ソロモンの偽証 後篇・裁判のレビュー・感想・評価
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ネタバレ以降は観るのが嫌になった!!
前篇→うぉーっ!!面白いぜ!!
後篇→裁判いらないじゃん。なぜ私はこの映画を観たのだろうか(´・ω・`)
どうしてこうなった(・・?)
前編で期待し後半に突入。
中学生による裁判が始まりました。
感想はとにかくイライラ。裁判が面白く無い。
前編の期待が一気にフラストレーションになり溜まり出す。
前編で良かったにきび少女と永作博美も影をひそめ、「こんな原因で死んだのかよ、、、」とガックリです。
(これでは前編で死んだ太った少女が浮かばれない。)
中学生による中学生の裁判。テーマが良かっただけに裁判の脚本、内容がつまらなく残念。
前編と後編合わせてのレビューは星2.5です。
前編が良すぎた、、、、後半息切れと言う感じです。
何故かしら
全体を通しては割と飽きなく観ることができて、ちょっとクサいなーと思うところはあるにしても、いじめや自殺をテーマに頑張ったかなぁと思いました
が
最後のエンディングのU2はちょーっと合わなかったかなぁー。
私も大好きな曲なのですが、この映画には合わないなーと感じてしまいました。
セットで評価したので、前編のを貼り付け
緻密なストーリーを表現してくれた若手俳優陣
表紙や最初の雰囲気から、もっとおどろおどろしい(「告白」みたいな)ストーリーかと思ったんですが、青少年として健全に生きていくことの大切さを、大人たちと戦いながら自分たちで気付いていくという「教育的」な話でした。
中学生たちはほとんど見たことのない役者ばかりでしたが、それぞれがキャラクターを出しながら作品の雰囲気を築き上げていってる感じでした。
特に殺された中学生役の演技は恐怖すら覚えました。デビュー作だそうで。
日本映画史上最大規模のオーディションをやっただけあって、複雑なストーリーや心理描写を的確に表現できてたと思います。
うーん
DVDで立て続けに見ました。
裁判では次々と謎が明らかになっていきますが、最後の最後にもう1回どんでん返しが欲しかった。
あーえ、これで終わり?っていう感じでした。
柏木君の行動原理がいまいち分かりませんでした…
残念。。
真相を解明するための裁判。
前編で広げた大風呂敷をどうやって畳むのか?
裁判を進める過程で、証人喚問で呼ばれる関係者が取って付けた様に善悪はっきりさせて白黒が付いていく。
前編の不気味さから一転。明快な裁判運営で、テンポよく、登場人物が証人喚問に呼ばれて、ドンドン風呂敷を閉じていく。
最後は確かに大どんでん返しだけど、ここまで隠しておく必然性が無いし感動もしない。それじゃー自殺した柏木君は、ただの嫌な奴なのでは?と思ってしまう。
突っ込み所も満載。何故被疑者は一人だけなの?等々、キリが無い。
原作は誰が偽証しているのかを解き明かす推理小説風なのだろうか。
映画としては、前編の前振りが風呂敷広げ過ぎもあって、風呂敷閉じるので精一杯で、最も肝心と思われる自殺した柏木君の動機や裏が良く分からず、大どんでんだねという事しか残らない。残念。
後編のほうが面白かった
後編もレンタルと地上波で拝見しました。前編は、同級生の謎の死から始まり学校内裁判を開くというストーリーだったのでモヤモヤ感がありましたが後編は事件の真相と真犯人の登場で、一つの謎が解けたので面白かったです。前編は、涼子を取り巻くキャラクターたちの心情が複雑に絡んだヒューマンドラマ、後編はジェットコースターのような展開で謎が明らかになるミステリーサスペンスです。犯人は、札付きのワルである大出ではなく、ミステリアスな他校の生徒である神原であったのです。結局、二人とも裁かれず終わったので伏線がしっかり回収されてる感じがよかったです。
評価がわかれてるけど自分は良かった
評価が低い人が多い。例えば真相への期待が高まっていのに、後編早々に大出は無罪で三宅は偽証で動きそうになく、その後も動かない展開にがっかりしたり勢いを失ったように感じてしまう人。例えば、柏木くんに嫌悪感を感じたり掘り下げに納得のいかない人。原作とのコンセプトの違いを嫌がる人。
偽証とか裁判とか名前についているから、真相への期待が高まってしまうけど、序盤でそれは違うと気付くことができた。これは救済の話なのだと。罪や弱さを認めさせ、そして救済していく。前に進む事ができるように。
柏木とその両親だけこの輪に入っていない。それは彼が人の罪を見通す悪魔であり悪役として描かれているからではないだろうか。
原作とは違う部分もあるのだろうけど、これはこれで映画として良く出来ている思う。
不快感。
柏木ってなんなの?
本当にきもい。
胸糞悪すぎる。
前半の盛り上がりが良かっただけに、
後半のグダグダ感にがっかり。
前後半に分けずにグッと凝縮した方が中弛みなくスッキリまとまったのでは?
∑(゚Д゚)演技が...
どうした柏木君!神原君!
後半は君たちの演技に
かかってるというのに...(ー ー;)
柏木君に至っては
寒かったのか滑舌が悪いのか
面白い事になってたw
裁判編ではそうだな〜
やはり野田君が活躍してなくて
井上君も光らなかったなぁ
残念無念(-。-;
そして樹里ちゃん!
最後の両親に謝るシーンは素敵だったけど
私は樹里ちゃんが嘘を貫こうとした心理に
注目して欲しかった!
あそこで樹里ちゃんの印象がガラッと変わって
愛せるキャラになったから。残念だ...
まぁでもやっぱりこの映画の失敗は
野田君を光らせなかったことにあると
私は思います|ू・ω・` )
前編から急にスローダウンし、間延びしていたように感じました。 主役...
前編から急にスローダウンし、間延びしていたように感じました。
主役の子は、みていても嫌な気がしないので、ほんとにいい子なんだろなぁと。
とにかく長い。遅い。そして真相は実にしょうもない。
一つの事件の全貌を本気で解明するためには、これだけの時間と労力が必要なのだ
「心の声に蓋をすれば、自分が見たいものしか見えなくなるし、信じたいものしか信じられなくなる。そのことが一番、怖いことなんだなぁ(現校長の台詞)」
何か事件が起こったとき、その原因は必ずしも一つではない。
学校のように大人数が属する組織の中で起こった事件であればなおさら、様々な要因が複雑に絡み合って事件につながる。
その原因の全てを明らかにし、加害者と被害者だけでなく全ての関係者において問題を解決し、何一つグレーで終わらせないようにするためには、ここまでしなくてはいけないのか、ということを思い知らされる作品。
確かにとても長い作品であることに間違いはない。
原作小説は全6巻だし、映画も登場人物を減らしたり(重要人物に思えた柏木兄は出てこなかったし、井出と橋口もさらっとしか描かれなかった)、柏木くんの人格描写のシーン数を少なく凝縮したりしたにもかかわらず、前編後編あわせて5時間もある。
でもそこまでしないと、この事件を、全ての登場人物にとって満足のいく形で終わらせることはできなかった。
神原くんが最後まで真実を話さなかった理由を解明すること。
元校長が取った行動の真の意図(保身ではなく、純粋に生徒を守りたかった)と、自分の過ちを認めた彼の真摯さを伝えること。
森口先生の真実を明らかにすること。
柏木くんの死に対して大出くんを単なる「無罪」で終わらせず、彼が今までしてきた悪事を白昼の元に晒し、自分の「罪」に気付かせること。
告発状を書き、裁判では死んだ松子のせいにしてまで自分の主張を通しさざるを得なかった三宅樹里の絶望を、学校全体に訴えること。
その全部が完璧に描かれていた。
だから、見終わったあとに言葉にならないほどの爽快感を得た。
成島監督というのは「八日目の蝉」の監督だったね。
「八日目の蝉」も大好きな作品だったから(私としては原作の何倍も良かった)、すごくいい作品を作る監督だなぁ。
以下戯言。
大人たち、やけに素直だな。
なんだかんだ文句を言っていた先生たちも全員出席しているし、証人として話す大人たちも律儀に敬語だし。
主要メンバーの保護者が興味を示すのはわかるけれど、そうでない生徒の親までもが夏休みのクソ暑い体育館に生徒たちのなんちゃって裁判を見に来るか?というのはちょっと疑問だった。
・・・なんてことを考えてしまうのは私が年をとったからかなぁ。
大人になった涼子も言っていたけれど、中学三年生だからできたこと、という言葉の通りだと思う。
しかも、あの時代(1991年って私まだ4歳だったからどんな時代だったか知らないけど)だからこそ、な気がする。
真面目で、なんだかんだ素直で、反発こそすれ教師や親という存在を敬っている子供たち。
今だったら、というか私が過ごした中学三年生時代だったら、こんな展開絶対ないわ。
何か一つの課題に、長期間にわたって大勢で力を合わせて取り組む、という経験をした記憶がほとんどない。
自分が中学校三年生のときとか、イジメもあったけれど根本的な解決とか考えもしなかったし、具体的に自分の受験勉強と彼氏のことしか考えてなかったわ。クソだわ。
そんなんだから、
終盤、神原くんに対する涼子の演説には少ししらけてしまった。
自分があの場にいたら、「うわー」とか言って大げさに身震いしながら白目を剥いて退席したかもしれない。
ただそのどっちらけ感はほんの一瞬のことで、エンドロールが流れてくる頃にはもうこの作品に対する充実感でいっぱいになっていた。
あのシーンだけを切り取るとシラケてしまうけれど、全体としてみればやっぱり壮大で壮絶で、最後までやりきった生徒たちのパワーとエネルギーに尊敬の念を感じる。
神原くん、本人も役柄もイケメン過ぎ。
ちょっと滑舌が悪いところが完璧じゃなくて余計にいいよ(完全に好みの問題
映画も小説も、余計な恋愛要素が一切ないのが素晴らしいと思った。
一気に安っぽくなるからね。
大出くんは「渇き。」の少年役だった。
ひ弱な少年と学年一の不良、という真逆の役どころをこなすというのも役者としてすごいことだと思う。
これで若干16歳かよ。なんなんだよ。
主演ではないけれど、一番演技が凄かったのは柏木くんなんじゃないかと密かに思っている。
神原とのシーン、「救いようがないって言ってるんだよ!」の声と目付きには鳥肌。
調べてみたら「マザー・ゲーム」に出ていた子だった。
問題を抱えて苦悶する思春期の少年役が上手いというのは役者としてとても立派なことだと思う。
望月歩くん、今後も注目しよう。
あとはオーディションから撮影秘話までが収録された特典映像も、たっぷり楽しんだ。
学年一の秀才で判事を務めた井上役の西村成忠くんが、実は学校の英語のテストで15点だったというのがハイライト。
いいギャップだな。
全てを受け止めて少年少女たちは前に進む
宮部みゆきの大長編小説を2部作で映画化した大作ミステリーの後編。
いよいよ始まる学校裁判。
検事・涼子と弁護士・神原がそれぞれ主張する中、驚愕の真相、秘められた真実が明かされる…!
他の方のレビューを見ると、前編の方が面白かったという声がちらほら目立つが、何の何の!
裁判シーンも少年少女たちの演技も迫真。
前編には無かった感動要素も。
元々裁判モノが好きな事もあり、終始引き込まれ、前編に劣らぬ見応え!
学校裁判が開廷するのは始まって約1時間後。
裁判へ挑む当事者たちの内面が今一度じっくり描かれる。
裁判に反対する保護者側。
証人として出席を決意する樹理と大出。
決意を固める涼子。
神原は涼子とある約束をする…。
子供たちが学校で開く裁判。
茶番、裁判ごっこと見なし、面白可笑しく冷やかし、野次を飛ばす生徒や保護者たちには腹が立った。
こういう輩が、柏木が言う所の見て見ぬ振りをする悪質な偽善者。
どうでもいい、自分たちには関係ない…そんな生半可な気持ちは裁判が始まって吹っ飛んだ。
この学校裁判は、真実を究明するのが目的であって、誰かの罪を裁く場ではない。
結果的に生徒の犠牲者を出す事になったが、生徒たちを守ろうとした元校長への謝意。
死んだ柏木への本心を打ち明ける担任の謝罪。
これまで明かす事が出来なかった当事者たちの誠心誠意の意思表明。
目を背けようとしていた大人たちも苦しんでいた。
証人として出席した樹理と大出。
死人に口無し…とばかりに嘘か真か曖昧な証言をする樹理。
自分の弁護士である神原から過去の行いについて厳しく追及される大出。
二人には厳しい声がかけられる。
いじめに苦しんだ樹理。悲痛な訴え。しかし、そうする事しか出来なかったのか。
大出も父の暴力に苦しみ、母の身を案じる一面を持っているものの、だからと言ってこれまでして来た事は許されるものではない。
大出に苦しめられてきた者たちに変わって神原が投げ掛ける訴えには胸を打たれた。
裁判が進むにつれ、少しずつ明らかになる真相。
最終日に急展開。新証人、柏木が死の直前に会っていたある人物の存在。
その人物が語る真実。
それは、悲しみの告白…。
事件のキーは言うまでもなく、死んだ柏木。
彼が抱える心の闇。
居て欲しかったのだ、自分と同じ存在が。
気付きたくなかったのだ、自分を分かってくれるその人物を。
“その人物”は自分を裁いて欲しいと訴える。自分は偽善者であり、全て自分に否があると。
が、この学校裁判は裁く為の裁判ではない。
その人物に否があるとしたら、皆に否がある。
その人物だけだろう。柏木に手を差し伸べたのは。
真実が判明すると、必ず傷付く者が居る。
それはどうしようもない、避けられない運命。
それが当人たちのこれから生きていく上でどう影響するか、誰にも分からない。
が、全てを踏まえた上で少年少女たちは前に進む。
全てを受け止めた涼子の眼差し、佇まいが忘れ難い。
読書への誘い❓
前編を観てあんなに盛り上がったのに、後編はドキドキ感が減った感じがしました。裁判も前編の説明が多く、謎解きの要素は低くなりました。事実関係を追うのに忙しく、登場人物の心理まで迫る時間はなかったのかも知れませんが残念です。
ですから、裁判後の生徒、大人の対応がご都合主義に思えます。事実が明るみに出たのに、警察や学校、保護者は動かないのでしょうか?生徒間に気まずさは残らないのでしょうか?涼子は、何故教師になったのでしょうか?映画では限界かもしれないので、原作を読んでみます。
中学生役のみなさん、頑張りました。どの子も印象が強かったです。次の作品も楽しみです。
緻密で大胆。
原作を読み終えて鑑賞。前・後編ともに期待に応えるものだったと私的には思った。
現代パートから始まり、(ま、またかよ…)とは思ったけど、それからは「省略の美」みたいなものに感服。やはり旨い。当然、映画としてスリム化する訳だけども、柏木の生に対する絶望を決定づける出来事まで削るとは思わなかった。そのかわりと言っては何だけど、前編で藤野涼子に対し「偽善者」「口先だけ」などの言葉を浴びせるなど、かなり接近させていた。この為、原作より涼子の裁判への動機づけに厚みが出ていた。相殺してた感じ。
大胆に大ナタふるって削りつつも、骨格、本質はしっかりしていたと私は観受けた。
ただ、もう少し原作みたくウィットを効かせても良かったと思う。そういう意味では是非とも映像化して欲しかったのが、神原側の証人・土橋雪子!「証人のユキで〜す!てへっ♪てかショウニンてなぁに?」みたいなノリで(笑)
映画単体でも見応えがあるけど、原作も面白かった。
生徒役の皆さんの演技、必見だと思いますです。
期待はずれ?
前編がとても面白かったため後編のハードルがあがってしまったのか、つまらなく感じました。
なぜ柏木君は自殺したのかがわからない…
かんばるくんの裁いて欲しい欲求も、個人的には理解できなかったです。
最後急ぎ足だったかなぁとも思います。松子の追悼コンサートとかいるか?ロードショーだとカットされるだろとか考えちゃいました。
松子、好きですけどね
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