「呪怨の過去作品を観ていなければもっとフラットに楽しめたと思う」呪怨 終わりの始まり クァイさんの映画レビュー(感想・評価)
呪怨の過去作品を観ていなければもっとフラットに楽しめたと思う
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ネタバレありますんで、これから観る方は読まないでください。
僕は、劇場版呪怨を初めて観たときにものすごく怖いと感じました。
そこからハマってビデオ版や呪怨2および小説などで
伽倻子にの心情を察したりするほど怨念の強さに怖さを増していました。
その印象から、呪怨に対するイメージはかなり根強く植え付けられてしまいました。
なので今回の設定変更的なストーリーにはどうしても入り込めなかったです。
まず、俊雄は剛雄の息子であって
日記での誤解から始まる事件であったと言う
しっかりとした根底を何故?変えたのか?疑問です。
また、生前の伽倻子の描き方も
内気で地味な女性から気の強い女性になったと感じました。
以前の設定の方が、呪う気持ちにいた仕方なさがあったと思います。
ラストシーンも、その後の結衣はどうなったのか?想像に任せないで締めて欲しかったです。
舞台となる家も、なんだか立派になっていて
以前の一般的な民家の方が僕には感情移入しやすかったです。
全体的に昼間のシーンが多く、もっと夜のシーンがあればもっと怖かったと思います。
良かった点は
佐々木希はなかなか好演したと思います。
最所美咲の伽倻子は、目の表情が観ていて素直に怖いと感じました。
クライマックスの階段では、逃げ場のなさが強調されていて良かったです。
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