「戦場や戦争の暴力性を描いた普遍性のある作品」あの日の声を探して アッサミーさんの映画レビュー(感想・評価)
戦場や戦争の暴力性を描いた普遍性のある作品
最初は本物の戦場を撮影したのかな、と思った位、リアルに抑制された狂気や暴力が全編に描かれていた。
映画は1999年に始まる第二次チェチェン戦争を巡る話だが、戦争とは何かをリアルに体験できる。戦争とはごく普通の青年をシステムに戦闘マシーンにし、いつの世も子どもと女性から犠牲になる。
あれやこれやと、したり顏で、この映画の作品性について論評したり、ロシアがー、中国がー、日米安保がー、とか言う前に、もう少し素直に、謙虚に、戦争の持つ暴力性や平和のもたらす恩恵について、考えてみたらよい。
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