劇場公開日 2015年3月13日

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「英雄の名を誰も知らない」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 awahiraさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0英雄の名を誰も知らない

2015年5月10日
PCから投稿

ノンフィクション映画,と思ったら少年漫画映画,と思ったらイミテーションゲームだった‥何言ってるんだという感じですが,そんな映画だったんです。視聴後残るのは、尋常ではない切なさ。

天才数学者、アラン・チューニングはアスペルガ症候群(映画内では明言されていないが、そう考えられているよう)により、年少の頃から良好な人間関係を築けなかった。暗号機エニグマ解読の同僚とも案の定上手くいかないが、次第に仲間と呼べる存在になっていく。ここは熱かった。しかし、それも。。。

歴史を作るのは偉業を挙げた英雄達だけではない。彼等を支える市民だけでもない。異形の、誰も知らない英雄達がいるのだ。
彼等は信念を曲げず、強い心を持っていたからこそ、成し遂げる事ができた。しかし成し遂げてしまった後には。

前半、少しとっつきにくかったかな。
1人1人がとっても良い味を出しているのだけれど、キーラ・ナイトレー(とんでも可愛い)の気持ちがわからなかった。何を望んでいたのか。主人公に対する感情とか。今度、これを見た女性に聞いてみよう。

awahira