イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のレビュー・感想・評価
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コンピューター
天才数学者が挑む、世界最高峰の謎、二次対戦下のドイツの暗号エニグマの解読。 これだけで十分引き込まれる。 それから彼の周辺...天才肌ゆえに、誰にも相容れない孤独、暴力への猜疑、やりがいはあっても結果が出せない仕事。 そんな日常が変化していく。 彼が辞めさせられそうになったときの仲間の対応なんかもう。。。泣きそうになったね。 彼のカミングアウトとか、こいつがスパイかと思ったら えぇ?!って展開とか、全く飽きない展開に終始ハラハラ。 またすごいのが、これが実話だってとこ。暗号解読のパターンを計算するための自動演算機が、今のコンピューターの基礎だとは!飛行機やダイナマイトのように、戦争とは違う目的で作られたものが人殺しに使用されることもあれば、逆も然りってことか。 私的には そのラストシーンが総毛立った。私達が今、使ってるパソコンが。。。またその名前がクリストファーって もう。。。 すごい私好みの映画でした。
○○じゃなかったら。
天才は奇行が多いのか? 時代が違ったら。戦争がなかったら。彼女がいなかったら。 すべての事が必然なのか偶然なのか、なにかに夢中になる人は純粋すぎて、だから何かを成し遂げるのか? いろんなストーリーがあって、おもしろかった。
●史実の残酷さと切なさと。
アラン・チューリング。ドイツ軍が誇る難攻不落の暗号エニグマを解読。そして、現在のコンピューターの基礎を作った人物。 彼は、とてつもない偉業を残しているが一般的には知られていない。大戦終結後の冷戦下でも暗号解読はトップシークレットだったからだ。 何も考えないと、それでもエニグマ解読で大戦の終結が2年は早まったと言われているのに・・と思ってしまう。解読した後のことは物語で明らかにされる。深い。そして不運なチューリングの運命も。 ドキュメンタリーもの、ましてや知られざる偉人の物語は大好きだ。しかし、史実に忠実に描くと、なんというか身も蓋もない。 かといって、脚色しすぎると、それはそれで興ざめで。このへんのバランスが難しい。本作は、もう少しメリハリがあってもよかったかなと。 切なさはピカイチなんだけど。 なお、実際の彼はカタブツではなく話好きだったとも。ただ、一方でアスペルガー症候群の気があったとも言われているが、ブレッチリー・パークで変人で通っていたことはホントらしい。 また、同性愛に対する偏見を題材にした映画も増えているが、本作ではあまり重要なポイントにはなっていない。ただ現実の世界では、近年になって、チューリングに大英帝国勲章が授けられたり、ブラウン首相が謝罪したり、恩赦されたり、各地に銅像や記念碑が建てられたりと、さまざまな名誉回復が行われている。だが、政府の言いなりにしたことへの謝罪ではなく、偏見への謝罪にすり替えられている気がする。 しかも、いずれも彼の死後の名誉回復だ。「時に想像し得ない人物が、想像もつかない偉業を成し遂げるものだ」このセリフが重く切ない。想像もつかない苦悩だっただろう。 以下、蛇足。 チューリングが自殺したときにベッドの横には、かじりかけのりんごがあったという。映画『白雪姫』を見た彼が「魔法の秘薬にリンゴをつけよう。永遠なる眠りがしみこむように」と言ったのを同僚が聞いており、白雪姫を真似たともいわれる。 さらに、アップル社のロゴのりんごは,右半分がかじられている。これは記憶容量の単位「バイト」と「かじる(bite)」と引っ掛けたもの。だが、一説によれば、実はチューリングがかじったとも。そして、このロゴには、誰がチューリングを殺したのか暗号で記されているとも(かじった跡が小文字の「a」)。
数十年も明かされなかった重要な真実
スリリングに展開する、伝記であり、隠された重要な歴史的真実を明かす映画。チューリング の数学的、論理学的、技術的、哲学的な業績は広く知られています。エニグマ暗号解読もその事は広く知られていますが、実際にどう貢献したのか、その秘密裏の活動がもたらした苦悩まではあまり知られていません。多くの命に関わることとなった天才数学者のことをもっと知るべきですし、そのために最適な映画。数々の苦労と失敗の末、プロジェクト中止が迫る中、エニグマ暗号が機械式自動解読機にかけられ、その動作が止まって解読成功となる瞬間は鳥肌が立ちました。しかし、これが終幕ではなく、むしろ何倍もの苦悩の始まりという展開には目を見張りました。かつての国家による、同性愛に対する恐ろしい対処についても、この映画では描かれており、天才であり影の英雄の不幸がより際立って胸が苦しくなります。
日の目を浴びなかった天才
ストーリーは、カンバーバッチ演じる天才数学者アラン・チューリング その天才数学者の頭脳は軍の耳にも入りドイツ軍の暗号を解読するチームからの誘いが。 しかし暗号解読のチームなんてもちろん極秘で、そのチーム自体無いものとされており…… みたいな感じですかね 冒頭からまずアランの偏屈な発言にクスっと来てもうこの時には作品に引き込まれます。 戦争と共に進む映画であるので基本的には重いです。 でも戦争とはそういうものですもんね。
アランの孤独感と天才がゆえの変わってるところを、ベネディクトカンバ...
アランの孤独感と天才がゆえの変わってるところを、ベネディクトカンバーバッチが魅せる 最初はいがみ合うエニグマ解読チームも後半はジョーン(キーラ・ナイトレイ)のおかげで仲良く ジョーンのアランへの愛と献身的な様がよく描けてて心に響く 解読不可能と言われた暗号をマシンで解読し、結果としてコンピューターの元となるきっかけを作った物語
婚約者が 主人公はゲイだということを知ってもなお彼と付き合いを続け...
婚約者が 主人公はゲイだということを知ってもなお彼と付き合いを続けると告げた場面が心に刺さりました。 自分の元配偶者も同じことを言ってくれたことと重なりました。 #イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 eiga.com/l/zoWMq
とっても切ないです。
こんなとんでもない事実が歴史の中に埋もれていたなんて… アランチューリングの孤高で孤独な人生がとても切なかったです。ベネディクトカンバーバッチがその気持ちや感情を上手く魅せていたなと思いました。 実際、アランチューリングについて調べてみるとかなり史実に沿ったストーリーだということもわかりました。クリストファーとの関係、ジョーンとの関係もとっても切ないですね。 ラストのやり取りがとっても素敵でした。切ないけど後味は悪くならないような。 数学のこととかまったくわからないんですが、たのしめました! オススメです!
天才に隠された真実
アカデミー脚本賞に輝いたグレアムムーアは、受賞スピーチでこのようなことを言いました。 「映画の主人公、アラン・チューリングは、このような舞台で表彰されることはありませんでした・・・。でも、私は今ここに立っています。これは不公平ですよね。今日はみなさんに、大切な短いメッセージを伝えたいと思います。 私は16歳の時、自殺未遂をしました。他の人と自分を比べた時に、いつも違っていると感じたし、自分の居場所なんてどこにもありませんでした。 でも私はこうやって、今このステージに立っています。 だからこの映画を、そういう子供たちに捧げたい。自分は変わり者で居場所がないと感じている若者たちへ。君たちには、居場所があります。そのままで良いんです。ぼくがそうだったように、必ず輝ける時がきます。 そして、いつか君がこういったステージに立つ時がきたら、このメッセージを次の人たちにつなげて欲しいと思います。 そして、最後に、Stay Wired and Stay Different(人と違ってたっていい。あなたはあなたのままでいい。)」 受賞時のスピーチ内容が、若者に勇気を与えたと世界中で話題になった。 オスカー像を手にした彼が、観衆の前で初めて明かした自らの過去。 彼は10代の頃からうつ病と闘っているが、母親をはじめとした周りの人の助けがあったからこそ、今があると語る。 映画「イミテーション・ゲーム」の主人公、アラン・チューリングは、第二次世界大戦中に世界最強とされたドイツ軍の暗号システムを解読したイギリスの数学者。 この物語は実話に基づき、彼の生涯を描いたもの。終戦後、チューリングは同性愛の罪で起訴され自殺をし、41歳という若さで人生に幕をおろした。 「私たちは皆、さまざまな理由で「自分は変わっている」と感じています。でも、あなたはあなたのままでいいんです。」 チューリングの悲劇のストーリーが、彼のスピーチの原動力となったそう。 彼は同性愛者ではないが、人と違うという理由でいじめられた彼だからこそ、あなたは、あなたのままでいい、と力強く伝える自分が存在していたのだと感じる。 「Stay Wired and Stay Different」 ありのままの自分がきっと居場所を見つけ、必ず輝ける未来があるのだと。 チューリングの死は本当に早かった。でも彼は、数え切れない人間を救った称えられる人なのは確かだ。 しかし、チューリングが女王の名で正式な恩赦を発効されたのは2013年12月24日のことである。 これは彼の死から約60年後の出来事だ。 でも、彼の死を無駄にしない決意をすることは誰にだってできる。 ありのままに。
これは暗号の話では無く1人の男の話だ
映画としては暗号を押してたけど、それ以上に同性愛の部分が引っかかった。 彼の人生というものを考えると、悲しくてならない。 ビューティフルマインドを思い出した。何かの天才は、期待が大きい分、背負うものも多いし苦悩も多いのかなと思う
凄い面白い!!実話なんだ!!
こういう数学の天才を主人公にした話というのは、度々お目にかかるが、これも面白い。やはり実話というのが更に面白さを増大させる。コンピューターの歴史というのを早速見てみると、まあ彼以前から様々な人物名は上がっているが、確かにアランチューリング、載っている。私生活はどちらかと言えば不遇だったのかな、偉業を成し遂げたというのに、気の毒だ。タイトルとなった「イミテーションゲーム」、警察署でこの言葉が出てきたときのやり取りがいまひとつ飲み込めず、それが残念です(自分に)
こんな事があったのか…
史上最高の暗号機「エニグマ」を解読するだけの話かと思いきや、きちんとその人物について描かれていて、伝記のような感じでした。 カンバーバッチの素晴らしい演技がこの映画をよりいいものへとしてました。あとキーラナイトレイが美しかった。
実話ですか、凄いなぁ
最近実話物の映画ばかり観ているような(^^;; WOWOWの企画ものだったのかな? ナチスの暗号機解読に挑む数学者のお話。 アカデミー賞 脚本賞を取っているだけあって、なかなか飽きさせない構成になってました。
結構良かった
どこからフィクションなのかよく分からないけど、変人で阻害される~打ち解けてチーム一体といったあたり面白く見れた。解読してハッピーではなく、その事実を隠すところもちゃんと語っている。 最後のチューリングテストのねじ込み方はかなり無理があったけど、それ以外は無理なく展開できていた。 インタビューでカンバーバッチがランナーとしての一面も重要といったことをはなしていた気がするけど、あまり意味があるようには感じなかった。 サイモンシンの暗号の本を読み返したくなった。
歴史の中に隠された真実の重み、偉大な事を成し遂げた天才の苦悩、輝き...
歴史の中に隠された真実の重み、偉大な事を成し遂げた天才の苦悩、輝きは一瞬のものなのか…実話故、胸に迫ってくる。カンバーバッチの迫真の演技に感動した。
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