「子供には不向き。“本当は恐ろしい”的な「美女と野獣」。」美女と野獣(2014) 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
子供には不向き。“本当は恐ろしい”的な「美女と野獣」。
【賛否両論チェック】
賛:誠実な少女と哀しき運命を背負った野獣との純愛が、ファンタジックな雰囲気の中で綺麗に描かれる。現実味のある終わり方もステキ。
否:アニメ版とは大きく異なり、ブラックなシーンも多いので、子供には不向きか。
“原作”の映画化なので、ディズニーのアニメとは180度違います。子供には分かりにくくて怖い感じの、完全大人向けのストーリーです。運命の悪戯から大きな罪を犯してしまった野獣と、そんな彼の哀しい過去を知り次第に心惹かれていくベルの、不思議で美しい恋模様が、荘厳な雰囲気の中で紡がれていきます。純粋で真っ直ぐな愛が描かれる反面、人間の醜い欲望が赤裸々に描かれてもいます。夢と現実が絶妙なバランスで組み合わさっているともいえます。
グロシーンもほぼないので、 ファンタジー好きな方には是非オススメです。
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