいましたが、ここからは良い点。監督の「演技は(短期間で)教えられるが、野球は教えられない」と言う考えで、出演者は全て野球経験者になっています。主演の曹佑寧などは、U21野球ワールドカップに出場するほどの実力の持ち主らしいですね。
それと、甲子園大会とは直接関係のないと思われる嘉南大圳の事も描かれていますが、これは、嘉義の人たちにとっては、嘉農の活躍とともに大事な出来事なのかな。あるいは、嘉義と言えば嘉南大圳なのかもしれないですね。そうでなければ、ここまで描かないでしょうからね。
いろいろと調べてみると、この時に甲子園大会に出場した人たちは、その後も、野球に関わった人が多いようですね。ここで野球の面白さを知ったということでしょうか。
台湾で大ヒットした理由が判る気がします。3時間を超える長い作品ですが、楽しめました。
大好きな台湾映画。実話に驚く!
2014年3月に大阪アジアン映画祭のオープニングで見ました。はじめは3時間と聞いて、げっ!っと思いましたが、あっという間でした!いろんな意味でまっすぐな映画。台湾と日本が共有する歴史をもっと知りたい方は本作のプロデューサーが監督のセデック・バレもどうぞ。原住民と漢族とのハーフのビビアンも出てます。映画祭に来ていたナインたちは爽やかでしたよ~(笑) 台湾の方々が親日でいてくれるのに感謝。
駆け抜けてく台湾球児の砂煙と南風
始まってすぐの麦畑の道の自転車の二人乗りからうっすら涙が。
決してハイクオリティとかの映画ではないのだけれど、映画全体に国の青春の匂いが充満していて、そこが泣ける。泣かされる。
全力疾走で走る姿、土煙り、南の湿った風、台風、とくに幾度となく横切る南の風、そんな台湾の風土に国を越えて混じり合う精神、その高揚感。
シナリオや細部に?となる箇所はあるけれど、この3時間を駆け抜けてく勢いというか、精神性みたいなものが気持ちよくて、まあ、特にクライマックスの試合のゲームが終わっても前の走者を追い抜いても駆け抜けていく彼の姿は隠しやうもないくらいの涙が出てきた。
いらっしゃいませ。
1944年、軍靴の音が響く時代。
基隆から(西廻りで)南へ向かう車中から1931年、あの夏が回想される。
その導入部は見せるものがあったし、甲子園の決勝の描写にはグッとくる。
漫画であらすじは知っていたので最後まで割と観れました。が、決勝除くと野球の描写は雑だし、そもそも、選手個々がたっていないし、チームが基本三民族混合(日本・漢・原住民)であるのだがその内部における葛藤が置き去りになっている(設定すらされていない)。
弱者が不断の努力で前に進む、というのはまぁ美しくはあるかもしれないけれど、もう少し深く掘れたんじゃないか、という感が否めない。
とはいえ、海角七号、セデック・バレに続く本作を見逃す手はなし。
歴史は未来を照射すると思います。
観るたびに感動が深まる作品です
観る度に感動が深まる素晴らしい作品(^o^)/
野球のルールが分からなくても楽しめる映画です。
日本と台湾の関係や歴史など、野球で強い繋がりが
あることに感動しました。
良い映画☆おススメです。
気付けば自分もスクリーンの中の観衆と一緒に応援!
野球が好きな人も、野球をふだん見ない人も、引き込まれて夢中になること必至だと思います。
部員を子どもたち…と言う、永瀬正敏さん扮する近藤監督の厳しい鬼監督の内から溢れる優しさと実直さ。
そんな分け隔てなく信念を持った監督に自然と信頼を増して、ひたむきについていく選手たち。
その選手たちの純粋な頑張りに、いつしか心からの声援をおくる観衆と、スクリーンの前の私たち。
深く時代背景から感ずることも、単純にスポ根ものとして楽しむこともできる感動の作品でした。
自信をもってオススメします。 私は映画祭や試写会で3回拝見していますが、見れば見るほどハマっていきます。 もちろん、初見でも号泣の大感動でした。
本格的な野球映画に興奮した!感動と勇気をもらった!
3時間の長尺だが、ストーリーの流れがスムースで、あっという間に映画が終わっていたほど面白かったし、最近の日本映画にはあまりない直球に胸に突き刺さるような感動大作だった。
野球経験者を集めていうだけあって、きちんと野球シーンが描かれている。一挙手一投足がちゃんと躍動しているから、リアリティがあって野球映画として満足できる。ちなみに投手役の子は少年時代から台湾ナショナルチームのメンバーで21Uワールドカップでも大活躍したほどの実力者、そしてイケメンだ。
若干CGに残念な点がみられるが、映画全体から見ると些細な問題。リアリティ満点の雄大なオープン・セットには圧倒されるし、何より日本人役者をちゃんと起用し、史実に則り、話される言葉がほぼ日本語という再現のこだわりには敬意を表したし、とても誠意ある映画作りだと思う。
正直、かつて甲子園に台湾代表がいたことは知りませんでした、
異なる民族が同じ目標に向かうひたむきな姿は、現在の私達にも勇気を与えてくれる。『KANO』は野球映画としてだけではなく、時代背景も含めていろいろ考えさせてくれる期待通り素晴らしい作品でありました。
Rake
仙台放送主催@メディアテーク試写会にて観賞
主題歌のRakeが歌いに来たー!
古川アル○スの夏祭りぶりに生Rake見たっ!ただ場所が、ちょっとマニアックかな??時間も、休日の昼間っからです。
台湾の戦争中の甲子園目指した嘉義(*かぎ)農業高校、略して「Rake」じゃなくて「KANO」
冒頭の軍服にいちゃんの回想シーンが主な映画の内容です。カタコト日本語イイネ!初めは、聞き取れない。字幕にしろよお、って思うのも束の間、何故かカタコト聞き取れちゃうの。自転車タイタニックねえちゃんのチャイナ服可愛い!球児とチャイナ服でイチャイチャしてたと思ったらあっさり他の男と子作りよ。結婚式して即出産シーンとか速すぎない?!甲子園のシーンで出産してんだけども、要所要所で、この試合が地区大会なのか、県大会なのか、甲子園に出場してるのか否かがわかりかねた。
映画もちょっと長いものね。
呉クンの頑張りに涙がボロボロだったの。でも、何して怪我してんねん?!なして??ササクレ???
何だかわかんない怪我すて血ぃだらだら呉クンに、オレ達が守ってやる!ってね、球児たちがひとつになっていて感動なのに、アリス谷村記者の、くっさ~いお涙頂戴セリフに、私の前の席に座ってたばあさん鼻で笑ってたかんね。
私の涙も止まったよね。
実在の「KANO」ナインの御写真がスタッフロールで出てきて思わず身を乗り出して見たった。
風になってっ♪ほのぼのRakeさんの主題歌は、台湾のアーティストとネットを介してハモりを作ってらしたそう。すんごい時代になったもんだ。そんな時代に戦時中のセットまで作って映画撮るってのもまたすんごいよね。おじいさんおばあさんの時代の映画を見て、私たちに「風になってっ」受け継がれているのですってよ。
Rakeいつも無料でお逢いしてごめんねごめんね。
台湾野球発祥はKanoから!
私も台湾の映画館で観ました。
日本語音声で中国語字幕です。日本人に見てもらう為に製作されたとしか思えない。台湾人の心意気を感じる。
台湾は当時日本だったのです。日本国の台湾地区から嘉義農林学校が代表として甲子園に渡り内地人(日本本土の日本人)の子供たちと正々堂々と戦ったと言えば解りやすいでしょうか?劇中で内地人と言う言葉が出てくるので覚えておいてね!
ある日嘉義農林学校(だから嘉農なんです)に相当な鬼コーチが赴任してきたのです。近藤 兵太郎(こんどう ひょうたろう)監
督です。練習はかなり厳しかったようです。しかし、近藤監督は日本人、台湾人、先住民の混成チームを作りました。実
力重視で人選を行ったのが台湾人から尊敬された所以だと思われます。近藤監督は不当な差別はしなかったのです。奥様も、配給機関に交渉して1日3.6キロの米を炊き部員の子らに食べさせました。
もう一人台湾で神様としてお寺に奉られている日本人が登場
します。八田與一(はった よいち)さんです。当時、台湾嘉南地区では水に恵まれなく作物も育たない荒れた土地でした。当時、世界一の大きな烏山頭ダムを創ったのが八田與一さん
です。子供たちは水汲みが仕事でした。水汲みに五、六時間かかる子供もいたそうです。大変貴重な水ですからこぼしたりしたら怒られたりしたそうです。台湾は清(中国)やオランダに統治された時代があります。どこの国もなし得ない偉業を日本人がやってのけたのです。どれだけ凄い事かお分かり頂
けるでしょうか。劇中では大沢たかおさんが演じています。
2014年、台湾ではKanoブームが巻き起こり2月の上映開始後、興行収入は3億台湾元(10億円)以上になりました。今、甲子園の甲子園歴史館にKanoの展示があるため台湾からの観光客が増えているそうです。
私達日本人は台湾の真実の歴史を知らない。台湾人と日本人が協力して作り上げてきた歴史を。台湾のラブコールに答えようではありませんか!私達日本人も台湾人が大好きだよ!
日本人は神風起こせるんだから、日本でもKanoブームを巻き
起こせ!こんなに素晴らしい映画を製作された台湾人には感謝です。本当にありがとうございます。(泣)
台湾から観た日本
台北のシネコンで鑑賞。
3時間以上の時間があっという間だった。
日本で公開するときには微調整が必要かな?
細かい作りが甘いのが気になったが全体の中では小さなこと。
日本の配給元がこねくり回さないことを祈る。
バンクーバー朝日軍の映画とぶつけるくらいなら、夏の甲子園に合わせて今公開する方が良かった。
青春って素晴らしい。
現地台湾にて鑑賞。
ピークが過ぎていたらしくいい席でゆっくり鑑賞出来ました^_^
台湾が日本の植民地時代だった頃の話。映画の内容は80%日本語で北京語以外に原住民の言葉や台語などが入り混じっていているけどなんとか理解できました。
永瀬正敏に坂井真紀の演技は流石。でもその夫婦の子供は何故か日本人の子供が使われていなくてかなりの違和感が残っちゃいましたが…。
大沢たかおの出番が短かかったなぁ。どうしてもダムの話を入れたかったからかな?
一生懸命甲子園に行こうとする青年たちの姿にほろっときたり、切ない初恋。人種差別をする日本人の心まで動かしてしまう様な感動作。
一つ言わせてもらえばセデックバレの時とは違い映像の作りが雑かと…。
それと3時間て少し長いかなって思ってましたが意外とあっという間でした。日本で公開されたらまた見にいきますっ^_^
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