イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のレビュー・感想・評価
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切なく、圧倒される隠された歴史
ここまで切なく、壮大な秘密が歴史にあったことに驚きました。
最初の目的は、エニグマの暗号を解くことで、それがこの物語の最も重要な部分なのだと思っていました。
しかし、この物語の本質は、暗号を解き、そこから更にこの先どうこの暗号を利用し、戦局を進めていくのかということだと思います。
その中で、ドイツに悟られぬように、少しづつ戦況を有利に進めていく。
その中で自分の友の大切な人が失われていく。助ける術を知っていながらも、助けることは国のために許されない。あまりにも切ないと思いました。
また、アランの同性愛ということに対しての戦後の待遇についても、あまりにも悲しいです。
結果的に彼は自殺の道を選びますが、彼の残した功績は、現代に多大な影響を与えているという事実。
エニグマの解読は終戦を早めたと言われているようですが、いろんな映画を見ていてもアラン・チューリングという人物の作ったマシーンによって戦局が有利に進んでいたのだと考えると銃を撃ち合う、爆弾を落とすといった表向きの戦争しかわからない私にとってはすごく興味深かったです。
また、アランのいうセリフには重みがあり、一言一言に結構考えさせられました。「機械は考えるか」今の時代に生きる私たちにも当てはまるなあと思いました
こんな事実があったとは知らなかった。
このエニグマの解読によって、第二次世界大戦は2年は早く終わらせることができたという事実に改めて感動する。
そして、これが、コンピューターとして初めて発明されたものだということが、近年まで公にされなかったということ。この偉業は、もっと社会に知られるべきことなのではないかと感じる。
彼は、天才ではあったけれど、人付き合いができず、周りの人からの協力もなかなか得られなかった。
でもそれを理解してくれる人が一人でもできると少しずつ、周りの人との橋渡しになってくれ、助けてくれる人も増えてるのだと思う。
惜しむべきことは、彼がその後、自ら命を絶ち、コンピューターの開発も他の国で進んでいってしまったこと。
もし、彼がそのまま戦後に研究を続けていたらと思うと残念でならない。
新しい時代へ
新しい時代を作るには、悲しいけど個人個人の犠牲が不可欠なんだなと感じた。
きっと
映画で語られなかった部分に、もっと孤独な戦いがあったと思う。
戦争は悲しいけど、色々なエピソードをもたらしますが、必死で生き抜いた人の事実の記録だとなおさら厚みが増します。
映画としては
魅せる力にもうひと頑張りというところ
死ぬまでに見るべき映画の 1つ
感動しました。 人間ドラマとしても、 歴史ストーリーとしても最高でした。 主人公のチューリングの生き様に魅了され、 最後まで食い入るように鑑賞しました。 実話に基づいた物語でもあるため、 死ぬまでに見るべき映画の 1つに加えるべき作品です。
第2次世界対戦の最中、英国にエニグマというナチスの戦艦の位置などが...
第2次世界対戦の最中、英国にエニグマというナチスの戦艦の位置などが示された暗号が存在。その暗号を解く為に軍の仕事に手を貸した天才数学者のチューリングの人生を描いた実話に基づいた物語。少し悲しい最後ではあったが、よかった。 https://t.co/9Ia3SloKUP
天才数学者の話
まず主人公の俳優さんが気難しく普通ではない役どころがとてもハマっていてすぐ面白い映画になると思ったのである。
天才は言い方を変えると(すごい意味で)変態でもあると、そういうことである。天才は孤独になってしまうのである。子供の頃の友達がいたらまた違う世界になっていたのかもしれないのである。
世の中には偶然ではなく、「偶然を装った」図られた事実も多く存在しているのであ〜る。
当時、同性愛が許されておらず、罪になるということも驚きを隠せなかったのであ〜る。
そして今のコンピュータの原型を作った人。それがこの難解不落エニグマを解読した天才数学者アランチューニングであったことが勉強になったことであーる。
↓鑑賞記録
2022/10/29
普通ではできないこと
孤独な天才数学者のお話。チューリングは、AIのチューリングテストで有名なので大体の人生は知っていたが、映画になるとグッとくる。孤独で、普通に生きられない。しかし、それゆえ偉業を成し遂げられる。
彼が救った1400万人の頭脳と彼の頭脳を比べたら、どちらがより優秀だろうか…
機械と思考
太平洋戦争の終結を2年早めたと言われる天才数学者を描いた、実話ベースのお話。
コンピュータの父とも言われる人らしいが、まさに不遇の人。
前代未聞レベルの大偉業にも関わらず、
アスペルガー症候群であったりLGBTだったりと、
理解が未熟なせいであんまりな仕打ちを受けるのが切ない。
作品全体を通して抑え気味の演出で、派手さは無いけど良い作品だった。
哀しみに満ちた偉業
まさしく天才と変人は紙一重、ナチスドイツの暗号エニグマを解読したアラン・チューリングの波乱に満ちた人生模様には、思わずグイっと引き込まれてしまいました。
これが実話ベースの話とは、何とも切ないですねぇ~。
もし彼がいなかったら第二次世界大戦の行方もまだまだ混とんとした情勢が続いていたのだろうし、我々が日々見慣れているコンピューターが日の目に出たのも遅れていたかもしれないと考えると、歴史上大いに称えられておかしくない人物なのに、その存在がずっと最近まで封印されたままだったと言うのは、ホント信じられない話ですね。
そして彼の人生の顛末には、胸が締め付けられる思いで一杯になってしまいましたよ。
まあ正直チューリング自身はいろんな意味で普通じゃない、リアルにこんな人がそばにいたら友達になれる自信はありません、でも間違いなく天才、孤高の天才だ、普通じゃないから普通じゃない偉業を達成できるのだなと、妙に納得させられてしまいました。
でも物語として、彼の変人ぶり、天才ぶりを見せつけられるだけではなかったところに、とても面白みを感じました。
哀しい過去、彼の理解者であるジョーンの存在、更には最初はいがみ合っていた仲間の存在、そして解読後の話と、最初から最後までずっと惹きつけられっぱなしでした、話にホント隙が無かった、脚本・演出が本当に素晴らしい作品でしたね。
それと何かとチューリングを疎ましく思う中佐の妨害ぶりも、映画のエンタメ性としてナイス妨害っぷりでしたし、マーク・ストロングのMI-6の存在も妙にリアルで良かったです、まさしく戦争は情報戦なんだなと言うことを、まざまざまと見せつけられました。
そんな中でも、暗号解読後も冷静に対処するチューリングは、やっぱり天才だなと、改めて思わされましたね、だけに、彼の顛末が何とも・・・。
時代が変わってこうやって日の目を見ることができたのは、まあ唯一の救いでしょうか、そして彼を知れて心から良かったなと、そう思わずにはいられませんでしたよ。
しかしチューリングを演じたべネディクト・カンバーバッチの演技は凄かった、コミュ障で天才な人を演じさせたら右に出る者はいないかも!
彼の理解者ジョーンを演じたキーラ・ナイトレイも相変わらず素敵でしたね、よくある献身的に支える妻みたいな構図じゃない新しい形にも、物凄く心惹かれました、彼女も天才だったからこそ、彼を理解できたのかな。
そしてクリストファーに込められた思い、あれには泣かされた、これは戦争映画であり、伝記映画であり、純愛映画でもあったのかな、まあとにかくとても見応えのある作品でした。
ホームズに匹敵する次の天才役は数学者チューリング
エニグマ解読者として有名な数学者なのは周知の事だが、それ以外は何も知らなかった。
この映画は戦場や銃撃シーンは無いが確かに戦争映画だった。学者達がどのように関わり戦況を変えていったのか。
史実に基づいているからか、所謂成功ドラマにならず面白かった。AIの...
史実に基づいているからか、所謂成功ドラマにならず面白かった。AIの先駆けとしての問題の投げかけをしたかったみたいだけど、それは少し浅かった気がする。
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