パッセンジャーのレビュー・感想・評価
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微妙
ご都合主義のラストだが
まあ、これはこれでありなのかとは思う。
実際、不覚にも涙してしまったわけだし。
でも、よくよく考えてみれば、
全編を通して都合良すぎる展開ではある。
そもそも映画って、そういうものなのかもしれない。
個人的には胸に疼痛が残るラストなら、
☆0.5プラスだった。
また、導入部が長すぎて、ちょっと眠くなったし、
2人が結ばれるまでもやや冗長だった。
ジェニファー・ローレンスの魅力に、
中盤まではずいぶん助けられていたように思う。
木は必ず育つ
冒頭から燃える。
しかし、宇宙とは神秘的の反面、人間にはどうしようもないこわさを秘めている。
人は時に独りを求めてしまうが、世界にひとりだけになってしまったらとてもおそろしいものだ。
いくら文明が発展し、文化や社会が潤ったとしても、それを共有できる人がいないと人生は何の輝きもないんだろうな。
人はなぜ涙するのか。
それはきっと心があるからではないだろうか。
心は人々を涙させ、そして生きる力を与えてくれる。
毎日の日々は知らぬ内にこころであふれている。
作中のBG一つとっても心は動くのだ。
情景も、シリアスだったり、美しかったりと素晴らしかった。
愛するものだけには正直に生きたい。
うそは相手だけでなく、自分を自分ではなくしてしまう。
人生というものは、街があり、店があり、文化があり、自然があり、そして愛する人がいるからこそ、おもしろい。
死が訪れる時、愛するひとたちを想い、最期を迎えたいな。
そう、何度だって生まれ変わるんだ。
何もないところにも、木は必ず、育つ。
そこに秤があったとして。
2人の始まりが…
主人公が1人で生活するシーンは、彼のとてつもない孤独感が伝わって来て良かった。バスケやゲームなどをして一見楽しくしているようで、本当は孤独で堪らない。そんな姿は見ていられないほどだった。孤独から抜け出すために彼はある禁じ手を使う。そこからの罪悪感との戦いには感情移入できた。
女性との幸せな日々から一転したシーンは、思わず目をつぶってしまった。
恋愛映画としては話の流れやハプニングはありがちなものだったが、しっかりと感動させられた。
恋のスタートは思いがけないものと言うが、この映画のスタートは少し重すぎる気がする。こんなに衝撃的な恋のスタートは見たことがない。
ジェニファー・ローレンスの真実を知った時の取り乱し様は見ものだった。
ストーキング・ホラー
もしもこうだったら…
予告でもあるように冬眠状態から早く目覚めてしまった男の話。もちろん後からオーロラ(ジェニファー・ローレンス)も目覚めてしまう。
そーいう展開で来たか~となかなか面白い。
宇宙での孤独映画って他にもいろいろある。宇宙の美しさや宇宙船の中の未来的設備とかも大切だけど、孤独や活路とか窮地だったりと脚本や映像美の他にも役者個人の演技力も大切な1つになってくると思うわけで…その点クリプラだとやや役不足だった気がする。ジェニファー・ローレンスは良かった。
(クリプラのことは嫌いではありません。むしろ好きです…軽い感じとかw)
もしもこうなってしまったらどうするか、どう選択するか、選択した先にあるもの…
アダムとイブが頭をよぎる。
でも普通に面白かったです。
宇宙版タイタニック
これぞ映画!
なかなか予想外な展開で。
これは男の恋愛映画
アールデコ調の船内のデザインは初期007シリーズのジョンバリーを。そしてコールドスリープ等々のガジェットやアイディアは昭和のSFの香りが感じられるし、そしてラストはあの『サイレント・ランニング』を思い起こさせる。
スターボウやローレンツ収縮の描写はないけども恒星間ラムジェットが登場したのも個人的にはワクワクする。
それだけでもう「ありがとうございます」な気分なのだが、それらを背景に展開するのはかつては結構あったはずなのに今や数が少なくなっている「男が観る恋愛映画」だ。
「恋愛映画は女が観るもの」と思い込んでいる人には「男だって恋愛映画は観るぞ」の気持ちでこの映画をおススメしたい。これはそうゆう映画だ。
後半は、しでかした事の穴埋めをするかのように展開するが、それは赦されるし、何よりも最後は「あの人」は幸せだったはずだと分かる。
ラストを見ればそう思うしかないではないか。
SFというよりラブストーリー
SF感があるようで実際は宇宙で孤独なラブストーリーというような感じでした。
ストーリーにツッコミどころがないわけではありませんが、まぁこれでもいいかなと思います。もしこれが中年カップルだったりしたならばかなり残念なんだろうと思います。この二人だからこそのありです。ジェニファー・ローレンスは常に綺麗で演技もとても良かったです。クリス・プラットも一人の時と二人のときの表情が大きく違っていて、とても印象的でした。
宇宙船のデザインや、宇宙船内部のデザインもとても綺麗でとてもいい感じの内装で良かったと思います。
自分がもしこんな立場ならと思わず考えさせられることも結構ありました。
ストーリーにはなにかが足りないような気がして、物足りなさを感じて、最後観終わってもなんだか釈然しないことが残りました。最後もう少しその後が観たかったような、もう少しなにか二人のあった印みたいなものがもう少し欲しかったです。
昭和のSF(何もかもつるつるだった頃)
期待してなかったけど
なんだかんだで考えさせられる
突っ込みどころもチラホラですが、なかなか面白かったです♪
宇宙船アヴァロンの外観・内観をはじめとするデザイン性の高さ、衣装のスタイリッシュさ、映像と音楽のマッチングなど、映画全体のイメージづけが素晴らしく、まずそれだけでも胸が高まります。
トーマス・ニューマンの劇伴は優雅で広大な宇宙の神秘性を表現するとともに、その巨大な空間の恐ろしさを含んで観客の不安感を煽る。それは目的の地へたどり着くことなく一生を終える二人の心をも表していると感じました。
その世界でジェニファー・ローレンス×クリス・プラットの共演が見れるわけで、多少おざなりな展開があったとしてもどーでも良くなりますゎ。
ストーリー展開も大まかに見れば決して悪くなく、登場人物の葛藤を目の当たりにし『もし自分だったら…』と考えさせられます。
これでジェニファー演じるオーロラの(特に後半の)心情の変化をもう少し伝わりやすく編集してくれていれば、もっと良かったのに。彼女がいい演技をしているだけにそこは残念。
とはいえ全体的にはとても楽しく、朝早く行った割には眠くなることもなく満足!
ちなみにあまり上映されてませんが吹替は、
ジェニファー・ローレンス(水樹奈々)
クリス・プラット(小松史法)
マイケル・シーン(村治学)
となっております。
ジェニファーの声が水樹さんで、アニメっぽくならないかな?と少し不安だったんですが、思った以上に実写にフィット!大人の魅力たっぷりに演じてくれてます。
そしてこちらも吹替声優がなかなか定まらないクリスにはトランスフォーマーのサムとかやっている小松さん。クリスの顔にしちゃ少し声が軽い気もしますが、彼の軽快な演技にはピッタリかも。
後半には“あの男”が出て来て“あの声”で喋ってくれます(笑)
ただ、吹替だとエンドロールでJUJUの曲が流れまして、、
曲自体はいい曲なんですけども、どうも映画の雰囲気と合わなくて…。特にこだわらなければ字幕で見て通常の曲で見終わった方が無難かも知れません。
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