ビッグ・アイズのレビュー・感想・評価
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アメリカ版奈良美智
ジョージア・オキーフの名前を出しても、「?」って感じなんだー。まあ、それくらい女性芸術家は少数だったわけか。にしても、マーガレットの卑屈さはなんなんでしょ。そして、このおしゃべりで意識高い系の夫は、さらになんなんだ!? 安い値段で量産するって、自分が描いたらそんなことしたくないかな。いや、儲かると思ったらするかな。うーん、わからん。わかるのは、豪邸に暮らしてても、狭い部屋に籠もって絵を描くのは、寂しいってこと。嘘をつき続けるのも心が荒む。アートを生み出すには、気持ちの強さも必要なんだと思った。 ハワイの法廷シーンはめっちゃおもしろかった。裁判官をイラつかせるウォルター、まるでお笑い芸人。もうどうにもならないなら、謝っちゃえばいいのに、ほんと粘るなー。このたくましさが、マーガレットのような自意識の弱い人には、ある意味合っていたのかもしれない。DVの典型を見た。 BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。
まあ、ふつう
だいたいの内容は宣伝で既に周知。 演技もとてもリアルで達者。 こういった事件があった、というのも勉強になります。 でも映画として面白いかと言われれば微妙。 悪くはないので、まあ、普通といったところ。 ティム・バートンならもっと他に味付けが あっても良かったのに・・・ 少し残念です。
実話だけど、結末知らないとスリラー抜群です
多分アメリカ人には有名なお話なんでしょうね。 知らない日本人としてはなかなかのサスペンスとスリラーです。 お母さんの演技も凄いですが、お父さんには心底いらつくので裏返せば、それほどの演技、且つ演出と言えるでしょう。 しかし、共同謀議じゃないの?お母さんだって下心あったんじゃない?っていう進め方に思えますけど。
バンクシーの絵は僕にとっては全く価値はない。
芸術をどう捉えるかだと思う。ビカソのゲルニカもパリ万博ては、酷評されたそうである。この映画の中の作品もどこかの博覧会で、権威ある(?)者からディスられてから、事態が急変する。 さて、この『ビッグアイ』と称する一連の作品は、本当に芸術的に優れているのだろうか?僕は見た事はあったが、たぶんこの作家を真似た作者の絵だと思う。目玉が大きくて、おでこが広い。そして、ちょっとキツい顔をした、少女とも少年ともつかない顔。オリジナルなのだろうが、この映画の作品を見て、その作品が酷似していると思った。僕は印象的な良い絵だと思った。がしかし、この映画の中の作品てはないと今日初めて知った。ちょっとショックだが、この映画の中の作品も良い絵だと思うが、僕にとってはゲルニカと比べられない。さて それは兎も角、芸術と市場主義経済は常に矛盾して絡み合って存在しているのだと思う。バンクシーの絵は僕にとっては全く価値はない。 この映画での教訓はバカ男とは早く別れろという事だと思う。 それと、映画も芸術なのだろうから、詐欺まがいの宣伝には、果敢に立ち向かおうではないか!
有名な絵だけれど、こんな事実があったなんて驚き。 どうしようもない...
有名な絵だけれど、こんな事実があったなんて驚き。 どうしようもない夫は、最後までどうしようもなかったのですね。理解に苦しむ。そう思うということはクリストフ・ヴァルツの演技は上手かったということか。 内容は観ていて辛いものがあったけど、映像は色だったり、建物だったり、ファッションだったり、空だったり、ティム・バートンらしい世界観で可愛らしかった。 その映像と内容の対比がまた際立っておもしろいのかもしれない。
芸術性とはなんだろう
2022年6月5日 映画 #ビッグ・アイズ (2014年)鑑賞 #ティム・バートン 監督作品としては、ビッグアイズというテーマ以外はオーソドックスな作品です。 主演の #エイミー・アダムス と #クリストフ・ヴァルツ の演技で作品の質が保たれています。
女性画家の自立への闘い
印象的な大きな眼の顔を描くマーガレット・キーンさんが、全て自分の作品だとして富も名声も自由していたクズの夫に裁判で勝訴できたのは1986年。現在90代で、元気に描いておられるので良いが、映画を見る限り、世間は数十年に渡って完全にクズ夫に騙されていたと知り、驚いた。 1850年頃フランスの作家コレットも夫に作品を取られていたけれど、それから100年以上後でもまだ同じような状況ということだ。 女性クリエイターの社会での認知度というか信用度は、ごく最近までひょっとすると今でもまだまだ低いのかもしれない、と思った。
薄い
こんなことが実際に起きたなんて!と驚きを隠せないが、映画単品としては悪い意味でケレン味に溢れていてともすれば稚拙に見えてしまう。主演俳優の過剰な演技(これはこれで魅力的)、ゴシップ記者の気障なナレーション、綺麗すぎて現実味のない背景、淡々と時系列を追うだけでも面白い題材なのに残念なフィクション映画みたいになっててもったいない。
目の大きな女の子。
大きな目がとても印象的な絵がキャンパスいっぱいに画かれている。淋しげにな女の子。 油絵じゃなくアクリル画。 当時女性の地位が低いために彼女の夫がが描いた事にして売ることに。 娘に隠して絵を描く罪悪感に苛まれてまた自分が描いていることを隠して生きるのも苦しくなってくる。 二度の離婚を経験をして自立して生きていく。 宝物の娘と共に。 当時女性が自立して生きていくことが困難な時代だったんだろうなと思った。
男尊女卑が酷かった時代の話👨👩
DVの旦那から逃れて生計を立てようと母親が自身の絵を売りながら模索している。 そんな所に出会った、同じく画家志望の男。 この男と結婚して幸せになって・・・と最初は良かったのですが、 奥さんが書いた絵を旦那が自分が描いたとしてプロモーションしていく。 それが上手いこといき、評判を呼び、絵も大人気。 奥さんは自身が描いたという真実を言えない現実に精神的にも病んでいく。 1950年頃の実話です。 女の名前の絵だと売れない時代・・・。 女は男の所有物みたいに扱われて苦しかっただろう。 目の大きな絵、映画の中で見ているうちにとても引き込まれました。 実物が有ったら見てみたいな~
ちゃんと分業すれば良いのに
ウォルター・キーンが60年代に発表し、人気が出たビッグアイズの絵。実は妻が描いたものを夫が自分の名前で売り出していたという実話。 . 『天才作家の妻』と似たような話で、あれも最初から夫婦共作で出していればそんなに揉めなかったと思うんだけど、この『ビッグ・アイズ』も旦那さんがプロデュース、奥さんが制作っていう分業をちゃんとしていれば揉めないのに。 . 旦那さんは社交的で売り込みや戦略がうまかったから、この人が売らなかったらビッグアイズもここまで人気になってなかったかもしれない。 . それにしてもこの夫役のクリストフ・ワルツの怪演が良い。見ててほんとイライラするし、ホラ吹き男の薄っぺらさが滲み出てる。 . この大きな目はティム・バートンの世界観になんか通じるところあるよね。
個人的想いを乗せて・・・
マーガレットさんにハワイ島でお会いした時にはこんな過去がおありだったとはつゆ知らず・・・エホバ証人会とも関係あったなんて。すべてが合点がいった❗ティム・バートンは何故この物語を・・・?
景色が綺麗だったなぁ。 終始夏を彷彿とさせるような。 暗い映画かと...
景色が綺麗だったなぁ。 終始夏を彷彿とさせるような。 暗い映画かと思いきやそうではなく気軽に観られる映画だった。 あとやっぱり見やすい。 終盤に急にシャイニングっぽくなったのが少し意味不明で面白かった。 最終的にはスッキリとしたハッピーエンド。 描かせれば一発でわかる嘘を旦那はよくもずっと貫き通せたなと馬鹿丸出し。 旦那のお陰で娘を引き取れたり絵を上手に売り込んでくれたりと良いところもあったのに、やっぱ欲や金は人を変えるんだなと残念。 あまり浮き沈みはないけど、実話を元にしてる話だから変に脚色されてないこれぐらいの方が楽しめた。 気軽に観れたのが良かったなぁ。
物足りない
ずっと気になっていた作品。 アニメかと思ってたら…違った。 ストーリーは単純明快。 ライアン・ゴズリング似(似てない?)のヴォルツが憎たらしい旦那を名演。ホント憎たらしかったわ。 真実だから仕方ないけど、最後のエホバの証人の件などは必要だった?ちょっとわからなかったな。 細かい話だけど、ハワイに逃げて何で生活していたのか。 旦那にお金を搾り取られてもまだ余ってたのか? 娘の学校は? いくつかの気になる登場人物が中途半端感じで出てくるのが残念。 傷つけた友達、前妻の連れ子(そこ、必要?)などなど。 ビッグアイズについても、思い入れ強いならもっといろんな風に語られても良かったのでは?と。 わかりやすくて面白かったけど、ティムバートン監督だし、すごく期待した割には物足りなく、やや不完全燃焼。
ふつう
ティム・バートンが好きなので期待したが、微妙。実話を元にした話なのは知っていたが、それがティム・バートン監督とマッチしてないのでは?と思った。ナイトメア・ビフォア・クリスマスにチャーリーとチョコレート工場のようなどこか不気味だが、どこか可愛げのあるような作品を期待していた。が、今作では話は普通で唯一ティム・バートンらしさを感じたのは、周りの人間の眼が大きく見え始めたところくらい。面白いが、次観ることはない。
・そもそもこの旦那が言い寄った理由が知りたいな ・芸術家同士で分か...
・そもそもこの旦那が言い寄った理由が知りたいな ・芸術家同士で分かり合えると思ったのか。自分に自信を持つことは大切〜 ・裁判のところは本当にこんな感じだったのなら見てみたい
日陰で作品を作り続けていた女性を描いた先駆的作品
実在の画家マーガレット&ウォルター・キーン夫妻の間に起こった出来事を描いたドラマ。近年、良く描かれるゴーストライターだった女性を描いた作品の先駆的な作品。とても、面白かった。エンタメの皮を被ったドキュメンタリー作品である。
分かりやすく想定内で進んで想定内ですーっとフェイドアウト。現実世界...
分かりやすく想定内で進んで想定内ですーっとフェイドアウト。現実世界を描くとこうなる。あらためてティムの魅力が何かを感じる作品。今作でも映像のあらゆる生命に活力を感じる。植物にも海にも枯れた木にも。今にも意思を持って動き出しそうに。ファンタジーだと全てが躍動する。
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