「挑むのは、世界最強の暗号。」イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密 23さんの映画レビュー(感想・評価)
挑むのは、世界最強の暗号。
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ナチスの用いた解読不可能とされた暗号「エニグマ」
エニグマの打倒のために集められた有識者の1人チューリングの半生をえがく。
時に誰も想像しないような人物が、誰にも想像できないような偉業を成し遂げる。
天涯孤独にも思える天才にも生涯において2人の理解者がいた。
学年期に想いを寄せたクリストファーと、一度は婚約し偉業を共に成し遂げたジョーン。
エニグマの解読に挑む機械に死別したクリストファーの名を与えた。ジョーンとの別れを選んだ後も、彼はただひたすらクリストファーの成長のために生きた。
一見機械的に見える言動、当時は犯罪だった同性愛など、
曖昧な境界に苦しめられたチューリング。
イミテーションゲームとは、審判が質問し対象者の答えから機械か人間かを当てるというもの。
別の方法で考えるということは考えていないことと同義か、他者との違いに対する理解を提起するようにもとれる。
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