ハミングバードのレビュー・感想・評価
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ステイサムの恋 〜 君と過ごせて良かった
アフガニスタンでの戦闘の後遺症に苦しむ元特殊部隊の軍曹、ジョセフ・スミスをジェイソン・ステイサムが演じる。スタイリッシュな装いがセクシー。
修道女クリスティナをアガタ・ブゼクが演じる。清楚な顔立ちに修道服が似合っていましたが、真っ赤なワンピースにストレートの長い髪 … こちらも魅力的でした。
心に傷を負った彼らが選んだ道とは。
ー シエラレオネへ
テレ東を録画にて鑑賞 ( 吹替版 )
報復で5人殺した
当時、映画館で観ました🎬
ステイサム演じるジョゼフのカツラが…似合わないなあと思ってたら直ぐにいつものステイサムになってましたね。
ジョゼフは裏社会に身を置きながら、シスタークリスティナと徐々に親密になっていくのですが…。
最終的には、ジョゼフは追跡部隊か何かに見つかってしまいましたね。
うろ覚えですが、クリスティナにも別れを告げられ、映った背中には哀愁が…。
いつものステイサムアクションは少なめで、ストーリーとしてはわりと重めでしたね。
たまにはこういうステイサムもいいかもです🙂
【”喪われた生活を取り戻す為に。”ジェイソン・ステイタム主演作品としては珍しきヴァイオレンス・アクションの中に仄かな恋を絡め描いた哀しき作品。】
■「ハミングバード」戦場で隊員たちを監視する無人偵察機。
◆感想<Caution! 内容に触れています。>
・ジョセフ(ジェイソン・ステイタム)は今もハミングバードに監視され続け、PTSDに悩まされている。
・特殊部隊の一員として、戦場で犯した罪(仲間を5人殺され、復讐で5人殺した)のために妻と娘とも別れ、ホームレス生活をイザベルという少女と送っていたジョセフだが、イザベルを攫われる。
・救出の協力を仰いだ顔見知りの修道女、クリスティーナ(アガタ・ブゼク)に徐々に惹かれていくジョセフ。
・だが、クリスティーナにも哀しき過去が有り、その罪により修道女になっていたのである。
<今作は何とも切ない物語である。正義感が強すぎたためにジョセフが犯した過ちと、クリスティーナが若き頃犯した過ち。(だが、彼女は悪くないもである。)
ジョセフはイザベルを殺した犯人をキッチリ始末し、妻と娘にクリスティーナに撮って貰った写真と多額の金を渡し、身辺を整理し一人街を歩いて行くのである。その彼をハミングバードが映し出す・・。
そして、クリスティーナも自ら、支援のために過酷なアフリカへ旅立つのである。>
ひと夏の話
すっきりしない。
過去に囚われた人たちの、数ヶ月。
逃亡兵にとっては普通に生活できた時間。
修道女にとってはイカれた時間。
だけどもその立ち上がりがなんともよくわからない。
イザベラが何で拉致されたのか、不明。
路上生活者としては綺麗すぎるし。
その子が殺されたことで、二人の気持ちが一致し、一夏の恋物語が展開する。
軍隊は許しとは無縁の場所、修道女ですら神の存在を疑う。
そしていい人になりたい男も、それすら許されない。
そんな世の無情を表したかった?
うーん…
個人的には合いませんでした…
ジェイソン・ステイサム主演作にしてはアクション地味めということを差し置いても、全体的に物語としては悪い言い方をすればとっちらかってるし、良い言い方をすれば行間や余地が多い作品ではないかと。
戦争という闇で心の傷を負った男の立ち上がる様、シスターとの淡い心の通わせ、闇社会に生きるハードボイルドな佇まい、別れた妻子との関係性、そしてイザベルという少女を殺したヤツへの復讐…これだけの要素を詰め込むあまり、行間を読み解く力というか一つ一つの描写が控えめなので全体的に入り込めない
想定していた作品と違う(予告編でのイメージ等も含めて)作品のトーンが予想よりも違ったことやこういった渋めのハードボイルドかつ行間を読むような作品に馴染みがないためかなかなかキツかったなぁ…
ジョセフは戦場での罪からロンドンへと逃げ込む。そこで出会った少女が殺され復讐へと動き出す。その中、シスターとの淡い恋やかつての妻と娘などの関係も次第に変化していく…
冒頭では軍部のドローンに映される映像からジョセフの経緯が語られたり、ジョセフが鳥の幻覚を見るなどタイトルの要素を感じさせるが、ここまでで後はタイトル部分は完全に薄れる。
主軸はあくまでもロンドンでのジョセフ(ジョーイ)の生きていく様だ。
あらすじで語られる殺された少女イザベルの為の復讐という要素が大きく扱われる感じでもなく、イザベルとの関係性も大して描かれない(わざとか?にしても物語に入ってこないんだよなぁ)
勝手に入って勝手に人の家に住み着いた割には疑われもせず、アッサリとしてるし、シスターとの関係性も中途半端。心の傷を抱えたもの同士、引かれ合いながらももどかしい関係性なのだろうが…
まあ、それは概ね良かったので良いでしょう。
問題はそれ以外の要素-復讐や過去の罪、別れた妻子との関係などの要素が薄い(わざとか?)
終盤で復讐が呆気なく済むのはかまわなないが、そこまで駆り立てたのはなんだったのかと言いたいし、軍から逃げたというのも悪夢や過去の吐露などで語られる程度、妻子に至っては突然出てきて突然語られたぐらいだ。闇社会で生きる彼が見たロンドンの闇に対しても、最後の手紙で粗方密告したみたいな程度…と全体的に要素としてはあるのだが、如何せん一つひとつがサッとしか触れられてないので入り込めない。
想像させる余地を残している、男の秘める部分を小出しに、あえて描き切らない的な演出なのかもしれないが、やはり要素の多さが目立ち不足感が否めない。
ジェイソンステイサムという要素で想像してたものと違うということを差し引いても、どうにも中途半端な気がした。
悲しい
戦争の後遺症に苦しむ男性の話。自分のために寄り添ってくれた女性がなぶりものにされた挙句殺され、その復讐に燃えてしまう。復讐を遂げても最後は虚しさしか残らない感じが悲しい気持ちにさせる。最後は逃亡したのか、逮捕されたのか。
かなりもったいない!
題材がいいのに、ストーリーがB級でもったいない。空撮のラストシーンはいらないと思った。
これは残念としか言いようがない。それぞれの人物描写が薄い。話の核であるイザベルに主人公が恩をなぜ感じているのか、なんとなくはわかるが、そこちゃんと描かないとダメだよね。
ああ、ほんとにもったいない!
それぞれの再出発
今やジェイソン・ステイサムは、アクション・スターとして確固たる地位を築いたが、これはそのイメージからはちょっと外れた作品になっている。
彼が演じるのは、アフガニスタンでトラウマを抱えた元特殊部隊の兵士ジョセフ。
収容されていた病院を脱走した彼はホームレスとして路上で暮らす日々。
しかし、ある日、ホームレスからなけなしの金やドラッグを奪う“タックスマン”から逃げた彼は偶然転がり込んだアパートが長期間留守であることを知り住人になりすましホームレス生活に別れを告げる。
中国マフィアの用心棒としてのし上がっていく過程はいつものステイサムらしい姿だが、それよりも自らの過去や父親の顔さえ知らない娘への思い、同じく過去のトラウマを抱えた修道女クリスティナに惹かれていく、繊細な彼の姿の方がが印象に残るし魅力的に映った。
彼の戦場での行動は“ハミングバード”が見ていたように、過去と決別する為には、過去から逃げる訳にはいかない。
そんなことを思わせるラストだった。
うーん。もうちょっと
仲間の復習というテーマであったが、そこまで激しい内容ではない。やっと見つけた犯人をあっけなく突き落とすのがイマイチ。最後も一緒にアフリカへ行くシーンを想像したが、普通な終わり方。最後にハミングバードというテーマをつけてくる始末。アクションも思ったより少なめ。ジェイソンステイサムは結局誰が好きなのって感じでした。
傑作だ
ジェイソン・ステイサムがアル中のホームレスでありながら実は殺人マシンという非常に漫画的な設定で、ド派手なアクションシーンを期待したいところなのに、文学的とも言ってもいいくらい抑制された地に足の着いた映画だった。例えば敵をガラスに向かって叩きつけると、普通のアクション映画ならガラスがめちゃくちゃに割れる。ところが、地味にガラスがたわむくらいでぶつかった衝撃がむしろとても痛そうだった。
別れて暮らす妻子に顔向けできない男の内面をとても丁寧に描いた傑作だった。
(追記)
映画秘宝でレビューを書かせていただいた際にサンプルDVDで見たのだが、劇場公開されたので映画館で再見した。
初回はステイサムを中心に見て、男がホームレスからギャングに再生していく様子が素晴らしく感動して、あまり気にならなかったのだが、修道女の彼女がけっこうキャラが薄くて、見ていて退屈した。体操のコーチに犯されたトラウマで修道女になった話やバレエに憧れている話もとってつけたような感じだった。表現に自信がないからそのようにこってりと描写してしまうのだと思う。顔はきれいで行動も立派だったけど、接すると偉そうだし文句が多くうざい女だった。
それに比べると、ステイサムの妻はコンビニで缶詰を投げつけたり、家主にフェラをしていることを愚痴ったり場面は少ない割にキャラが立っていてよかった。
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