「人としての尊厳を高らかに歌い上げたくなる」マダム・イン・ニューヨーク とみいじょんさんの映画レビュー(感想・評価)
人としての尊厳を高らかに歌い上げたくなる
ローランの目は高い!!!
粗筋は簡単。
なのに、鑑賞後はこんなにも、人というものの可能性に心を揺さぶられるなんて。
あることができるできないで、人の価値が決まってしまうような錯覚。
確かに、言語で意思疎通ができるかって大切なことだけれど、
人の価値ってそんなことでは図れないということに改めて気づかされる映画。
知識は人を傷つける武器にもなり、自分の可能性に翼をつける武器にもなる。使い方はその人の品性、なんてことを思い出させてくれる。
久々に、「いい映画を観ました」と言えて、みんなに薦めたくなる映画です。
正直、カナダ在住邦人は苦手なのですが、確かに日本人はイメージいいですね。たまに日本語でナンパされるんですが、日本人って軽いと思われてるんでしょうかw
日本の教育には否定的ですが、なんだかんだ知的で信頼できる国民性を育てていると思います。
南米は独特ですからね。カナダにもたくさん南米大陸出身がいますが、本当に人それぞれというか、仲いい人と全く合わない人がいます。
カナダに住むと国のステレオタイプのタガが外れて、結局いい人にはいい人が集まります。日本も移民に慣れないいけない時期かもしれません。
私も海外で誰にも頼れず暮らしてみると、本当に心細くなるほど何もできませんよ。英語も理解しないまま相槌打っちゃうしw。 何もできないと謙虚に生きた方が、みんなに優しくしてもらえます♪
今日は
「戦場のメリークリスマス」に共感ありがとうございます。
どこでお目に止まったのか、読んで下さって嬉しいです。
題名は有名なのでテーマ曲とともに知っていましたが、
観たのは今年の3月が初めてです。
感動しました。
今なお新しい。
綺麗な映像でした。
合作映画ならではの難しさもあったのでしょうね。
話は変わりますが、「マダム・イン・ニューヨーク」
マダムが本当に美しくて、英語に苦労する様子が、
身につまされました。
インド映画の中では、アクションやダンスや歌より、
こういう映画が好きです。