いつかの、玄関たちと、のレビュー・感想・評価
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実家出た人には分かるな
私の今の立場や年齢のせいか、じんときて、それがなかなかおさまらず、泣けました。最初はヘラヘラのお父さんにイラっときちゃいましたが、だから余計に響いたというか。実家とか家族とか振り返らずにいたけど、今は恋しいのです。 CD買いました。 同じく買っていた男性の方が、『やっぱり君も?』と言わんばかりに、私にニヤリとしてきました。
いい作品♪
複雑な環境を、特に父親役が「上手に」回しているなあと感じました。 おちゃらけ、ひょうきん、軽薄っぽく、頼りなさそうに見えていて、実はナーバスな空気を上手に切り回して家族の距離を決して遠いものにはしていない。 自分にも、そんな優しさと技量があればなあと。そんな目線で見ていました。 主演の藤江れいなさん。 いい女優さんだなあと思って、あとから調べてみたらAKBグループのアイドルなんですね?!(知らなかった!) 役柄上、暗く仏頂面しなきゃな演技が多かったのでしょうけど、端々に見せる「所作」が、ひとつひとつ綺麗。 それは演技で出来るものではなく、生まれながらの生活の中で育まれるもの。 良い家庭で、上品で素敵な女性に育ったんだろうなあと想像しました。
とても心暖まるいい映画でした!
小田原で舞台挨拶の時に観賞しました。 映画の中にちりばめられたパズルを組み合わせていって、最後にとても満足感が得られる映画で、完成度が高いと思いました。 他の方のコメントにもあったように大きな事件が起きるわけではありませんが、このような映画が、いい映画なんだと高く評価されていいと思います。 それと音楽がとても効果的に挿入されていて好感が持てました。 エンディングの映像も勝又監督の原風景を見ているようでいいです! これからの勝又監督が楽しみです。 又見たい映画でした!
邦画らしい繊細さ。感動!
テアトル新宿のレイトショーで拝見しました。 勝又監督が描く家族の形が素敵でした。 こんな父親いそうだなとか母親は強いよとか。 そんな中主人公のあやめを演じる藤江れいなさんの存在感、 あやめの複雑な心境を見事に繊細に表現していました。 はじめて見ましたが調べてみるとAKB48の子なんですか。 邦画界のネクストブレイクとして期待します。 舞台となった町並みも素敵 小田原みたいですがこの映画の世界観には最適です 派手なカットや大事件が起こるわけじゃないけれど、 それぞれの家族の悩みや事情にスッと感情移入できる。 この映画が誇る繊細さや役者の演技力、監督の世界観 全てが融合してこの映画の魅力になっているのだろう。 どストレートな家族ものだが、もう一度観てみたい
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