イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密のレビュー・感想・評価
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重く、深い
実話を基にした映画で。 天才と呼べる人はやはり変人と呼ばれ、変人と天才は紙一重であること。そして、クリストファーが言っていたまさかと言う人が偉業を成し遂げる。なんだか、よくわからないのに凄いと思ってしまった 普通の人が偉業は成し遂げられないのだろうか、、とふと考えてしまったり、、 心を通じ合わせているのに愛は無い結婚生活を本当に送れるのだろうか、、とか ふとしたストーリーとは別の所の問題も面白く感じました。 アランの一生懸命さと、純粋さ。とても愛らしかった!特にリンゴのシーンはキュンとしました(^^) そしてパソコンの元々は戦争から生み出されていたなんて、ビックリ。そして50年も極秘であったこと。 結末は悲しいものだったが、人間はやはりすごい力を持っている。 まー平凡な人間、私みたいな人間は社会のなんの役にも立たないんだろうけど。。 とても好きな映画!頭の悪い私はもう一度観たい!と思いました(^^)
予想以上に良かった
一人の変わり者のところに天恵のように訪れた、世界との蜜月。しかし、それは戦争によってもたらされたものだったが故に、自ら終わらせた戦争と共に残酷な終わりを迎える…
カンバーバッチが変わり者の数学者を素晴らしくチャーミングに演じており、その蜜月を説得力あるものにしている。
良い映画ですね。
終わりが残酷なのも良い…
ベネディクトカンバーバッチの演技はアカデミー賞ノミネートに値する素...
ベネディクトカンバーバッチの演技はアカデミー賞ノミネートに値する素晴らしいものでした。個人的にはキーラナイトレイもよかったと思います。内容は簡略化したとこもありますが一人の天才の苦悩をうまく描かれていたと思います。共感できるとこもあり素晴らしい作品だと思いました。1度は見てもらいたい1本です。
思っていた以上の偉業ですね!
この人、スゴイ人ですね!
簡単に言ってしまうと、第二次大戦を早く終結させ(これにより1400万人を救ったとされる)現代のコンピュータの元になるものを作った人。
しかし、この偉業については、スパイ行為となるからか、50年以上も極秘にされていたという。
普通じゃない人(変人)が偉業を成し遂げるという典型的なお話しですが、この人の影響は計り知れません。
私の中ではもう〝アメリカン・スナイパー〟はどこかへ飛んでしまいました。
主演しているカンバーバッチがいいですね。あと、助演のキーラ。ナイトレイも。でも二人とも、アカデミー賞取れませんでした。残念。
取ったのは、〝脚色賞〟これは納得です。
主人公の学生時代、戦争中、その後と3つの時代を、シャッフルしてみせていくのですが、とても観やすいし、そこで明らかになっていく事実の見せ方も、効果的です。
娯楽映画として、偉人伝映画として大変優れた作品です。
オススメします。
「あなたが普通じゃないから、世界はこんなにも素晴らしい。」
【賛否両論チェック】 賛:孤立し、異端者として生きてきた主人公が、彼らしく戦っていく姿が印象的。「自分らしくあること」を、時代を越えて問いかける作品。、 否:暗号の理屈そのものは結構難解で、やや退屈かも。終わり方にも、賛否両論ありそうなところ。 天才であるが故に孤立し、異端児としての人生を歩んできた主人公が、その能力を遺憾なく発揮して世界を救っていくという姿に、「自分らしさ」という普遍的な主張が見え隠れします。その一方で、敵に暗号の解読を悟られないように、わざと敵の作戦を成功させることもあり、結果的に人々の生き死にを彼らが決めていたという事実にも驚かされます。 テーマそのものは途中からややズレていった感は否めず、終わり方にも賛否が分かれそうなところではありますが、1人の天才の孤高な戦いを、是非劇場でご覧下さい。
よかった
数多の兵士を救い 数多の兵士を見殺した数学者。 アメリカンスナイパー同様、あくまでも伝記映画ですので、、 はいっ! お子様のデートには向いてません。 退出お願いします。 この映画は、数ある歴史書や教科書のように、偉人としてのアラン・チューリングを伝え、さらに学校では教えてくれないであろう彼の意外かつ大切な面も伝えてくれる。 すごいな ベネディクト・カンバーバッチ 自分の肩書きに縋るつまらないスターにはなってほしくない。 これからもいろんな役に挑戦して、何度でも何度でも驚かしてほしいです。
悲しいマイノリティー
エニグマ攻略もさることながら、それに携わった数学者の人間ドラマを観せる作品。暗号を解読するまでよりも、解読した後の方が見所ですね。
チューリングの最後の壊れ行く樣は字幕処理ではなく、もう少し画いて欲しかった。
重厚な人間ドラマ
暗号解読の推理のような展開だと思って観たら違った、重厚な人間ドラマだ。 天才故の葛藤、そして偉業を成し得た方と思えない哀しい結末。コミカル溢れ、率直でひねくれ者の主人公は魅力的だった。 実話なりの切なさ。
3軸のタイムラインを実にうまく操って、歴史の影に追いやられていたひ...
3軸のタイムラインを実にうまく操って、歴史の影に追いやられていたひとりの「天才」の苦悩と成功、そして社会的に追放されるまでの軌跡を一気呵成に見せる構成もひとつの見どころ。大きな弱点を抱え孤高の道を選ばざるを得ない天才を演じさせたら右に出るものナシのばっちさんの繊細な表現には文字通り心臓を掴まれますね。でも暗号解読は彼の功績のアウトプットのひとつでしかないわけで、コンピュータの父と言われた「チューリングマシン」という発想の途轍もなさにまで踏み込んで欲しかったなぁ。
暗い感動
他の評論や評価を見てさらにガッカリした。映画が理解されなかったみたいで。でも理解できなかった人にも問題はある。 私はこの業界の知識はあったが、それ故に映画では省かれたどうでもいい、マシンの部品や解読のスピードが気になった、でも解読の時間の見積もりが出来なかったならチューリングはアホで業績はまぐれだったのか。 劇中の言葉がホントなら、彼にとって日常言語も暗号も同じだ、共に記号でそれ以上でも以下でもない。最近の脳科学や人工知能の失敗の累積を知っていれば当然でも、あの時代にこの知見は凄い
アカデミー賞の抱える問題。
チューリングに関しては、フォン・ノイマンと並んで、コンピュータの基礎を築いた人間として、なんとなく知っていましたが、その人がこのような苦悩を抱えていたとは知りませんでした。イギリスの国民的歌手のエルトン・ジョンがゲイであることを公言し、今年、グラミー賞を獲得したサム・スミスは以前からゲイであることを公表していたようです。まさに隔世の感があります。 カンバーバッチの演技は完璧でした。もしかして、本当のゲイではないのか、と思わせるほどの演技でした。しかし、アカデミー賞の最優秀主演男優賞はカンバーバッチには行きませんでした。こういうことは、アカデミー賞の歴史ではままあります。古くは「怒りの葡萄」や「荒野の決闘」で主演男優賞を獲れなかったヘンリー・フォンダ(フォンダは晩年、最後の主演作「黄昏」で漸く主演男優賞を獲りましたが・・・)、そして、「アラビアのロレンス」で一世一代の演技を披露しながら、主演男優賞を獲得できず(このときの受賞者は「アラバマ物語」で優等生的演技を披露したグレゴリー・ペックでした)、一昨年、惜しくも逝去したピーター・オトゥール。そして、「狼たちの午後」で狂気を漲らせた演技を披露したアル・パチーノ(このときの受賞者は「カッコーの巣の上で」のジャック・ニコルソンでした)や「評決」で格調高い演技を披露したポール・ニューマン(このときの受賞者は「ガンジー」のベン・キングズレーでした)も苦杯をなめています。尤も、パチーノとニューマンは後年、とても代表作とは言えない作品で主演男優賞を獲得しています。私は思うのです、このように素晴らしい演技を披露した俳優が二人いた場合には、二人の同時受賞でいいのではないのでしょうか。そして、目ぼしい俳優がいないときには、該当者なし、でも構わないという方式にしてもいいのではないのか、と。まぁ、そもそも、演技に対して、優劣をつけること自体、問題があるのではないのでしょうか。(かつて、そういうことを理由にアカデミー主演男優賞を辞退した役者がいました。「パットン大戦車軍団」に主演したジョージ・C・スコットです)実際、女優賞では同時受賞があったのですから、(キャサリン・ヘップバーンとバーブラ・ストライザンドです)今後は全ての部門で(勿論、作品賞も監督賞も含めて)同時受賞がありえるように検討してほしいものです。 話を元に戻すと、この映画を観ているうちに、「エニグマ」なる暗号を作成した人物がどういう人間であるのか、非常に興味が湧いてきました。太平洋戦争の勝敗の帰趨を決したミッドウェイ海戦。あの戦闘に日本軍が負けたのは日本軍の暗号がアメリカ軍に全て解読されていたからだと、言われています。暗号が解読されていなければ、太平洋戦争はともかく、ミッドウェイで日本軍は負けていなかった、とのことです。兵器を交えての戦いよりも、やはり、頭脳を駆使しての暗号解読こそが、本当の戦争では重要になってくるのだと、痛感しました。まぁ、現在のロシアの愚かな指導者のように核兵器をチラつかせるような短絡的な思考回路の持ち主を前にしては暗号など、無意味かもしれませんが・・・。
オスカーあげたいね!
ストーリーやその背景については、参考になるレビューがたくさん出ている。好き嫌いはあるだろう。個人的にこの映画の感想は?と聞かれたら、間違いなくカンバーバッチお見事!!と言う。 ずっと見入ってたね! 人物像を描いた作品では今年イチオシ! 協調性ゼロに近い天才数学者、あんな感じではないかと思わせる熱演ぶり、鑑賞して数日経過しているが、まだ余韻が残っている。
キモのところが(@_@;)
粗筋云々は他のレビュアーさんが懇切丁寧に表現しているので、割愛。
一番のキモの、アランの婚約者の女友達のヒントの意味がよく解からなかった。
多分、自分の脳みその退廃振りが顕著なんだろう。
それほど柔らかい脳みそではないと理解できない箇所が多い。
でもそれを差し引いても天才ゆえの苦悩と運命が切実と訴えかけてくる映画であると、『クリストファー』の孫であるパソコンを使ってレビューを書いてみる。
スマホが当たり前になった時代に、 見るべき映画。
激動の時代を生きた、実在した人物。 その苦悩を浮き彫りにするのも、 映画ができることのひとつ。 この映画は、それが見事に成功しています。 スリリングな演出と上手い役者で、 奇跡の物語は眩しいほどに輝きだす。 ストーリーは、長い間封印された驚愕の実話。 主人公の3つの時代を交差して、 ストーリーに厚みを持たせていく手法で、 アカデミー賞脚本賞も納得。 音楽もしなやかで、切なくて、深みをだしています。 とにかく監督のチカラがスゴい。 この尺でものすごい情報量を盛り込みながら、 劇中に引き込み、観客に問いかける。 これぞ傑作ですね。 アメリカンスナイパーといい 今年は当たりが多いけど、 これらを抑えて作品賞を獲得したバードマンが、 余計に楽しみになりました。 そして当たり前に 手のひらに収まるスマホも、 実は戦争の産物なんて。 ジョブスもゲイツも、 天才数学者アラン・チューリングの 頭脳がなければ、 存在さえしなかったかもしれません。 映画が教えてくれることって、 とっても多いですね。
莫大な軍事費あってなせた技
「数学とコンピューターをやっている人でアラン・チューリングを知らないなんてモグリだ」と旦那が言った。
私は文系なのでまったく知らなかった。
第二次世界大戦中ドイツが使っていた暗号を解読し、
英国を勝利に導き世界大戦を終わらせた天才数学者アラン・チューリングの人生。
理性と知性に満ち溢れた映画だった。
はじまって間もなくセリフ全部が暗号に思えてきた。
言葉とは暗号。
でも人間とコンピューターはまったくちがうものだ。
コンピューターのほうが、どれだけ誠実で真摯で謙虚か。
でも、物質に良いも悪いもない。どう使うか次第だ。
アランは異端だモンスターだと言われまくっていたが、
私にはこんな真っ当な人もなかなかいないと思えた。
アランがゲイだったって?
どうでもいいかな。
それで死期が早まったのは非常にもったいない話だけどそういう時代だから。普遍的なことではない。現代ならあんな扱いは受けない。
今、こうやって居ながらにして存分に遊べているのは、
アラン・チューリングのおかげなんだと。
<戦争観>
戦争とは義理も人情も通用しない世界。
頭脳でいかなければ勝てるわけがない。終われるわけがない。
が、第二次世界戦とはこんなにも計算づくで行われていたのかと愕然とした。
技術のギの字もなかった日本など勝てるわけがない。
事実負けて、アメリカの慈悲あるいは実験によって最短コースで経済大国にまで上り詰めてきたわけだが。
日本はあまりにもラッキーだったとしか言いようがない。
あの戦争で壊滅的被害を受けたにも関わらずここまでの繁栄をみせた国は他にない。
翻って昨今の戦争だが、ただの感情の放出のように見える。
ISISにしろボコ・ハラムにしろ、彼らがコンピューター戦を行っているとは思えない。
人間の原点のような暴れ方だ。
とすると、こちらはどう対抗すべきなのか。
人間という暗号、どこまで読み解けるのか。
事実は重い
第二次世界対戦中、イギリスの天才数学者が、ナチスが誇るエニグマという暗号マシーンを解読する。その事実は最近まで極秘とされ、数学者も戦後まもなく同性愛により逮捕され、ホルモン治療中に自殺、わずか41歳の生涯を終える。 隠されていた史実を明らかにするのも、映画の大きな役割のひとつかと感じた。 カンパーバッチは繊細な演技。支える役の女優も良かった。
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