ソロモンの偽証 後篇・裁判のレビュー・感想・評価
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中学生の発表会を観てるよう。
●いろんな意味で息が詰まる
真実は善か悪か
ミステリアスに運んだ前作の続編ですが、誰が鍵となるか、実際何が起こったのかは大体予想がつくと思います。
柏木君の描き方が誤解を招く気がします。
親も警察も学校もマスコミも、子供のため、生徒を守るためだからと言って、オトナの都合で未成年を言いくるめる。
生徒にしか見えない学校生活特有の社会。綺麗事を述べて悪を見過ごす悪は、どの程度罪が重いのか。決定的な悪を嘘で裁くことは許されるのか。
年齢無関係に偽善者…自己防衛や感情で曇った善悪の判断がつかない者…の集団であるこの社会で、誰に他人を裁く権利があるのか。
幾つになっても難しいけれど、己を正面から見つめて最善を尽くし、互いに許し合う、それしか救いはないのでしょう。でも帰るべき場所が帰りたい場所とは限らない、経済的に自立できない思春期の苦悩を思い出しました。
残念。。
真相を解明するための裁判。
前編で広げた大風呂敷をどうやって畳むのか?
裁判を進める過程で、証人喚問で呼ばれる関係者が取って付けた様に善悪はっきりさせて白黒が付いていく。
前編の不気味さから一転。明快な裁判運営で、テンポよく、登場人物が証人喚問に呼ばれて、ドンドン風呂敷を閉じていく。
最後は確かに大どんでん返しだけど、ここまで隠しておく必然性が無いし感動もしない。それじゃー自殺した柏木君は、ただの嫌な奴なのでは?と思ってしまう。
突っ込み所も満載。何故被疑者は一人だけなの?等々、キリが無い。
原作は誰が偽証しているのかを解き明かす推理小説風なのだろうか。
映画としては、前編の前振りが風呂敷広げ過ぎもあって、風呂敷閉じるので精一杯で、最も肝心と思われる自殺した柏木君の動機や裏が良く分からず、大どんでんだねという事しか残らない。残念。
後編のほうが面白かった
後編もレンタルと地上波で拝見しました。前編は、同級生の謎の死から始まり学校内裁判を開くというストーリーだったのでモヤモヤ感がありましたが後編は事件の真相と真犯人の登場で、一つの謎が解けたので面白かったです。前編は、涼子を取り巻くキャラクターたちの心情が複雑に絡んだヒューマンドラマ、後編はジェットコースターのような展開で謎が明らかになるミステリーサスペンスです。犯人は、札付きのワルである大出ではなく、ミステリアスな他校の生徒である神原であったのです。結局、二人とも裁かれず終わったので伏線がしっかり回収されてる感じがよかったです。
評価がわかれてるけど自分は良かった
評価が低い人が多い。例えば真相への期待が高まっていのに、後編早々に大出は無罪で三宅は偽証で動きそうになく、その後も動かない展開にがっかりしたり勢いを失ったように感じてしまう人。例えば、柏木くんに嫌悪感を感じたり掘り下げに納得のいかない人。原作とのコンセプトの違いを嫌がる人。
偽証とか裁判とか名前についているから、真相への期待が高まってしまうけど、序盤でそれは違うと気付くことができた。これは救済の話なのだと。罪や弱さを認めさせ、そして救済していく。前に進む事ができるように。
柏木とその両親だけこの輪に入っていない。それは彼が人の罪を見通す悪魔であり悪役として描かれているからではないだろうか。
原作とは違う部分もあるのだろうけど、これはこれで映画として良く出来ている思う。
不快感。
柏木ってなんなの?
本当にきもい。
胸糞悪すぎる。
前半の盛り上がりが良かっただけに、
後半のグダグダ感にがっかり。
前後半に分けずにグッと凝縮した方が中弛みなくスッキリまとまったのでは?
山本
尋也。何だか柏木くんは死ぬべくして死んだ感じ。やたら面倒臭い少年。柏木くんがなんでそんな面倒臭いことになってるのか、お父さんお母さんに問題なさそうだし、動機は全く描かれず。本当は動機なんて別に必要ないのだが、一応、裁判映画なんだから。原作がどうなのかは知らないが、少年少女がなんとか青臭い匂いを漂わせているのに、5時間全く青春映画になっていない。というか、驚くほど話がつまんない。なんでこんな脚本で前後編に分けて映画化しようとか思うんだろう。尊厳なる死をと言って教室の机の上から飛び出した、ただいまおかえりを1人繰り返す少年。台風クラブを見たか?という話。成島出って相米慎二の助監督とかじゃなかったのかしら。子供達がなんか勿体無い。97年透明な存在とか言ってた14歳の少年を忘れたのか?という話。江東区、隅田川感が少しだけ漂っているのが救い。
ソロモンの偽証
最後までサスペンス的要素が残るものとして見ていたが、ホントに意味していたものが違った。
大人になると誤魔化し方ばかり上達する。誤魔化し方が上手な人が増え、正直な言葉が周りに伝わらなくなる。舞台が中学校であるから成り立つ結論であり、大人がこれをしても、納得がいく人は少ないと思う。「無責任」で「ダメな大人」のレッテルを貼られる。
でもこんなことを書いてる自分ももう立派な大人であるべきであることにゾッとした。登場人物たちのように自分の行動に責任をもて、と指を指されている感覚に陥った。
約80年の人生の一本の線の上で、自分は今どこに居てその場所に見合った責任ある行動を取れているか、これは大人への警告であり、いまを生きる子供たちに大人への準備を促す教科書だと思った。
∑(゚Д゚)演技が...
どうした柏木君!神原君!
後半は君たちの演技に
かかってるというのに...(ー ー;)
柏木君に至っては
寒かったのか滑舌が悪いのか
面白い事になってたw
裁判編ではそうだな〜
やはり野田君が活躍してなくて
井上君も光らなかったなぁ
残念無念(-。-;
そして樹里ちゃん!
最後の両親に謝るシーンは素敵だったけど
私は樹里ちゃんが嘘を貫こうとした心理に
注目して欲しかった!
あそこで樹里ちゃんの印象がガラッと変わって
愛せるキャラになったから。残念だ...
まぁでもやっぱりこの映画の失敗は
野田君を光らせなかったことにあると
私は思います|ू・ω・` )
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